後悔しない!ウエーブ(V字・S字)の結婚指輪の選び方&重ね着け術
ふたりの愛の証しである結婚指輪は、これから長く身に着けていくもの。だからこそ、後悔したくないし、吟味して選びたいですよね。今、指輪を探している人の中に、「ウエーブラインが気になるけれど、後悔したくないし……」と迷っている人はいませんか。今回は、ウエーブの結婚指輪を選んだ先輩カップルの声や、プロがアドバイスする選び方などをご紹介。ぜひ参考にして、その不安を解消してください。
今回、ウエーブの結婚指輪について教えてくれたのは……
◆トレセンテ 商品戦略部 マーケティングチーム 坂爪さん
◆4℃ブライダル 銀座本店 店長 木下さん、デザイナー 廣瀬さん
この記事ではたくさんのカップルの結婚指輪を見てきた「指輪のプロ」にお話を伺いました。
ぜひ参考にしてくださいね!
ウエーブの結婚指輪=S字、V字の結婚指輪の総称
シンプルなストレートラインの結婚指輪もいいけれど、波のような曲線やひねりが入ったウエーブリングは、デザイン性が高く、「人と違う指輪がいい」というカップルにもおすすめ。
一口に「ウエーブリング」といってもバリエーションはさまざまですが、今回はSラインやVラインといった動きのある指輪を「ウエーブ」と定義。個々のデザインによっても異なりますが、一般的にSラインは柔らかなカーブで優しい雰囲気、Vラインはシャープなデザインでクールな印象があります。
「ウエーブのリングは指を長くきれいに見せてくれるのが魅力。特にVラインは縦を強調するデザインなので、ストレートの指輪に比べて指が長く見えます。指が太い、短いから指輪が似合わないと思っている方にもおすすめですよ。手が大きいことを気にされている女性、指の水かきが深い男性にも、試していただきたいですね」(トレセンテ 坂爪さん)
「ウエーブラインの最大の魅力は指に優しくなじみ、手元を美しく見せてくれる点。緩やかなラインやスタイリッシュなデザイン性のあるウエーブリングは指を長く見せ、関節などの太さを隠してくれる効果があるので、男性でも着けやすいと思います」(4℃ブライダル 木下さん)
ウエーブの結婚指輪は、デザイン性だけでなく、指の気になる部分をカバーしてくれる点もポイント。
先輩カップルがウエーブを選んだ理由もそこにあるようです。
[写真の指輪]
S字:トレセンテ -ブリンディジ‐
両サイドのきわまで施されたダイヤモンドが、手元を上品な印象に
V字:4℃ブライダル -Gliding風にのって-
大空を舞う鳥と、未来に羽ばたくふたりを重ねて。柔らかなV字ラインにダイヤモンドが輝く
ウエーブの結婚指輪、どれくらいの人が選んでる?どうして選んだの?
約4割のカップルがウエーブの結婚指輪を選択
先輩カップルはどんな形の結婚指輪を選んでいるのか、ゼクシィがアンケートを取って調べたところ、一番多かったのはストレートで53.9%。シンプルなデザインが定番人気のようです。その一方で、S字を選んだカップルは26.2%、V字は14.1%と、S字・V字を合わせて全体の40.3%ものカップルがウエーブラインを選んでいるという結果に。
ウエーブは少数派というイメージに反して、実は意外と選んでいる人が多いことがわかります。
「指がきれい見えること」が選ばれる理由
ウエーブの結婚指輪を選んだカップルにその理由を聞くと、「指がきれいに見えるから」という声が圧倒的。ずっと身に着けるものだからこそ、手元がどう見えるかが重要なポイントになっているようです。
また、ウエーブライン=女性的というイメージから、最初はウエーブの指輪を身に着けにくいと感じていた男性もちらほら。実際に試着をして、ウエーブの魅力を知ったという意見も多々ありました。
男性がウエーブの指輪を選ぶ際のポイントについて、指輪のプロはこう教えてくれました。
「指の長さや太さ、関節の張り、水かきの高さなどには個性があるので、ウエーブの深さや指輪の太さを変えるだけで、意外なほど手元の印象が変わります。ショップにはさまざまバリエーションのウエーブラインがありますので、ご自身の手元になじむリングを見つけていただきたいですね。ホーニング加工(つや消し加工)でシャープなイメージを演出するのもおすすめです」(4℃ブライダル 木下さん)
「ウエーブの角度がついている方が動きを強調できますが、指輪に慣れていない方の場合、Sライン、Vラインの主張が強いデザインは違和感を覚えやすいかもしれません。角度が緩やかで動きが少ないデザインなら、ストレートに近い感覚で男性も身に着けやすいと思いますよ」(トレセンテ 坂爪さん)
先輩花嫁はどうして選んだの?
