ギフトや席次表に使える「リボン&ひも」の結び方7【イラスト解説付き】
ウエディングアイテムをおしゃれに彩るリボン&ひも。結び方の基本やバリエーションを知っているだけで、アイテムの印象が大きく変わります!イラスト解説と先輩花嫁の実例で詳しくご紹介するので、ぜひリボン&ひもアレンジをマスターしてみてください。
★リボン&ひもの基本アレンジ
全部のアイテムを何となくちょうちょ結びにしていませんか?まずは、ウエディングアイテムに使える基本の結び方を4例ご紹介。ちょうちょ結びも、正しいコツを知っているだけで美しい仕上がりになりますよ!
【真結び】簡単なのに、すっきり洗練された雰囲気に!
真結び(固結び、本結び)は、最も基本の結び方。ほどけにくく「固く結ばれる」の意味にも通じて、結婚式にぴったりの結び方です。間違えて縦結びにするとスルリとほどけるので、イラスト通りに結びましょう。
[1]左側のリボンを手前にしてクロスさせ、右の先端は動かさず、左の先端を奥に回し、左右に軽く引っ張って、同じ長さに整える。
[2]右手に持っているリボンの先端を左に傾けて、左手のリボンを上側から奥に通す。
[3]左右に均等に引っ張って、固く結ぶ。
シルクリボンでお気に入りカリグラフィーを飾って
インスタグラムで見てひと目ぼれしたカリグラフィーを依頼して、おしゃれな席札に。切りっ放しのシルクリボンがラフで、こなれた大人のおしゃれさを演出。ベージュの色みと上品ゴールドがテーブルコーディネートにマッチ。
写真提供:@yr__19wdさん
秋の結婚式らしいダークブラウンのリボン
気に入ったデザインを送りたいと、こだわって選んだダークブラウンのリボン付き招待状。白地に上品な文字が入り、真結びのシンプルなリボンが印象的。秋の結婚式で、会場や装花の雰囲気ともマッチししているのがおしゃれ。
写真提供:@sii.wedさん
編集部アドバイス!
元は風呂敷の包み方でもある真結び。引出物やプチギフトを、シックな布やオーガンジーなどでキュッと包むと、おしゃれ度がUP!シンプルな結び方なので、シルクなど上質なリボンを選ぶと甘すぎず大人な雰囲気に。
【ちょうちょ結び】リボンの王道!正しい結び方で仕上がりが見違える
ラッピングや装飾に欠かせないちょうちょ結び。自己流で覚えて、縦結びになってしまうという人も多いのでは?ちょうちょ結びの正しいやり方を覚えておくと、まるでプロが完成させたみたいに美しく仕上がります。
[1]左から出ているリボンを、右リボンの上に乗せて下から上へくぐらせ、ギュッと上下に引っ張る。
[2]下側にあるリボンで輪を作り、上のリボンを輪の手前に回し中心を巻く。
[3]そのまま裏側にくぐらせて輪を作り、左右の輪を引っ張りキュッと結ぶ。
ちょうちょ結びのリボンで大人のかわいさをプラス
Wordとフリー素材でデザインした席次表をくるくるっと丸めて、ピンクのオーガンジーリボンでちょうちょ結び。くすんだピンクと紙のグレーがマッチして、とってもおしゃれ。シンプルなデザインにキュートなちょうちょ結びのリボンで大人のかわいさをプラス。
写真提供:rikaさん
余白を生かしたデザイン×麻ひもの上級ワザ
ナチュラルな笑顔の前撮り写真を、プロフィールブックの表紙にデザイン。長い麻ひものちょうちょ結びで動きを出し、大人のラフさを演出。シンプルなリボン使いで、ハイセンスな仕上がりに。
写真提供:@marie19m/@_marie_design_ さん
スエードリボンが彩るトートバッグのメッセージ
引出物を入れるトートバッグをオーダー。参列してくれるみんなへの感謝を込めて「For you」「Live, love, laugh and be happy.」の文字を入れた。メッセージが見えるように折り畳み、テーマカラーである青のスエードリボンでちょうちょ結び!
