甘さ控えめが大人っぽい。“渋めニュアンスカラー”ドレス最旬Snap13
「カラードレスが着たいけど、甘過ぎや派手見えは好きじゃない」。そんな花嫁さんにおすすめなのがトレンド最前線の“渋めニュアンスカラー”ドレス!中でも今回は、大人っぽく見せたい花嫁さんの心をつかんでいるテラコッタ、グレー、カーキなどの色み別に、素敵に着こなしたおしゃれ花嫁のSnapをご紹介。スタイリストの土田麻美さんがトレンド&コーデのポイントを解説するので、合わせてCheck!
Stylist・土田麻美さん
ゼクシィアプリや本誌のドレス&ビューティ記事等で大活躍。等身大でありながらおしゃれ花嫁の心をギュッとつかむ、旬なスタイリングが得意。
落ち着きと温かみがあるテラコッタ
大胆な背中開きととろみ素材で洗練された大人花嫁に
「“ボーホースタイル”をテーマに11月に後撮りをしたので、ロケーションに映えて秋っぽく、おしゃれ感もあるテラコッタカラーを選びました。背中の大胆な開きとシルクサテンの柔らかな質感もお気に入りです。アクセサリーはドレスの色に合わせてゴールドに。ドレス自体はシンプルなので大ぶりのアンティークなイヤリングで華やかさを添えました。」(Yuri.mさん)
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大胆なバックデザインを引き立てる潔いアップヘアや、色みの相性を考慮しながら華やかさをプラスできるゴールドのアクセサリーがグッド。
淡めのテラコッタカラーで作る品よく柔らかな雰囲気
「小さい頃、母に『オレンジが一番似合う』と言われたことがあり、オレンジのカラードレスを着たいと思っていました。オレンジでも落ち着いた感じが良かったので、テラコッタカラーのドレスで後撮りをすることに。生地の染めから縫製までを一貫して行うアトリエにオーダーしたので、色と素材の持ち味を生かした柔らかな雰囲気が出て大満足。ブーケはドレスとの相性を優先し、オレンジ系のドライフラワーにしました。」(ポンちゃんさん)
From Stylist
品のある淡めのテラコッタカラーや編み下ろしのヘアスタイルが大人ナチュラルで、ご自身の優しい雰囲気にもお似合い。デザインはシンプルでも、華奢な肩ストラップやハイウエストのスカートなど、美バランスに見える計算がされた一着です。
テラコッタのおしゃれ感が生きる同トーンのトータルコーデ
「結婚式当日は鮮やかなカラードレスを着るので、前撮りではまた違った印象にしたく、大人っぽいテラコッタカラーを選択。海外風のフォトに憧れて、シンプルなデザインのドレスにしました。ゴールドのアクセサリーが好きなのと、テラコッタの色みにも合うと思い、アクセサリーはゴールドのものに。シューズが見えるドレス丈も生きるようにゴールドのシューズを合わせ、統一感を出しました。」(condertreetさん)
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シンプルながらも足元が見えるドレスを選ぶことで、旬のテラコッタに個性をプラス。足元とヘッドドレスの色みを合わせているところが素晴らしく、あえての白ブーケもドライな質感とアイボリー系の色調にすることでドレスに映えています。
とろみのある質感とシンプルなデザインで色が引き立つドレス
「秋婚の雰囲気と会場の上品なアンティーク装飾に合うように、深みと温かみがあるテラコッタカラーを選びました。持つ予定のブーケがとても素敵に仕上がることが確信できていたので、そのブーケが引き立つよう、ドレスのデザインはできるだけシンプルに。その分、素材感で品のよさが出るよう意識しました。こだわりのブーケは、グリーンやブラウンの珍しい花材を使い、サイズを大きめに。」
(zuumy_0704さん)
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トレンドカラーを“主役”にするなら、ドレスのデザインはシンプルなほど効果的!胸元のドレープがとろんとした質感を引き立てていて優美です。長さのあるボリュームブーケもトレンド感をかき立てるアクセントに。