「ストレートだと指が太く見える気がする」と主人と意見が一致。カーブが緩やかで指にスッとなじむS字に決めました。(25歳/埼玉県)
指が太く短いため、指輪が映えて手がきれいに見えるV字を選びました。ほかの人と違うオリジナリティーを出したかったというのも理由です。(25歳/大分県)
水かき部分がしっかりある指なので、S字ラインの方が指が長く見えるとアドバイスをもらい決めました。(32歳/滋賀県)
第一印象で気になっていたダイヤ付きのS字リング。実際に着けてみるとストレートより指がきれいな気がして決めました。婚約指輪と重ね着けをしても違和感のない形もよかった。(30歳/福岡県)
滑らかなV字のデザインで、ストレートのものより少し特徴的なのでおしゃれに感じました。夫もお気に入りです。(31歳/福岡県)
後悔するって本当?ウエーブの指輪を選んでどうだった?
一般的に後悔しそうなポイントとして挙げられるのが、「デザインが個性的なので、長く着けていると飽きそう」というもの。
そこで、先輩カップルに購入後の思いを聞いてみると、「後悔なく満足している」という人がほとんど。むしろ、「今でも身に着けるたびにきれいだと感じているから、ウエーブにしてよかった」という声も。
選んでどうだった?
実際に着けたときの感じとデザインで、お互いに納得してS字に決めたので、特に後悔していることはありません。(26歳/神奈川県)
S字ですが、緩やかなカーブを選んだので違和感もなくとても気に入っています。周囲からも「おしゃれでかっこいい」などと褒められることも多く、後悔は全くありません。(29歳/奈良県)
S字リングを選びました。今でもとても気に入っていて、身に着けるたびにうれしくなります。ただ、婚約指輪と重ね着けをする際、指にぴったりフィットしないところが、唯一気になる部分です。(25歳/東京都)
ストレートがいいと思っていましたが、最終的にはV字リングに。婚約指輪と重ね着けをしてもとてもいい感じになるので満足しています。(29歳/群馬県)
もともと婚約指輪と重ね着けできるように同じブランドで選びました。婚約指輪はストレートですが、S字の結婚指輪もカーブがきつくないので、重ね着けしても違和感なく、今も気に入っています。(37歳/滋賀県)
本当に後悔はない?
