【保存版】婚約・式・新生活etc.結婚にはいくらかかる?平均額まとめ
結婚準備ってとにかくお金がかかりそう……いったい総額どれくらいお金がかかるの?と心配な人もいますよね。そこで、婚約から結婚式、ハネムーン、新生活まで、結婚にかかるお金の平均金額を解説。さっと眺めるだけで、結婚全体の流れがざっくり分かるように、ご説明します。
結婚にかかるお金、全部でいくら?
婚約+結婚式+ハネムーン+新生活で平均額は約530万円!
結婚にかかるお金には大きく分けて「婚約」「結婚式」「ハネムーン」「新生活」があります。
●婚約費用(★)……婚約食事会(平均6万7000円)と婚約指輪(平均38万2000円)、婚約指輪の返礼品(平均13万5000円)で約58万円。結納金や結納品のやりとりをすると金額がアップします。
●結婚式費用(★)……式費用はゲスト数(平均49.1人)や地域、会場、日取り、式の内容などで異なります。平均は約327万円ですが、価格帯ごとの割合はそれぞれおよそ300万円未満38.1%、300万円台25.1%、400万円台22.3%、500万円以上14.6%と幅があります。
●新生活費用……平均100万円の内訳はインテリア・家具が24万4000円、家電が28万8000円、賃貸契約時の費用約34万円、引っ越し代約8万3000円。購入する物や家賃、引っ越しの方法や時期、荷物の量などで金額は異なります。
●ハネムーン費用(★)……平均金額の約49万円は旅費(平均5.6日間で43万4000円)とお土産代(5万9000円)の合計で、旅費に含まれない観光や食事代、国内交通費などは除いています。行き先や日数などで金額が大きく変わります。
一方で頂いたご祝儀の平均は197万8000円★、親からの援助は181万1000円★。結婚にかかる総額からこれらを引いた持ち出し分は151万円程度が相場です。
婚約にかかるお金の内訳は?
婚約指輪+親あいさつ+婚約食事会を含めて約58万円
婚約したら最初に必要なのは、親へのあいさつ。結婚を認めてもらうため、互いの親を訪ねます。その後、両家の顔合わせを兼ねて食事会を催すのが一般的な流れとなります。
●婚約指輪(★)……彼から婚約記念品をもらった人は72.5%で、そのうちのほぼ9割が婚約指輪。指輪代はダイヤの質やブランドなどで変わり、価格帯で一番多いのは30万円台(約31%)、次が20万円台(約21%)。
●婚約指輪の返礼品(★)……彼から記念品をもらった人の46.2%がお返しをしています。品物の定番は腕時計(約36%)とスーツ(約14%)。かばんや財布、家電などにした人も。
●親あいさつ手土産……相場は3000~5000円。お互いがお菓子やお酒などを用意します。
●婚約食事会……両家で婚約を調える方法には婚約(顔合わせ)食事会(約84%)、結納(約2%)、顔合わせ+結納(約6%)などがあります(★)。食事会は料亭、ホテル、レストランで行う人が多く、食事代は1人平均約1万2000円。結納をした人の食事代含めた結納式の平均は20万6000円★で、食事会よりも高額になる傾向が。
●結納金(★)……平均は100万円弱ですが、50万円、100万円などキリのよい金額や末広がりで縁起のいい80万円などにするのが一般的。最近は婚約食事会でも結納金を用意するケースもあります。
●結納返し(品物)(★)……品物は婚約指輪の返礼品と同様ですが、結納金を頂いた場合は金額を高くする人が多い。関東と関西で異なりますが現金でお返しする場合は結納金の半分が目安で、平均は24万9000円。お返しをしない代わりに結納金を低くするやり方も。
この他、親あいさつのために洋服や服飾品を購入する人も。婚約食事会では双方で手土産を用意する人も多く、結納をきちんとする場合は数万円の結納品も必要になります。
結婚式にかかるお金の内訳は?
