美容プロ監修！キレイになれる花嫁ごはんvol.3～オクラ編～

「美肌」づくりにネバネバパワー

オクラといえば、独特のネバネバ成分が特徴的ですが、その正体は、腸粘膜の保護や消化促進などの整腸作用がある水溶性の食物繊維。肌荒れの原因になる、便秘の改善が期待できるため、クリアな肌づくりにもってこいの食材といえます。

また、夏の肌は紫外線によってダメージを受けがちですが、ここで力を発揮してくれるのが、オクラに豊富に含まれるβ-カロテンやビタミンE。これらの成分は、抗酸化作用によるシミやしわの予防効果が期待できるので、美肌を目指す花嫁の強い味方になってくれます。

さらに、オクラにはカルシウムやマグネシウムといった強い骨をつくるために欠かせないミネラル成分も多く含まれています。オクラで「美肌」と「美骨」の両方を手に入れましょう！

One Moreアドバイス！

A. オクラは生でも加熱しても食べられる食材。刻んでからゆでると、断面から食物繊維が溶け出してネバネバがUPします。ゆでて軽くお湯を切り、水洗いせずに冷蔵庫で冷やして食べるのもおすすめです。（池上さん）

食欲が落ちてしまいそうな暑い時期でも、オクラやしょうが、大葉の香りとお酢でさっぱりと食べられる冷しゃぶ。豚肉は湯通しをして余分な脂を落としているので、食べ応えがあるのにヘルシー♪オクラのネバネバ成分のおかげで、豚肉にタレがしっかりと絡みます。お好みの生野菜や温野菜を添えてサラダ感覚で食べてもgood！タレに花椒（かしょう）を加えると、スパイシーになって、また違ったおいしさが楽しめますよ。

[1]小さめの鍋に水と塩（水500ccに対して塩小さじ1）を入れ、沸騰したら火を弱めてオクラをサッとゆでる。鍋から取り出したオクラは冷水に入れてる。冷めたら水気を切り、オクラと大葉をみじん切りに。そこに（★）の調味料を加えてよくまぜ、冷蔵庫で冷やしておく。

[2][1]の鍋のお湯を再び沸騰させたら火を止め、豚肉を１枚ずつお湯にくぐらせる。豚肉の色が変わったらキッチンペーパーに取って水気をよく切る。

[3][2]に冷やしたタレをのせて出来上がり。

ゆでる、切る、まぜるだけでできる和風パスタ。麺つゆを使うので味付けが簡単で、しょうゆとオリーブオイルの相性の良さにもびっくり。梅干しと清涼感のあるオクラの組み合わせも抜群です。お好みで七味を振って辛みをプラスするのもおすすめ。また、梅干しはものによって塩分が異なるので、麺つゆの量で塩味を調整してくださいね。輪切りにした星形のオクラもかわいい一皿です。

[1]オクラを塩（分量外）で板ずり（※）し、オクラのヘタを切り落としてから、薄くスライスして大きめボウルに入れる。梅干しは種を取り除いて細かく刻み、オリーブオイル、麺つゆと一緒にオクラが入ったボウルに加えてよくまぜる。

[2]鍋にお湯を沸かして塩（分量外）を入れ、パスタがゆで上がったら水でよく冷やす。

[3][1]に水気をよく切った[2]のパスタを入れてよくまぜ、皿に盛り付ける。しらすとお好みの薬味をのせて完成。

サンラータンを思わせる、夏にぴったりの酸っぱくて辛いスープ。オクラの緑、トマトの赤、卵の黄色と見た目も鮮やかで食卓が華やぎます。卵をふわふわにするコツは、水溶き片栗粉を加えること。これだけでお店のような仕上がりになりますよ。また、スープながら、具だくさんでしっかりと満足感があるのもうれしいポイント。辛い味が好きな方は、ラー油を多めに加えてくださいね。

[1]オクラは１cm程度の輪切りにし、プチトマトは半分にカット、長ネギはみじん切りにしておく。

[2]鍋に水と鶏ガラスープの素を入れて沸騰したら火を弱め、[1]の野菜と（★）を全て入れる。

[3]水で溶いた片栗粉を[2]に加えたら、溶き卵を回し入れて火を強火に。卵がふわっと浮かんでくるまで火を通せば完成です。

Profile

まきあやこ 料理家

料理家、ケータリングチームPerch.主宰。ほっとする野菜たっぷりのお弁当やテーマ性のあるオーダーメイドのケータリングの他、フードスタイリング、レシピ開発などを中心に活動中。著書に『やってみたら思ったより簡単だった！スグうま自炊生活』。5月より笹塚に実店舗をオープン。

取材・文／関東博子　レシピ制作／まきあやこ　イラスト／湯浅 望　監修／池上淳子（日本ビューティーヘルス協会 会長） 構成／紺矢里菜（編集部）
※掲載されている情報は2020年7月時点のものです

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