異素材ミックスの立体感&控えめアクセの引き算が◎
「オレンジ色が大好きで、私らしい色のドレス姿を写真に残したいと思って探し、出会ったのがこのテラコッタドレス。友人たちが着ていない色だったのもポイントでした。胸元やスカート、トレーンの質感が異なるところが素敵で、バックショットも気に入っています。ブーケはドレスに合うように、オレンジ色を多めでオーダー。アクセサリーはドレスを目立たせるためにあえて控えめにし、ネックレスもなしにしました。」(aya.さん)
From Stylist
異素材をミックスして立体感を高めたシックなテラコッタドレスをより今っぽく着こなすなら、アクセでの引き算は大正解。ブーケにドレスと同じカラーを忍ばせるテクニックもお見事。
こなれ感も美肌も叶うグレー
透明感のあるグレーで肌をきれいに見せつつ大人っぽい仕上がりに
「大人っぽくて落ち着いた雰囲気のパーティに合い、肌色もきれいに見えるようにと思い、お色直しでグレーのドレスを着ました。友人たちから、デコルテが見えた方がきれいと言われたのでビスチェタイプにしましたが、シンプルでかわいくなり過ぎないところも良かったです。イヤリングはドレスの色に合うよう、シルバーに。ブーケも、パーティの雰囲気とドレスに合わせて渋めカラーを意識しました。」(ma_wedding2020さん)
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ビスチェタイプのシンプルなデザインですが、上半身に施されたレースがエレガント。一段濃いグレーのウエストリボンでメリハリもアップしています。渋めながらも反対色のブーケやタッセル調のイヤリングもトレンド感抜群!
チュールたっぷりのデザインでもグレーなら大人顔
「ニュアンスカラーが好きなのですが、ドレスのカラーとしては珍しいグレーにひと目ぼれ!繊細なレースやキラキラのビジューが美しい胸元のデザインと、幾重にも重ねた柔らかいチュールスカートがお気に入りです。おしゃれで大人っぽい雰囲気になるように、ブーケにはパープル系のお花を入れてもらい、ドレスの色やデザインに合うように、アクセはシルバーにしました。」(yuri.さん)
From Stylist
淡めのグレーカラーが肌色をよりきれいに引き立てていますね。パープルの効いたブーケで華やかさが増し、深い赤のリップカラーも相まって、一段と大人っぽく洗練された雰囲気に。イヤリングに的を絞ってきらめきを添えているところも引き算上手。
さりげなくゴールドやイエローをミックスしてアクセントをON
「くすみカラーを着たいと決めていましたが、角度によってパープルに見えるところやくすみ系の中でも珍しいグレーの色合いに惹かれて決定。シャンパンゴールドのウエストリボンが付いていましたが、シンプルに着たかったのであえて外しました。アクセサリーはゴールドの垂れ下がるイヤリングのみ。目元にもゴールドのラメをちりばめてもらいました。ブーケにもアクセントになるカラーを入れたかったので、黄色をプラス。」(marinaさん)
From Stylist
グレーのドレスにゴールドを合わせるとケンカすることもあるのですが、さりげなくちりばめているので、逆にこなれ見え!ロングのドロップイヤリングが、おでこを出してすっきりさせたアップヘアのアクセントになっていて、大人っぽさを引き立てています。
落ち着いたグレーがデコルテのふわふわ感で華やかに
「肌をきれいに見せてくれる色みはもちろん、デコルテをふわっと包み、女性らしく美しく見せてくれるデザインにひと目ぼれして選びました♪普段の私からは想像できないような色を選んだことで、ゲストの方々へのサプライズにもなりました!小物は落ち着いたグレーに合うよう、存在感はありながらも華奢なデザインを意識してセレクト。」(Aiさん)
From Stylist
