[婚姻届・引っ越し・名義変更etc.]手続き・届け出 失敗エピソード集
結婚すると婚姻届の提出や引っ越し、住所氏名の変更など、さまざまな手続き・届け出を行う場面がやってきます。もちろんスムーズにこなせたらいいけれど、中にはやり方を間違っていたり、うっかり忘れたりしてあたふたしてしまうケースも。先輩花嫁たちはどんなところで失敗したのか、ありがちなシーンを集めてみました。
【結婚に関わる手続き】
トホホな失敗エピソード7連発!
結婚にまつわる主な手続き・届け出には、「婚姻届の提出」や「職場への届け出」などがあります。ここでの最大の落とし穴は婚姻届への記入ミス。ふたりで書く欄のほかに、証人2名にも記入してもらわなくてはならず、誰か一人が間違っちゃうと大変なことに!
婚姻届の提出で失敗
お互いの家族に証人欄の署名を頼んでいたところ、彼の父親が修正液を使ってしまい大騒ぎに。自分の生年月日を書き間違えてうっかり使っちゃったそうです。市役所の職員さんに指摘されて気付きました。(梨美さん)
彼が○リクションで記入していたため、窓口で指摘されて書き直し。消えるペンで書くと受理されないことは知っていましたが、会社のイベントでもらったペンがまさかそれだとは夢にも思わず……。(うまっこさん)
両親に証人の署名を頼んでいましたが、同じ印鑑が使われていたため書き直しが必要に。同じ名字でも別々の印鑑が必要だったんですね。(青木瑠奈さん)
2022年4月追記:2021年9月1日より、婚姻届の押印義務は廃止されました。新様式の婚姻届では、届出人・証人ともに本人の意向に合わせて任意で押印できるようになっています。
私の地元の福岡市に提出しようとしたところ、福岡は“市役所”じゃなくて“区役所”に出してくれと言われました。(s.sさん)
彼の親は再婚をしているので、父親と母親の氏名欄に現在の両親の名前を記入しましたが、後で「生みの親」の名前を書かなくてはいけないことが分かりました。(りか吾郎さん)
仕事のお昼休みを利用して役所へ。上司と同僚には「ゆっくりで大丈夫だよ!」と言ってもらえましたが、いい夫婦の日(11月22日)だったため大混雑で、午後の仕事に遅刻してしまいました。(シーナさん)
必要書類をそろえ、抜け・漏れないように作成を
職場は指示された書類を提出すれば、後は担当部署が対応してくれるのでそんなにハードルは高くないけれど、問題は役所に提出する婚姻届。本人確認書類を忘れずに用意することと、記入に間違いや漏れがあると再提出しなくてはいけなくなるので気を付けて。
また、婚姻届の提出場所は、届出人の本籍地又は所在地の市役所、区役所又は町村役場です。ただし、役所によっては、結婚式を挙げた場所や旅行先などで提出できる場合も。記念日など提出日にこだわりのある人は、提出希望の役所に必ず事前確認をしてください。
【引っ越しに関わる手続き】
うっかり失敗エピソード
結婚して新居を構えることになると、引っ越しやそれに伴う役所への手続きが発生。転居のタイミングが婚姻届を提出する前か後かによっても、届け出の中身が変わってきそう。また、ライフラインの手続きや郵便局への転居届の提出をうっかり忘れてしまった人も。
転居に関わる手続きで失敗
彼と同居をするため結婚前に引っ越しをしましたが、その後、婚姻届の提出に伴って「世帯合併」が必要に。再度役所へ足を運ばなくちゃいけないのが面倒でした。(井上 紋さん)
役所への提出書類を全て旧姓で書いてしまいました。窓口に持って行く直前に気付きましたが、係の人が該当箇所に線を引き、書き直しを指示してくれて助かりました。(美南さん)
郵便局に転居届を出すのを忘れてた!ネットで注文した商品が前の家に届いてしまい、追加の郵送料を払って再送してもらうことに。(さーやさん)
ガスの開栓には立ち合いが必要らしく、すぐに使えず困りました。さらに気持ちが高ぶって彼より先に新居へ引っ越したのですが、予定より早かったので電気もつかず、2~3日暗い部屋で過ごしました。(まふぱんさん)
引っ越しは順番を考えながら進めるとスムーズ
<この順番がオススメ>
□引っ越し業者を決め、荷造りの準備を始める
□インターネット業者に移転・新設の手続き
□電気・ガス・水道の手続き(転居1~2週間前)
