「非常識だったかも……」卒花たちが思う両家顔合わせ&結納の心残りTOP10
婚約食事会や結納は両家が仲良くなれる絶好の場なのに、中にはちょっぴり残念な思いをした人たちも。今回はそんな卒花さんたちの証言を基に、食事会や結納時の「心残りなこと」を大調査。皆さんは同じ失敗をしないよう気を付けて!
顔合わせ食事会&結納の心残りランキング
[心残りTOP10は以下の通り!]
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1位:会話が続かなかった(16%)
2位:緊張しすぎて打ち解けられなかった(14%)
3位:肝心の結婚式の話をするのを忘れてた~!(12%)
4位:会場や場所選びに失敗した気がする(11%)
5位:相手側の言動にモヤモヤすることがあった(8%)
5位:料理がイマイチ・食べられない食材があった(8%)
7位:服装の格が両家で違っていて気まずかった(6%)
7位:両家のしきたりが違っていてモヤモヤ(6%)
7位:誰が支払うかはっきりせず、お会計であたふた(6%)
7位:記念写真を撮っておけばよかった(6%)
※複数回答
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213人の卒花さんたちに調査した結果、「心残りがある」と答えた人は約56%(120人)。内訳を見てみると、両家の会話が思ったよりも盛り上がらなかったことを後悔している人が多いよう。
次は、ランキングで出てきた「心残り」を原因別にじっくり分析!
心残りの原因1:成り行き任せ
「何とかなるよね」は顔触れによる
【ランキングで見ると……】
1位:会話が続かなかった
2位:緊張しすぎて打ち解けられなかった
5位:相手側の言動にモヤモヤすることがあった(同率)
親たちだって緊張しているので、初対面から打ち解けて話ができるとは限らない。社交家ぞろいならいいけれど、人見知りや引っ込み思案率が高い両家の場合は会話が途切れがち。また人には相性があるので、相手の言動を見て「何となく苦手だな……」と感じてしまうことも。
私の心残り体験談
私の両親は日頃からお酒をよく飲むタイプだけど、彼の両親はそうでもないようで、あまり会話が続きませんでした。(茉央さん)
母が私のことを、料理が全然できないとか掃除も苦手だとか、ダメなところを次から次に話し始めて気まずかった。挙句の果てに「こんな子で本当にいいのかしら」とダメ押し。言ってほしくないことをきちんと伝えておけばよかったと後悔。(あみみさん)
自己紹介ツールを用意しておくと安心!
「緊張しない方法」を短期間で身に付けるのは難しいけれど、誰にでもできるのは会話のきっかけとなるツールを用意すること。例えば「家族紹介のしおり」もその一つ。性格や趣味などを記しておけば、それを糸口に会話が弾むことも。しおりを作る余裕がない場合はお互いの親について彼と情報交換をし、共通点などを探ってみて。当日きっと役に立つはず。
心残りの原因2:リサーチ不足
お店と料理で場の空気が半分決まる
【ランキングで見ると……】
4位:会場や場所選びに失敗した気がする
5位: 料理がイマイチ・食べられない食材があった(同率)
一番の目的は「両家のごあいさつ」だけど、会場やメニュー選びを間違えると場の空気まで微妙になることが。カジュアル過ぎたりガヤガヤと落ち着かない場所だったり、料理の味がイマイチだと、せっかくの顔合わせが失敗に。
私の心残り体験談
「主要駅近くで婚約食事会ができる会場」と条件を絞って検索。ホームページを見るといい雰囲気のお店だったのに、当日行ってみると「ザ・居酒屋」という感じでちょっと失敗!(りこさん)
忘年会シーズンでどのお店も予約で満杯。やっと個室のある居酒屋を見つけましたが、周りが騒がしく落ち着いて話ができませんでした。もっと早めに探し始めておけばよかったかも。(ゆずさん)
下見を兼ね、式を挙げる会場の中華レストランで食事会。円卓上の大皿をみんなでシェアするスタイルでしたが、取り分けるタイミングや順番などに気を使いました。(牧部歩美さん)
個室はマスト。会場や料理は格式も意識して
大事な席なので、料亭やホテルなどある程度格式のある場所を選びたいもの。周囲を気にせず会食が楽しめるよう個室を備えていることも必須条件。リサーチする際にはクチコミなどもしっかりチェックし、可能なら事前に足を運んで雰囲気や料理の味を確かめておこう。迷ったら、結納や婚約食事会に慣れたお店を選ぶのも一つの手。メニューは味だけでなく、同席者が苦手なものや食べられない食材なども確認した上で決めよう。
心残りの原因3:準備不足
進行や内容を決めるのはふたりの仕事
【ランキングで見ると……】
3位:肝心の結婚式の話をするのを忘れてた~!
