美容プロ監修！キレイになれる花嫁ごはんvol.11～たけのこ編～

憧れの結婚式当日は、今までで一番キレイな花嫁でいたい！そのために、お肌のコンディションや体調を整えることも、大切な結婚準備の一つですよね。今回も、美容効果の高い食材をテーマに、日本ビューティーヘルス協会の池上淳子さん監修の下、料理家のまきあやこさんが花嫁におすすめのレシピを提案！とっても簡単なので、仕事や結婚準備で忙しい人、料理に自信がない人でもおいしくできますよ♪

今月のテーマは「たけのこ」

食物繊維とミネラル成分が美肌をサポート♪

春野菜の一つであるたけのこは、食物繊維がとても豊富。特に、水に溶けにくい不溶性食物繊維が多く含まれています。これは、便のかさを増して、腸の蠕動（ぜんどう）運動を促進する成分。女性の悩みに多い便秘の改善が期待でき、肌トラブルの解消にもつながります。

また、不足しがちなミネラルの一種、亜鉛も豊富です。亜鉛には新陳代謝を促進する働きがあり、肌の生まれ変わりをサポート。コラーゲンやケラチン生成にも重要な役割を担っているので、健康的な肌や美しい髪には欠かせません。亜鉛が持つ抗酸化作用は、老化抑制効果も期待できるんですよ。

たけのこといえば、「あく抜きが面倒」と感じる人も少なくないはず。たけのこに含まれるあくの正体は、シュウ酸やホモゲンチジンサン、アルカロイドなど。えぐみや苦味を感じさせる成分です。
生たけのこは香りが高く歯応えの良さが魅力ですが、簡単に手に入る水煮たけのこでも栄養価に大きな違いはありません。生たけのこはハードルが高いと感じる人は、下ゆで済みのものでチャレンジしてみて！

One Moreアドバイス！

Q.たけのこの栄養素を効果的に吸収する方法は？

A.たけのこのあくは水に溶けやすい成分ですが、水に浸けるだけではダメ。ゆでて細胞膜を壊すことが大事です。米ぬかや米のとぎ汁を入れてゆでると、酵素の働きであくが抜けやすくなります。また、ゆでたたけのこに見られる白いものは、脳の活性効果が期待できるチロシン。アミノ酸の一種で、食べても問題ありません。（池上さん）

春の香り♪たけのこと菜の花のしょうゆバター洋風炊き込みごはん

たけのこ料理の代表格、炊き込みごはんを洋風にアレンジ。たけのこと菜の花で春の香りが満喫できる一品です。ベーコンのうま味もポイントなので、厚切りベーコンを使うのがおすすめ。また、菜の花の代わりに、同じ春食材のソラマメやさやえんどうを使ってもOKです。冷めてもおいしいから、ピクニックに出掛けるときのおむすびやお弁当にぴったり。今回は作りやすい分量で紹介していますが、一人暮らしの場合は分量を半分にしてもいいですよ。

材料／米2合分

たけのこ（水煮）……150g（半切れ分）
米……2合
顆粒コンソメ……小さじ2（キューブの場合は1個）
ベーコン……75g
バター……10～20g（1～2かけ）
しょうゆ……大さじ1
菜の花……2～3本
ブラックペッパー……適量

[１]といだ米と水、コンソメを炊飯器に入れて炊く。
[２]熱したフライパンに、バターと細切りにしたベーコンを入れ、ベーコンから油が出てきたら、いちょう切りにしたたけのこを加えて炒める。しょうゆを入れて炒め合わせたら火を止め、1cm程度にざく切りした菜の花を合わせる。
[３]［１］のご飯が炊き上がったら、［２］とブラックペッパーを加えてざっくりと混ぜ合わせて出来上がり。

プロ級の味！たけのことアサリのワイン蒸し

主な材料は、たけのこ、アサリ、プチトマトと至ってシンプル。だからこそ、香りがいい旬の生たけのこが断然おすすめです！水煮の場合は、炒めるときに塩ではなくナンプラーを使うと、水煮特有の臭みが和らぐのでぜひ試して。また、仕上げに加えるイタリアンパセリも大切な食材。彩りだけでなく、風味が豊かになってプロの味に近づけます。本格的な味がフライパン1つでできるのもうれしいですね。

材料／1人分

たけのこ……150g
アサリ……200g
にんにく……2かけ
オリーブオイル……大さじ2
塩……少々
こしょう……少々
白ワイン……大さじ1と1/2
プチトマト……6～7個
イタリアンパセリ……適量

[１]ふた付きのフライパンや鍋に、スライスしたにんにくとオリーブオイルを入れ、弱火でじっくりと香りを出したら、一口大に切ったたけのこと塩、こしょうを入れて炒める。
[２][１]に砂抜きをしておいたアサリとプチトマトを入れ、白ワインを加えてふたを閉めたら、アサリの口が開くまで蒸し煮にする。
[３]アサリの口が開いたら火を止め、ざく切りにしたイタリアンパセリを散らす。

冷凍保存もOK！たけのことえのきの鶏ひき餃子

たけのこのコリコリした歯応えがアクセント。鶏ひき肉を使うので、たけのこの存在感が際立ちます。万能ねぎや三つ葉、大葉、パクチー、ホワイトセロリなど香りがある野菜とも相性がよく、具に混ぜてもOK。たけのこは細切りタイプを使うとみじん切りが簡単です。
冷凍する場合は、バットなどにオーブンシートを敷いてくっつかないように並べてから冷凍庫へ。完全に凍ったらラップに包むかジッパー付きの保存袋に入れると、きれいに冷凍保存できますよ。冷凍餃子は水餃子にしてもgood！

材料／20～30個分

たけのこ（水煮）……100g
鶏ひき肉……200g
えのきだけ……1/2パック
おろししょうが……適量
オイスターソース……小さじ1
ナンプラー……小さじ1（なければしょうゆでも可）
ごま油……小さじ1
塩……少々
こしょう……少々
餃子の皮……20～30枚

[１]たけのこは粗みじん切りにし、えのきだけはざく切りにする。ボウルに材料をすべて入れ、粘りが出るまでよく混ぜて餃子の皮で包む。
[２]フライパンに餃子を並べたら火を付け、フライパンが温まってきたところでお湯を注いでふたをし、蒸らして餃子に火を通す。
[３]お湯がなくなったら、ごま油（分量外）を回しかけて再びふたをする。好みの焼き加減になるまで焼いたら出来上がり。

From 編集部