#ボタニカル#幾何学模様etc. 花柄以外の最新レースドレス卒花実例
レース素材のドレスは花嫁に不動の人気を誇ります。レースといえばやはり花柄が王道ですが、最近の自然体なウエディングのトレンドに合わせて、あえて花柄以外のレース模様を選ぶおしゃれな卒花さんも増えています。そこで今回は、花柄がメインではない、レース模様のドレス実例をご紹介! バリエーションと共に着こなしもチェックしてみてくださいね。
繊細な手編みが光る、かぎ針編みのような円形モチーフ
@hm_hawaii_weddingさんのレースドレス
●セレクトポイントは?
「“かわいい”や“きれい”と言われるよりも“おしゃれ!”と言ってもらえるようなドレスを探し、披露宴のみで着るドレスだったので、シルエットがラフで人とかぶらないレース模様のドレスをセレクトしました。手作業で仕上げたレースはとても繊細で、甘すぎないシンプルな模様がお気に入り」
●着こなしポイントは?
「シルエットやレースのデザイン性を生かすため、アクセサリーは輝きの控え目なゴールド調のものにし、ヘアスタイルもゆるく巻いて低めのシニヨンに。派手過ぎない着こなしを心掛けました」
【編集部´s eye】
円形のモチーフをかぎ針編みのように連ねたレースは、どこか温かみを感じさせ、ヴィンテージのような趣も。繊細な糸で丁寧に編まれているので、全体の質感も柔らかく美しい曲線を描いていて、所作をキレイに見せてくれる一着ですね。
異素材、模様違いのレースを繋ぎ合わせて、個性のあるドレス姿に
@なみさんのレースドレス
●セレクトポイントは?
「ビンテージすぎず、現代的すぎないドレスを探している中、このドレスに出会いました。ボレロ部分が、異素材のさまざまな模様のレースが繋ぎ合わされたデザインで、首が詰まっているところがまたかわいらしいんです。珍しい模様だったので、個性を出せると思い選びました」
●着こなしのポイントは?
「ゆるふわのまとめ髪にして、アクセサリーはレース模様とリンクするような小枝モチーフのイヤリングどヘッドドレスをセット。全体的にクラシカルな装いに」
【編集部´s eye】
草花をモチーフにした柄や、波打つような縁取りの模様など、さまざまな柄が楽しげに配置されたデザインは、見るポイントによっても違った印象を与えてくれます。サラリと羽織るスタイルで、首回りでレースの素材感を存分に楽しめるので、上品にしてとても華やか。
カジュアル感のあるドレスにエレガンスを添える幾何学レース
@たかさんのレースドレス
●セレクトポイントは?
「レースが初めて見るデザインで、いい意味でカジュアルさもエレガントさもあって、ひと目ぼれ。実際に試着してみるとレースの美しさに改めて感激し、とろみのあるトレーンもとても素敵でしたので、即決でした」
●着こなしのポイントは?
「レースの持つナチュラルな印象を生かすため、かっちりしたヘアスタイルではなく、少しルーズにまとめました。アクセサリーも大振りのピアスに絞り、ラフな雰囲気で着こなしました」
【編集部´s eye】
少し詰まった首元などカジュアルな印象のデザインに、繊細な幾何学模様のレース模様が品よくエレガントな表情を添えています。トップスには縦ラインの細かい幾何学模様が全面に施され、ウエストだけ横ラインの柄が。そしてスカートには波打つようなガーリーな縦長の柄が。レースの取り入れ方にも工夫があり、そこがとても新鮮な印象です。
ひそかにハートも!大柄模様でボヘミアンな装いに
@みさきさんのレースドレス
●セレクトポイントは?
「ドレスを含めた披露宴の雰囲気をボヘミアンなイメージに統一したかったので、花柄ではない大柄のレース模様があしらわれたこの一着に。かわいくなり過ぎず即決でした。前・後ろどこから見てもざっくりめVカットでデコルテ・背中がきれいに見え、ゆったりしたIラインなので、着心地がよかったです!」
●着こなしのポイントは?