規模や招待人数にもよるけれど、平均額は327万円
式スタイルや会場、ゲスト数など、最も人によって上下するのが結婚式費用。ここでは、結婚式で必要な主な項目をご紹介。金額はすべて平均です。
●挙式料(★)……挙式スタイル、会場、音楽や演出の内容などで金額が異なります。平均は35万円ですが、多いのは20万円台(約29%)、10万円台(28%)。
●会場費……会場使用料、サービス料、介添え料、司会者の合計。会場使用料を席料という会場もあり、控室などが別料金になることも。
●料理・飲物……金額の中身は料理1万6700円★、飲物4400円★。ウエディングケーキは別で(1人平均1240円)、ウエルカムドリンクや乾杯ドリンクも別料金になることも。
●ギフト……1人当たりのギフト約6200円★(食器などの引出物+引菓子+プチギフト)に紙袋約380円を加えて1人6280円。親族は高くするなど人によって金額を変える人多数。ギフトには親への記念品もあります。
●ペーパーアイテム(★)……招待状353円と席次表340円、席札179円で合計約872円。プロフィールやメニュー表を別に作るか、席次表にまとめるかでも金額が異なります。
●装花・ブーケ……装花の総額が18万7000円★で、メイン卓は約8万8400円、ゲスト卓は1つ約9300円。ブーケ総額は4万6000円★で、1つ平均は3万3000円★。
●写真・ビデオ撮影…上記はスナップ写真20万6000円★、ビデオ撮影20万8000円★、記念撮影約6万3500円の合計。ふたりの記念写真を前撮りした人の平均は約17万円。
●映像演出……内訳はプロフィールムービーなどの制作費総額10万9000円★、音響照明料約7万4000円。プロジェクター使用料が別料金になる会場も(約4万7000円)。映像は何をプロに頼むかで大きな差が発生。
●衣裳(★)……新婦は平均2.2着で51万円、新郎は平均1.5着で16万9000円。衣裳代に含まれる小物はまちまちで、小物が別料金となって数万円かかることも。
●美容着付け……費用はお色直しの回数などで異なりますが、平均は新婦約9万9000円、新郎約2万1000円。このほか事前に行うリハーサルやネイル、エステにもお金がかかります。
新生活にかかるお金の内訳は?
家具家電と賃貸の新居への引っ越しで約96万円
結婚するといっても、今まで実家住まいだった人もいれば、すでに一緒に生活していた人、1人暮らしである程度の家具・家電がそろっていた人もいて、新生活にかかる費用は個人差が大きいところ。
下記以外にも食器など日用雑貨にかかるお金があります。
●家具・インテリア……約63%☆の人たちが結婚を機に家具・インテリアを購入。購入したものトップ10はカーテン、カーペット、布団、ソファ、食器棚、枕、ベッド、リビングテーブル、ダイニング家具、AVボード。購入アイテム数の平均は6.3個※。
●家電……家電を購入した人たちは約61%☆。購入した家電トップ10は、冷蔵庫、洗濯機、炊飯器、電子レンジ、掃除機、照明器具、エアコン、テレビ、ドライヤー、トースター。購入アイテム数の平均は6.4個※。
●賃貸契約時の費用……新居の家賃は立地や広さ、階数、築年度などで異なりますが、平均10万4000円。契約時には敷金・礼金(それぞれ家賃の0~2カ月分)、仲介手数料(家賃の0.5~1カ月分)、前家賃、火災保険、物件によっては鍵交換料や保証金などがかかります。
●引っ越し代……業者を使う場合、荷物が多いほど、距離が遠いほど高くなり、春先の引っ越しシーズンとオフシーズン、土日と平日でも金額が変わりますし、同じ条件でも業者で異なります。荷物が少なくて、マイカーやレンタカーで運べば費用は最小限。
ハネムーンにかかるお金の内訳は?
海外に1週間程度行く人が多く、旅費とお土産代で約49万円
費用は旅費、お土産の他、現地での費用、海外の場合は旅行保険代などの費用が発生。旅費も、3~4日の国内旅行、7~8日の海外旅行などでも違うので、希望のツアー料金などもチェックして。
●旅費(★)……飛行機とホテルを別々に手配する人が増えており、ツアーを利用した人は約34%となっています。費用は行き先、出発日、日数、観光や食事などの内容、ホテルのグレードによって異なるため、かなりばらつきがあります。人気があるのは国内で80.4%。なかでも沖縄が約32%と高い人気を誇っています。
●お土産(★)……お世話になった人や家族などに買うお土産。かけた金額は人それぞれで、10万円未満約72%、10万円台約18%、20万円台約3%。
From 編集部
世間の相場を目安にふたりなりのお金のかけ方を
お金のかけ方は人それぞれですが、平均金額という世間の相場を知っていると、見通しを立てやすくなりますよね。これを目安に、何にどのくらいかけるか、ふたりに合ったお金の使い方をして。
※取材・文/渡邊博美 イラスト/中根ゆたか D/ロンディーネ 構成/小堀そら(編集部)
※掲載されている情報は2021年3月時点のものです
※記事内のデータの★印は「ゼクシィ結婚トレンド調査2023」(全国推計値)、☆印は「新婚生活実態調査2023」、※印は「新婚生活実態調査2018」それ以外は「ゼクシィ花会調査2020」によります
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