【左利きの結婚指輪事情】右に着けていい?邪魔にならないデザインは?
結婚指輪は欲しいけど、左利きだから日常生活に支障が出ないかちょっと不安。世間の左利きさんは結婚指輪をどう扱っているの?という疑問を抱えている左利きの花嫁さん・花婿さん、ご注目。この記事では、結婚指輪を左手に着けるそもそもの理由から、左利きさんたちが自身の結婚指輪を普段どう扱っているか、そして左利きさんにおすすめの結婚指輪のデザインまでを紹介します。
そもそも、結婚指輪を左手に着ける理由って?
今では当たり前のように左手に着けている結婚指輪。でもそもそも、なんで左手に着けるようになったの?その理由をたどると、なんと古代ギリシャ時代までさかのぼることに。古代ギリシャでは、左手の薬指の血管が心臓と繋がっていると考えられており、そこに結婚指輪をすることによって「相手の心をずっと繋ぎ留めておくことができる」と信じていたんだとか。
そこから「結婚指輪は左手に着ける」という概念が欧米を中心に広がって一般的となり、海を渡って日本にも伝わったと考えられています。
ズバリ、左利きの人はどちらの手に結婚指輪を着けている?
左手に着けることが一般的とはいえ、何かと左手を駆使する左利きさんにとっては、日常生活で指輪が少し邪魔になったり、左手で作業を行うことに不便を感じることが多いのも現実。そんな左利きさんたちは、どんなふうに結婚指輪を扱っているの?
右手に着けている人の割合は、今回の調査では0%
今回の調査結果では「結婚指輪を右手に着けている」と回答した人は何と0%。約8割の左利きさんが、一般的とされる「左手に着けている」と回答し、それ以外は「結婚指輪自体を着けない」という結果に。それでは、左利きで「左手に着ける派」と「着けない派」それぞれの理由についてもう少し探っていきましょう。
右手に着けることは、必ずしもNGではない!
今回の調査では右手に結婚指輪を着けている人は0%という結果になったものの、「結婚指輪を右手に着ける=NG」という意味では決してありません。ふたりの結婚生活において長く身に着け続けたいものだからこそ、ふたりや自身が納得する方で指輪を着ける手を選ぶのが一番!
左手に着ける理由は「それが一般的」だから
左利きさんが左手に結婚指輪を着ける理由で最も多く挙げられたのが「それが一般的だから」というもの。「結婚指輪=左手に着けるもの」という常識に異論を唱えず、そのまま従っている人が大多数のよう。普段の生活に多少の支障を感じつつも「そういうもの」として受け入れている様子。
結婚指輪を左手に着ける理由
結婚指輪は左手に着けるのが一般的だと思っているから。それ以外の大きな理由は特にない。(31歳・ごりさん)
左利きなので普段の生活でよく傷を付けてしまったり邪魔だと思うことが正直あるけど、結婚指輪は左手に着けるものだと思っていたので、購入当初から左手にしています。(26歳・まきももさん)
心臓に近い左手に着けるということに、やっぱり特別な意味があると思っている。右手に着ける指輪はファッション感覚。(35歳・ころんさん)
指輪を左手の薬指に着けることで、既婚者であることが認識されると思っているから。右手はペアリングとして着けるカップルも多いと思うので、既婚者として認識されなさそう。(28歳・だいこさん)
左手に着けるのが一般的とされているので左手に着けています。でも本音は右手の薬指に着けたい。理由はやっぱり左利きなので。(32歳・かがわさん)
結婚指輪を着けない理由は「日常生活への支障」
一方で結婚指輪を購入したものの「着けていない」と回答した左利きさんたちから聞こえてきた理由は「日常生活で邪魔になるから」というものがほとんど。その他「仕事柄着けられない」「子育て中だから指輪を外している」など、左利き特有というよりも、右利きにも通じる理由で指輪を着けないという声も。
結婚指輪を着けない理由
結婚指輪を購入しただけでも大満足でした。普段の生活では邪魔に感じることが多かったので、早くから外してしまいました。(38歳・桃の実さん)
家事や子どもの世話をするときに、指輪を邪魔に感じることが多いので、普段の生活では外しています。結婚式などの何か特別な行事に参加する際には着けるようにしています。(34歳・かのさん)
仕事柄利き手を使うことが多く、指輪を破損するのが怖いので外しています。(31歳・黄緑さん)
利き手に指輪を着けていると違和感を感じるし、指がむくむことも多いので普段から全く着けていません。(29歳・大工さん)
左利きの人が結婚指輪を選ぶときのポイント
これから結婚指輪の購入を検討しているという左利きさんに向けて、既婚の左利きさんからのアドバイスを伝授。ここでは「左利きさんが左手に結婚指輪を着ける」という前提で、アドバイスをもらいました。
左利きさんからのアドバイス
【シンプルなデザインを選んで】
誰かと一緒に食事をする際など、右手の人と手が当たりやすいことが多いもの。相手にけがをさせないためにも、結婚指輪のデザインはなるべくシンプルな方が良い。(36歳・くじらさん)
【シンプルなデザインを選んで】
利き手に着けることになる場合、日常生活で物にぶつけて傷を付けてしまったり欠けてしまう可能性が高くなるかと思います。それらを考慮すると、ダイヤモンドなどの装飾がない、シンプルな指輪を選ぶべきだと思う。(34歳・花さん)
【強度の高い素材を選んで】
深い傷が付いてしまうと、どんなに磨いても元通りのきれいな状態にはならない。ほぼ毎日、何年も着けることを想定したら、ある程度強度が高い素材でないと後々ボロボロになってしまう可能性も。(29歳・海空さん)
【可能であれば両方の手に着けられるサイズを】
これはもしも両手の薬指のサイズに大きな差がなければの話ですが、両方の薬指に着けられるサイズを購入すれば、左手に着けて邪魔なときには右手に着けるなど、選択肢が増えていい。(38歳・くみこさん)
【外す際の保管場所もセットで検討を】
どうしても外す必要があったり、外したくなることもあるはず。そんなときに備えて、指輪の保管場所もあらかじめ決めておいた方がいい。そうでないと、絶対なくしてしまうと思う。(30歳・レモン牛乳さん)
From 編集部
ふたりが納得する形で結婚指輪と付き合って
左利きだからといって、あえて右手に着けたり、普段は外すという選択を行う人は割と少数派で、大多数が右利きさんと同様に左手に着けているということがわかったものの、結局は本人やふたりが納得する形を選ぶのが一番。長く身に着ける結婚指輪だからこそ、指輪を着ける本人が最もしっくりくる方法で結婚指輪と付き合うのが正しい選択といえるはず!
構成・文/島袋芙貴乃 イラスト/タカヒロコ
※掲載されている情報は2020年9月時点のものです
※記事内のデータ、コメントは2020年7月に20~30代の既婚男女104人を対象に行ったマクロミル調査によるものです
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