「肩幅がけっこう目立つ体格なので、肩の位置を少し落として着られるように、ストッパーを付けてもらいました。ヘアはゆるくまとめた一つ結びに、タッセル調の大振りイヤリングを合わせて、リラックスした雰囲気に」
【編集部´s eye】
ゆったりとしたラインとベルスリーブ、大胆なVネックが特徴のリラックス感あふれる一着は、大胆に配したレースがそのムードをさらに高めています。ボタニカル、ペイズリー、幾何学などのモチーフとともに、よく見るとハート模様も! どこから見ても飽きさせない一着ですね。
煌めくリーフ模様が素肌に浮かび上がるように
@CHIEさんのレースドレス
●セレクトポイントは?
「全身の印象はサラッとスマートな感じなのに、スカートがフワッとしたところに引かれました。さらに、レース部分のビジューがキラキラしてゴージャス感がありエレガントな印象だった点もお気に入りです」
●着こなしのポイントは?
「1着めの可愛い雰囲気から大人エレガントな雰囲気に変えたかったので、ヘアはダウンスタイルに、スタイリッシュなイメージにしました。原色ピンクのカラーのお花をポイントに、ブーケとヘアパーツを用意してもらい、ドレスのエレガントさが際立つようにコーディネートしました」
【編集部´s eye】
デコルテと背中を覆うシアーな素材にほどこされたのは、リーフをモチーフにしたような抽象的な模様。きらっと輝くビジューが施されているので、軽やかさの中にも華やかなポイントとなり、顔周りに程よい主役感を添えています。
ミニマムな一着にエキゾチックな模様の大胆なあしらい
@優希さんのレースドレス
●セレクトポイントは?
「2着目のドレスは、タイトなフォルムで長袖のデザインを探しました。レースといえば花柄が多い印象ですが、エキゾチックな感じの模様が珍しく、かつ装花でシノワズリの花瓶を使う予定だったので、そのテイストともマッチしそうだったのも決め手に。背中一面がレースになっており、後ろ姿がとってもお気に入りです」
●着こなしのポイントは?
「お色直しでも色がない分、大きなオンシジュームのブーケを合わせることでシンプルながら華やかな装いを意識。ヘアはダウンスタイルに大振りのイヤリングを合わせて、甘過ぎずカチッとし過ぎず、抜け感がある雰囲気になったかなと思います」
【編集部´s eye】
ペイズリーのように植物をモチーフにしたような、比較的大きめなレース模様が、オリエンタルなムードを漂わせ、雰囲気によく似合っていますね。背中一面とラグランスリーブのようなデザインのフロントまでのレースの取り入れ方も、大人のエキゾチックな装いに一役買っています。ほかの要素がとてもミニマムなだけに、ハッと見る人を引き付けます。
素朴な模様が連なる、軽やかで清らかなコットンレース
@shihoさんのレースドレス
●セレクトポイントは?
「普段の自分であれば生成りや黄味がかったドレスを選ぶところ、真っ白なコットンレースのドレスをセレクト。あまり見たことのない模様に引かれました。レースのかわいらしさを黒いリボンが引き立てているところもお気に入りです」
●着こなしのポイントは?
「ブーケは前撮り時は生花だったものをドライにして持ちました。挙式のヘアは、ホワイト系のドライフラワーとベールを合わせ、ナチュラルに。お色直しは同じドレスにコクーン帽を合わせて、モード感のある装いにガラリとイメージチェンジしました」
【編集部´s eye】
コットンレースはどこかカジュアルな印象もありながら、まるで一針一針編んだような繊細なレース模様に特別感があって、贅沢な一着。屋外での撮影や暖色系の結婚式会場のライティングとの相性まで考慮したことで、真っ白で軽やかな質感がしっかりと生かされていますね。
From 編集部
レース模様にも自分らしさを
レースといっても、そのバリエーションは多彩。もたらす印象にも大きな違いがあり、一歩先行くおしゃれな花嫁さんたちは、しっかりレース模様にもこだわって選んでいるようです。レースドレスが気になるなら、ぜひ模様にも注目してみてくださいね。
構成・文/小松ななえ
※掲載されている情報は、2020年5月時点のものです
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