写真提供:e_e_wedding0509さん
キラキラのリボンで冬ウエディングに温かみを
ネイビーの招待状を、キラキラの縁取りリボンで彩って。ゴールド×ネイビーの組み合わせは冬の結婚式にぴったり。ラメや縁取り入りのリボンを選ぶと、ペーパーアイテムにウエディングらしい華やぎが。
写真提供:さとみさん
編集部アドバイス!
基本のちょうちょ結びは万能。シフォンやオーガンジーでガーリースタイル、麻ひもや切りっ放しのコットンでナチュラルに、サテンできちんと感を出してフォーマルに……と、素材や色を変えるだけで、どんな結婚式にもマッチ!インパクトあるビッグリボンやさりげないミニリボンなど、サイズでも印象を変えられます。
【しおり風結び】シンプルなリボンを付けるだけでおしゃれなアクセントに
パンチでアイテムに穴を開け、リボンやひもを通すだけの簡単な結び方。席札、メニュー表、エスコートカード、サンキューカードなどさまざまなアイテムに活用できるので、ぜひ取り入れてみて。甘すぎない結び方なので男性ゲストに向けたアイテムにもオススメです。
[1]リボンを二つ折りにして、輪っかになった方を手前から奥へと穴に通す。
[2]リボンの両端を輪にくぐらせる。
[3]くぐらせたリボンを引っ張って、形を整える。
リボンとペーパーの計算し尽されたバランス
グレーのペーパーとトレーシングペーパーを左端で合わせて、パンチで穴開け。海外から取り寄せたシルクリボンを結ぶと、簡単なのにこんなに上品でおしゃれ。トレーシングペーパーとリボンの長さが絶妙で、美しいカリグラフィーが際立つ。
写真提供:@wd_co__tさん
コンフェッティシャワーをブルーのリボンで包んで
挙式でゲストにトスしてもらうコンフェッティとパールを、リボンでパッケージ。トレーシングペーパーで作った封筒に「TOSS ME」のメッセージを付け、ブルーのリボンのしおり風結びでコンフェッティのセットが完成。チュールで包んだパールとの組み合わせがとても華やか。
写真提供:maika1122weddingさん
【招待状結び】シンプルな招待状も、リボンやひもでスタイリッシュに
招待状を手作りするならマスターしておきたい招待状結び。その名の通り、招待状のように二つ折りにしたアイテムを飾るのにぴったりな結び方です。結び目を上に引くと緩み、奥のリボンの端を引くと締まるので、最後に紙の幅にぴったり合わせるときれいに仕上がります。
[1]リボン(ひも)を二つ折りにして招待状にかける。
[2]外側のリボンAの端を、内側のリボンBに巻くようにして交差した部分の輪に通し、リボンの端を引いてしっかりと結びます。
[3] [2]で巻きつ付け方のリボンAの端を、もう一方のリボンBにくぐらせて輪を作り、端をさらに通してしっかりと結ぶ。
[4]結び目の先が同じ長さになるようにカットする。
テーマカラーの華奢なリボンで招待状が完成
表紙を飾るのは、無料テンプレートのおしゃれな新郎新婦イラスト。上品な細いリボンがかわいいイラストを引き立てる。他のアイテムと合わせたブルーのリボンで統一感もばっちり。
写真提供:maika1122weddingさん
リボンをお皿のネイビーに合わせ、金箔ゴールドでアクセントを
席次表で花嫁がこだわったのは、会場とトーンを揃えた「木の色と質感」。木の皮のざらつきを表現できる紙を選び、プロフィールをトレーシングペーパーで挟んだ。ナチュラルなテーブルコーディネートの中で、リボンの差し色が目を引く。
写真提供:oni_wdさん
編集部アドバイス!
