主役は家族。ふたりの感謝とおもてなしが届く【少人数ウエディング】実例
家族や本当に親しい友人をメインにおもてなししたいなら、少人数ウエディングはいかが?ふたりの感謝の気持ちを余すことなく伝えられます!今回は、そんなふたりから家族へ「ありがとう」が溢れる卒花実例3組をご紹介。演出やプログラム、ゲストの感想も交えた魅力のすべてを伝えます。
Case1:
ゲストハウス貸し切りで家族と過ごす親密な時間
少人数婚を選んだ理由を教えて!
最初は親族中心の40人程度の結婚式を考えていましたが、県外の親族が多いため、両家の家族だけに絞ることにしました。写真や映像が素敵なゲストハウスを家族だけで貸し切りにできて特別感を味わえました。(ちづるさん)
「両家の家族に楽しんでほしい」と全員参加の演出やサプライズでおもてなし。挙式では新婦母から新婦への逆サプライズも用意。新婦が幼い頃にぬいぐるみを大事にして遊んだことなど懐かしい思い出を交えて祝福の手紙が朗読され、新婦が思わず涙ぐむというエピソードも。
ふたりからのおもてなし1.ゲスト参加型の演出が充実!
ゲスト一人一人からメッセージをもらうマイクリレーやたるゲームに笑顔がいっぱい。また定番のケーキ演出も省略せず、親へお手本バイトをプレゼント。
ふたりからのおもてなし2.家族の絆を深める食事
「同じ釜の飯を食べたい」と会場特製の釜飯をふたりがサーブ。続いて両家の絆を深める“水合わせの儀”を兼ねたデザートのフルーツポンチづくりも新郎新婦の手で行われた。
ふたりからのおもてなし3.キャンドル演出&サプライズも
披露宴会場をキャンドルやライトで飾り、ロマンチックな空間がゲストをお迎え。披露宴の最後に金色のテープがゲストに降り注ぐサプライズも用意。みんな大喜び!
当日の思い出は?From 家族
少人数の結婚式に最初は戸惑いましたが、実際に挙げてみて言葉に言い表せないくらい感動しました。何より娘の幸せそうな晴れ姿を見られて嬉しいです。バージンロード入場や乾杯前のシャンパン放栓のセレモニーも思い出になりました。(新婦父)
<ちづるさんの式スケジュール>
11:30 チャペルでの人前式スタート
11:50 ガーデンでシャンパン放栓
11:55 ケーキ入刀&お手本バイト&ファーストバイト
集合写真&フォトタイム
12:30 オープニングDVD&新郎新婦入場
会食スタート
プロフィール紹介
ヒストリ―DVD
13:05 マイクリレー
たるゲーム
13:55 釜飯サーブ
フルーツポンチの水合わせの儀
デザートビュッフェ
祖母に花束
14:40 新婦メッセージ&父母へ花束贈呈
新郎による謝辞
ダイジェストエンドロール
新郎新婦退場(バブルシャワー)
エアショット(サプライズ)
15:00 送賓
<ちづるさんの式データ>
〇招待人数:8人
(両家父母、新郎姉、新婦弟夫婦、新婦祖母)
〇会場名:会津 写遊庭
〇挙式スタイル:チャペルでの人前式
〇費用:約150万円
〇挙式時期:2020年10月
Case2:
古民家で両家の仲を深める和やかな親睦会
少人数婚を選んだ理由を教えて!
ふたりとも一般的な結婚式には興味がなかったのですが、母に何度も『晴れ姿を見たい』と言われたのがきっかけで、両家の交流の場になるような一日を設けることに。料理がおいしくて私たちの希望がすべて叶えられる古民家レストランに出会い、即決しました。(ゆきなさん)
実家が神奈川県と奈良県と離れているふたりは、両家の懇親会のような一日を希望。すでに1年前に婚姻届を出して新生活を始めていたので挙式は省略。最初に中庭にて新郎新婦がみんなに晴れ姿をお披露目し、自己紹介スタイルで両家の親族紹介を行い、記念撮影も楽しんだ。
ふたりからのおもてなし1.両家の絆が深まるプログラム
「つなぐ」というコンセプトの下、両家の交流の場を用意。「先輩夫婦からのアドバイス」として、夫婦円満の秘訣(ひけつ)を発表する時間も設け、親密感が深まった。
ふたりからのおもてなし2.ふたりの出身地の食材を用いた料理
新婦の実家のある奈良県の名物、奈良漬をさばの薫製に合わせた料理や、新郎の実家、神奈川県の新鮮野菜を用いた料理でおもてなし。料理長からの説明も。
ふたりからのおもてなし3.子どもたちが楽しめる工夫
子連れの夫婦もゆったり楽しめるようキッズルームを用意。また乾杯の発声は新郎のめいの女の子2人にお願い。ゲストの笑顔が広がる和やかシーンになった。
当日の思い出は?From 家族
ずっと思い描いていた娘のウエディングドレス姿に、感激で涙が止まりませんでした。両家の親族のみの小さな結婚式だからこそ、ゲスト一人一人とちゃんと話ができました。両家の親睦がますます深まって、とても嬉しいです。(新婦母)
<ゆきなさんの式スケジュール>
12:15 新郎新婦中庭へ登場
12:20 親族紹介
12:30 中庭にて記念撮影
12:50 新郎新婦も含め全員で会場へ移動
13:00 開宴の辞
13:05 ウエルカムスピーチ
13:15 めいの子どもたちによる乾杯
14:00 料理紹介
ゲストインタビュー(先輩夫婦からのアドバイス)
15:05 新婦の手紙&親への記念品贈呈
15:15 新郎謝辞
新郎新婦へのサプライズ映像(会場スタッフ一同から)
15:30 送賓
<ゆきなさんの式データ>
〇招待人数:18人
(両家父母、新郎姉夫婦と子ども2人、新郎妹夫婦と子ども2人、新婦兄夫婦、新婦叔母夫婦といとこ、新郎叔母)
〇会場名:イノハウェディング
〇費用:約190万円
〇挙式時期:2020年11月
Case3:
家族で旅行気分を満喫!沖縄の離島でリゾート婚
少人数婚を選んだ理由を教えて!