□別の市区町村に引っ越す場合は「転出届」を提出
□最寄りの郵便局に「転居届」を提出
□引っ越しをする
□引っ越し先でガスの開栓をしてもらう
□転出証明書を持参し「転入届」を提出(14日以内)
※同じ市区町村内に引っ越す場合は「転居届」を提出
【氏名変更に関わる手続き】
あれこれ多すぎて漏れ発生!エピソード
結婚して名字が変わったら氏名変更しなきゃいけないものがたくさん。運転免許証など「本人確認書類」として使いたいものはすぐ変更する人が多いけど、中にはうっかり後回しにしたり気付かないままになっていて、不都合が起きて初めて気が付くケースもあるよう。
氏名変更に関わる手続きで失敗
パスポートの名前が旧姓のまま、旅行の申し込みを新姓で行ってしまったため、名義変更(記載事項変更旅券の申請)が必要になってしまいました。(さおりさん)
職場には健康保険証が必要なので結婚と同時に届け出ていましたが、銀行口座は旧姓のまま。氏名の不一致でお給料が振り込まれませんでした。(さぁさん)
役所への手続きはまとめて済ませたつもりが、マイナンバーの書き換えを忘れていて、再度足を運ばなきゃいけなくなりました。(Nasukaさん)
通販で商品を購入した会社から、本人確認の電話がかかってきました。引き落とし用の銀行口座の氏名変更を忘れていたのが原因です。(SAORIさん)
早めに氏名変更をしておきたいものはこの5つ
□運転免許証
……住民票のある警察署や運転免許センターで
□マイナンバーカード
……住民票のある市区町村の窓口で
□パスポート
……住民票のある地域のパスポートセンターで
□預金通帳
……口座を開設している銀行の窓口で
□クレジットカード
……申請用紙を入手し、郵送などで手続き
※特に運転免許証、マイナンバーカード、パスポートといった顔写真付きのものは、他の住所氏名変更を行う際などの「本人確認書類」になるので、この中のどれか1つだけは真っ先に変更の手続きをしておくと安心。
【退職に関わる手続き】
複雑すぎて失敗エピソード
結婚を機に遠方へ転居したり、退職・転職する人も多いのでは?ここで気を付けたいのは、「結婚後、どんな働き方をするのかによって必要な手続きが変わる」ということ。また、退職前に雇用保険に加入していた人は、失業給付の手続きをしないと、もらえるお金ももらえなくなってしまうのでご注意!
退職に関する手続きで失敗
退職して3カ月後に結婚式&お引っ越し。転居に伴ってハローワークも遠くなるし、忙しくて通えない気がして失業手当の手続きをしませんでした。もっと調べていたら受け取れた可能性もあったと後悔しています。(まほさん)
「再就職手当」の存在を知ったのはハローワークの説明会の席。失業給付を受けないと損するイメージがあり、転職活動ものんびりマイペースで進めていましたが、もっと早めに動き出せばよかったと思います。(あおいさん)
確定申告の際、退職時に職場からもらう証明書(退職証明書・退職源泉徴収票)が足りずに焦りました。自分で依頼しなくてはいけなかったようです。(田村亜美さん)
この書類をそろえてハローワークへGO!
<退職したときに職場からもらっておくべき書類>
□離職票2枚 □年金手帳 □源泉徴収票
□健康保険資格喪失証明書 □退職日が分かる書類
<失業給付の手続きに必要な書類>
□離職票2枚 □本人確認書類 □印鑑 □通帳
□マイナンバーカードまたは通知カード
□顔写真2枚(30mm×25mm)
From 編集部
失敗しがちなポイントを押さえておけばもう大丈夫
いかがでしたか?先輩花嫁たちの失敗談から学ぶことはきっとたくさんあるはず。うっかりミスは誰にでも起こり得るものだけど、きちんと準備をして臨めば失敗の確率がグンと減るのも事実です。手続きや届け出の際の二度手間を避けるためにも、この記事を頭の隅にインプットしておいてくださいね。
構成・文/南 慈子 イラスト/タカヒロコ
※掲載されている情報は2020年12月時点のものです(2024年5月21日更新)
※記事内のコメントは、2020年10月に「ゼクシィ花嫁会」のメンバー65人が回答したアンケートによるものです。
- 婚姻届け出
- 新婚生活
- 結婚の手続き
- 結婚準備全体
- 常識・マナー
- きちんとしている
- 定番
- 安心したい