7位:記念写真を撮っておけばよかった
結納は決まった手順があるからいいけれど、婚約食事会の場合は仕切り役や進行プログラムを考えておかないと、当たり障りのない会食で終わってしまう恐れが。両家が一堂に会する貴重な機会だけに、お開きの後、「あれをやっておけばよかった」「大事な話をするのを忘れていた!」という後悔の声もちらほら。
私の心残り体験談
両家の集合写真を撮っておけばよかった。お互いの実家が離れていて、めったに顔を合わせることもないのにと心残りです。(橋本美沙さん)
新郎側は小学生のおいっ子も参加。子どもがいると雰囲気が和やかになって良かったのですが、彼が食事会そっちのけでおいっ子と遊ぼうとするので慌てました。誰が進行するの!?(にしきいちばさん)
セレモニー感を高める演出を取り入れてみて
例えば家族の前で婚約記念品を交換したり、親に婚姻届の証人欄への署名をお願いしたりするだけでもグッと儀式らしくなるもの。婚約食事会なら大まかなプログラムを決め、彼もしくはふたりが司会を務めてスムーズに進行させよう。
心残りの原因4:擦り合わせ不足
こちらの常識はあちらの非常識?
7位:服装の格が両家で違っていて気まずかった(同率)
7位:両家のしきたりが違っていてモヤモヤ(同率)
7位:誰が支払うかはっきりせず、お会計であたふた(同率)
しきたりや慣習の違い・意思疎通がうまく図れないなど、ちょっとした行き違いで両家の間に溝が生まれることも。原因はふたりの間の「擦り合わせ不足」。服装の格を両家でそろえなくてもいいのか、親は何を希望しているのか、そこをあいまいにしたままだと後悔する羽目に。気を付けて。
私の心残り体験談
当日、彼のお母さんから高価なプレゼントを頂いたので、こちらも何かお土産を用意しておくべきだったと焦りました。(岩谷梨紗さん)
食事会の費用は彼が払うことになっていたのに、なぜかお会計のときに私の父が払うと言い出してちょっと混乱。親にも事前に伝えておくべきでした。(にしきいちばさん)
ふたりが間に入って調整すること
顔合わせをする前から、親同士が直接やり取りをすることはほぼないはず。どんな服装で臨むのか、手土産はどうするのかなど、細かい部分までふたりが間に入って調整することが失敗を避けるコツ。また結納については地域によってしきたりが異なることがあるので、親の意向をきちんと確認した上で、どんな方法で進めたら両家とも納得できるのか落としどころを探ろう。
もしかして非常識?失敗を防ぐ話題&マナーはこちらもチェック!
From 編集部
しっかり準備して臨めば大丈夫!
婚約食事会や結納はもともと緊張する場だし、そこは開き直って「相手も緊張しているはずからお互いさま」と考えると少し気が楽になるはず。ただし婚約期間の記念すべき大切なイベントであり、ぶっつけ本番で臨むと失敗したときに後悔するから、きちんと準備をして臨みましょう。
構成・文/南 慈子 イラスト/てぶくろ星人
※掲載されている情報は2020年6月時点のものです
※記事内のランキングならびにコメントは、2020年5月に「ゼクシィ花嫁会」のメンバー110人が回答したアンケートおよび、全国の20~30代の既婚女性103人が回答したマクロミル調査によるものです
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