色は濃いめの落ち着いたグレーでも、ふわふわのオフショルダーがアクセントになり、華やかさがアップ。大人らしい夜会巻き風のアップヘアも、シルエットをふわっとさせることでドレスの雰囲気にマッチ。
デザインが甘めでもクールなグレーなら品よくフェミニン
「SNSなどで着たいドレスを探しているうちに濃いめのドレスが気になっていました。ショップに試着に行った際、このグレーを着たい!とピンと来て、即決。グレーのドレスはクールな雰囲気になりがちですが、全体にチュールがたっぷり使われていたり、胸元の刺しゅうがあって華やか。ふわふわでも甘くなり過ぎないところが気に入りました。」(h____84さん)
From Stylist
ふんわりしたティアードスカートはかわいくなりがちですが、色そのものがかっこいいグレーなら甘さをセーブ。リズミカルなポニーテールも甘過ぎず大人かわいいイメージに。
深みがあり、外ロケフォトにも映えるカーキ
シックなカーキがホワイトの小物でよりスタイリッシュに
「なかなか見ない色みだったことや、秋らしい雰囲気を大事にしたかったのがカーキの決め手に。濃いめのカラーなら細身にも見えるかな?と思いました。また、ウエディングドレスがチュールスカートだったので、お色直しは大人っぽく優雅に見えるとろみのある素材にしたかったんです。シンプルなデザインと深みのある色に映えるよう、ボリューミーなホワイトのブーケにし、イヤリングもブーケの色みと合わせました。」(たろさん)
From Stylist
とろみのあるつやっぽい素材感が際立ち、デザインはシンプルながらも華やか見え!ボリュームのあるブーケとイヤリングをオフホワイトでリンクさせたところが、カーキに映えてスタイリッシュ。
カーキに浮かぶ花柄で華やかさを格上げ
「渋めの色が好みでカーキをセレクト。カーキ一色だと地味になりそうですが、全体に赤の花柄を効かせたドレスなら、華やかさや個性も出ると思いました。ブーケはドレスの渋みと色や質感がマッチするドライフラワーに。全体が落ち着いた色みなのでアクセサリーはゴールドにし、華やかさをアップさせました。一番のお気に入りはヘアに使ったベロアのリボン!生地をベロアにしたことで大人っぽさもプラスされたと思います。」(makiさん)
From Stylist
カーキのチュールや赤のフラワーモチーフが、会場の雰囲気やガーデンの濃いグリーンにマッチしていて素敵。赤を取り入れたブーケや、深みのあるベロアリボンを長めに垂らした後ろ姿もセンスフル!
凛として都会的なネイビー
ネイビーのビッグドレスはホテル婚やナイトパーティにも◎
「ネイビーのこのドレスは、ボリュームたっぷりでも甘過ぎずスタイリッシュ!試着した瞬間に運命を感じ、ナイトパーティにぴったりなところも決め手になりました。前撮りでは白のブーケに合わせてピアスも白で。凛としたストレートヘアにボリューミーなピアスのみで、クールに着こなしました。披露宴当日はワインカラーのクリスマスローズがたっぷりなブーケに。ヘアはルーズなシニヨンにし、大人っぽくまとめました。」(masayoさん)
From Stylist
深いネイビーが、胸元のカッティングやボリューミーなスカートで華やかに。潔いストレートヘアもドラマチックです。披露宴の際の反対色のブーケは、ややカジュアルに見えるところが抜け感になっていて、おしゃれ上級者。
From 編集部
2021年は渋めニュアンスカラーで今っぽ大人花嫁に♪
「落ち着きのある、自分に似合うおしゃれを楽しみたい」。そんな思いに応えてくれるのが、渋めニュアンスカラーのドレス。色そのものに珍しさがあるためゲストに驚きを与えられ、着るだけでこなれ見えするのも魅力です。アクセサリーやヘアとのコーデで自分らしさを高めれば、もっと印象的な今っぽ花嫁になれるはず!
取材・文/大平美和 監修/土田麻美 構成/伊藤りつ子(編集部)
※掲載されている情報は2021年2月時点のものです
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