ほとんどが「大満足」と回答したウエーブの結婚指輪ですが、少数ながらも後悔ポイントとして挙がっていたのは、婚約指輪と重ね着けする際の相性。婚約指輪は彼からサプライズでもらうこともあり、結婚指輪を意識するまでに至らない場合も。
そんな後悔がないように、次は婚約指輪と結婚指輪のコーディネートのポイントをご紹介します。
ショップスタッフが教える婚約指輪との相性&コーデ例
ウエーブリングのコーディネート例
婚約指輪、結婚指輪をそれぞれで購入する場合、気になるのが重ね着けのコーディネート。婚約指輪も結婚指輪もまた違った角度で楽しめる、おすすめのコーディネート例を、トレセンテの坂爪さん、4℃ブライダル デザイナーの廣瀬さんに提案していただきました。
婚約指輪 S字×結婚指輪 S字
婚約指輪も結婚指輪もSラインでコーディネート。王道の一石タイプの婚約指輪に、ダイヤモンドが華やかな結婚指輪を組み合わせることで、華美になりすぎず、大人の上品さが演出できます。(坂爪さん)
婚約指輪 ‐チポーラウェーブ‐、結婚指輪 -フェリーチェウェーブ‐/トレセンテ
婚約指輪 S字×結婚指輪 S字
贅沢に連なるダイヤモンドが華やかなセットリング。「新しい家族でつくる始まりの輪」をテーマに、ふたりが紡ぎ出す幸せと強い絆を表しています。(廣瀬さん)
セットリング「Our Bond私たちの絆」/4℃ブライダル
婚約指輪 S字×結婚指輪 S字
ダイヤモンドの存在感が際立つ婚約指輪と、サイドへ流れるようにダイヤモンドが煌めく結婚指輪を合わせて。緩やかで自然なウエーブラインが360度輝き、着け心地も抜群です。(廣瀬さん)
セットリング「Natural Graceあなたらしく」/4℃ブライダル
婚約指輪 V字×結婚指輪 V字
ダイヤモンドの存在感が際立つ華やかな婚約指輪に対して、結婚指輪はキラキラとシンプルの両方が楽しめるデザインです。(坂爪さん)
セットリング「ノッツェ」/トレセンテ
婚約指輪 V字×結婚指輪 V字
柔らかく丸みのあるV字ラインが、愛情あふれるふたりの幸せを表現。婚約指輪のダイヤモンドが繊細な美しさを放ち、結婚指輪の上品なダイヤモンドラインと調和したセットリングです。(廣瀬さん)
セットリング「Fondantゆっくりと」/4℃ブライダル
婚約指輪 V字×結婚指輪 V字
重ねたときに一体感が生まれるよう、計算し尽くされたデザインはセットリングならでは。わずかなVラインのカーブがきれいに重なって、指を美しく見せてくれます。(坂爪さん)
セットリング「インナモラルシ」/トレセンテ
婚約指輪 ストレート×結婚指輪 V字
婚約指輪はストレート、結婚指輪はVラインのセットリング。「お守り」を意味しており、伝統的なデザインのミルグレインが特徴的。アンティークな雰囲気も楽しめます。(坂爪さん)
セットリング「アムレット」/トレセンテ
婚約指輪 ストレート×結婚指輪 V字
婚約指輪は、「歓喜」の花言葉を持つクロッカスをモチーフにしたストレートライン。鳥が翼を広げたようなV字ラインの婚約指輪を合わせて、希望と喜びにあふれた未来を描きます。(廣瀬さん)
結婚指輪「Crocus歓喜」、結婚指輪「Gliding風にのって」/4℃ブライダル
婚約指輪 V字×結婚指輪 V字 異素材の組み合わせ
ふわりと吹く風をイメージしたアシンメトリーの婚約指輪は、洗練された美しさ。異素材を合わせた結婚指輪は、ピンクゴールドとダイヤモンドのラインが印象的。心地よい風に未来への希望をのせて。(廣瀬さん)
セットリング「Wingふたりの翼」/4℃ブライダル
結婚指輪と婚約指輪がぴったり寄り添うセットリング
婚約指輪と結婚指輪の重ね着けをする場合、おすすめなのがセットリング。一緒に着けることを前提にデザインされているので、2つの形がしっくりなじみ、両方の指輪の良さが引き立ちます。また、指輪のコーディネートに自信がない人も、セットリングなら安心です。
From 編集部
実はいいこといっぱいのウエーブリング
「飽きそう」「婚約指輪との重ね着けが難しそう」というイメージから、つい敬遠してしまいがちなウエーブリングですが、先輩の経験談を聞くと、むしろ「ウエーブでよかった」という声がたくさん。ポイントを押さえれば重ね着けも難しくありません!ぜひ選択肢の一つに加えて、後悔のない結婚指輪を選んでくださいね。
文/関東博子 イラスト/Naco 構成/小田真穂(編集部)
取材協力・写真提供/トレセンテ(https://www.trecenti.com/)、4℃ ブライダル(https://4-bridal.jp/)
※掲載されている内容は2020年9月時点のものです
※記事内のデータおよびコメントは2020年7月にマクロミル会員206人が回答したアンケートによるものです
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