招待状以外でももちろん、二つ折りのペーパーならどんなアイテムにもアレンジ可能。細いシルクのリボンは万能ですが、和風・和モダンの結婚式なら水引のようなひも、ナチュラルな雰囲気ならコットンなど、素材選びで個性を出してください。
★リボンの上級者向けアレンジ
基本の結び方をマスターしたら、上級者向けの結び方にチャレンジ!プロのショップでしか見たことのないリボンも練習すれば結べるように。アレンジリボンで手作りアイテムに違いを出しましょう。
【ダブルリボン】ボリュームUPでかわいさUP!
王道のちょうちょ結びと差をつけたい花嫁さんにオススメなのは「ダブルリボン」。その名の通り、ダブルのリボンが愛らしい結び方です。ガーリー、スイートな結婚式にぴったりで、アイテムをさらに華やかに彩ってくれます。
[1]リボンの両端を結び、上下に出す。(下側のリボンを長めに取っておく)
[2]下側のリボンを折り畳むようにして、輪を3つ作る。
[3]上側のリボンを手前に回して、中心を巻く。(右側に輪が2つ、左側に輪が1つできる位置を中心にする)
[4]手前にまわしたリボンを、そのまま左側の2つの輪の下へ持っていき、輪を作って中心の結び目の間を通し、右側の輪を2つにする。
[5]4つの輪の大きさが均等になるように、少しずつそれぞれの輪を引っ張りながら形を整える。
[6]形が整ったら、リボンがほどけないようにきつく引っ張る。
編集部アドバイス!
かわいさあふれる結び方なので、少し甘さを抑えたいならスモーキーな色のリボンや、グレーや茶色などのシックな色を選ぶと◎。ピンクやパステルカラーのリボンを選ぶとスイートな世界観が完成!
【ウエーブリボン】ゴージャスに飾りたいときに大活躍
折り畳んだリボンでボリュームを出して、とても華やかに見せる結び方。ちょっぴり大胆にアイテムを飾りたいときにぜひ取り入れてみてください。リボンの重なりがアクセントになって、特別な日にぴったりのアイテムに!
[1]リボンを親指などに巻いて輪を作る。
[2] [1]で作った輪を中心にして、左側に輪を作り、同じ大きさの輪を右側にも作る。
[3]同じ手順で両側に少しずつ大きな輪を作っていく。
[4]輪の中央をホチキスで留めて固定する。
編集部アドバイス!
インパクトが出る結び方なので、リングピローやウエルカムボードなど一点物のアイテムにオススメ。レースやオーガンジー、シフォンなど透けるリボンならデリケートな雰囲気、サテンなら豪華な雰囲気に。ドットやストライプなど柄入りのリボンを選んでも面白いです。
【ボンボンボウ】3D感がかわいらしさと遊び心を演出
プレゼントのラッピングでよく見る結び方も、実は自分で作れるんです。ギフトやサプライズプレゼントなど特別な贈り物を、おしゃれなボンボンボウで飾ってみてください。色や素材を選んで、新鮮なギフトラッピングに!
[1]親指以外の指4本にリボンを巻き付ける。(巻く回数によって仕上がりのボリュームを調整)
[2]リボンを手から外し、巻き始めと巻き終わりが同じ位置になるようにして折り、輪を上から押さえる。
[3]四隅をはさみでカットする。
[4]くぼんだところ同士を図のように合わせる。
[5]くぼみの部分に細いひも(もしくはワイヤー)を巻き付けて縛る。
[6]花の形になるようリボンを左右に広げて、ふっくらと形を整える。
編集部アドバイス!
赤や緑だとクリスマスプレゼントっぽくなってしまうのでご注意を。シルクオーガンジーやハリ感のあるチュールでシックな色合いのリボンなら、ウエディングらしくおしゃれに仕上がります。
From 編集部
ウエディングアイテムやギフトを自分らしく
結び方を何パターンかマスターするだけで、アイテムの完成度がアップ!かわいく、カジュアルに、シックに、大人っぽく……目指すイメージに合わせて、リボン・ひもの飾り方を変え、素敵なアイテムを叶えてくださいね。
文/竹本紗梨 イラスト/別府麻衣 構成/紺矢里菜(編集部)
※掲載されている情報は2020年11月時点のものです
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