家族で旅行も楽しめるようハワイ挙式を考えていましたが、いろいろな事情で国内に変更。沖縄本島から橋でつながっている小さな島を発見しました。周りは海とホテルだけという非日常空間で過ごせて、ホテルも両家の家族だけで貸し切りにできるのが大きな魅力でした。(しおりさん)
家族に感謝を伝える結婚式を希望していたふたりは、「両家の家族で旅行気分を味わいたい」と沖縄の離島での挙式を実現。事前に沖縄風デザインのシャツやワンピースを家族全員分レンタル。ホテルでは同じ花柄の衣裳を身に着け、散歩やバーベキューも楽しみ、南国ムードを満喫した。
ふたりからのおもてなし1.南の島で家族だけの特別な時間を
2泊3日の旅行気分を楽しみ、ホテル貸し切りで過ごす贅沢感を満喫。挙式後のパーティでは併設のカフェでイタリアンのシェフに出張してもらいおもてなし。みんなとびきりの笑顔になった。
ふたりからのおもてなし2.家族の目の前で誓い、最後は手紙で感謝を伝えて
挙式は海を一望できるガーデンでの人前式に。家族に見守られながら誓い、承認をもらった。日頃の感謝を伝えることが一番の目的だったので、式の終盤にはそれぞれ感謝の手紙を親に宛てて朗読した。
ふたりからのおもてなし3.両家父や弟も活躍!ギターの生演奏
両家の父や弟、新郎と男性4人が趣味のギターを弾いて、女性陣へのサプライズを計画。熱いラブソングがささげられ、盛り上がった。
当日の思い出は?From家族
想像以上に素晴らしい時間でした。あまりの感動に、写真を見ると今でも涙が出てくるくらいです。大人数でするのと違って、家族だけだからかえって気を使わずに親密な時間になりました。ふたりに心から感謝しています。(新婦母)
<しおりさんの式スケジュール>
12:00 ガーデンでの人前式スタート
新婦母によるベールダウン
誓いの言葉(お互いに手紙を読み合う)
指輪交換
結婚証明書サイン&お披露目
全員で記念撮影
12:30 パーティスタート
新郎新婦あいさつ
乾杯&食事スタート
ゲストよりひと言メッセージ
ケーキ入刀
ギターセッション(サプライズ)
新郎新婦より締めのあいさつ
15:00 パーティ終了
<しおりさんの式データ>
〇招待人数:9人
(両家父母、新郎妹3人、新婦弟夫婦)
〇会場名:413 hamahiga HOTEL&CAFE
〇挙式スタイル:ガーデンでの人前式
〇費用:約200万円(旅費は各自負担)
〇挙式時期:2020年11月
少人数結婚式が叶う会場探しはこちらをCHECK!
From 編集部
ふたりから家族へ、「ありがとう」のおもてなしを
卒花のステキな実例を参考にプログラムや演出を工夫して、家族を主役に迎えた少人数婚を検討してみては?日頃なかなか言えない「ありがとう」の気持ちを込めれば、ふたりらしさととびきりの笑顔溢れる時間になるはず。両家の絆が深まり、みんなにとって大切な記念日にしてくださいね。
取材・文/菅野純子 構成/小堀そら(編集部) 取材協力:会津 写遊庭(1組目)、Hygge Planning(2組目)、wedding produce Belvedere(3組目)
※掲載されている情報は2021年2月時点のものです
- 挙式・披露宴
- 式イメージ収集期
- 花嫁実例
- 温かい
- 家族の絆
- もてなし
- プライベート感
- アットホーム感
- 少人数ウエディング