アイデア満載!見返すのがもっと楽しくなる式当日の写真の残し方って?
「ゲストと一緒に笑顔でピース!」の記念写真もいいけれど、「こんな瞬間があったんだ」「わぁ~、めっちゃ楽しそう」と式後に見返してさらに楽しくなる自然体の写真もたくさん残したい!という花嫁さん必見。ゼクシィ編集部がおすすめする写真の残し方をご紹介します。また、写真を残す際のコツを、人気インスタグラマー&フォトグラファー・もろんのんさんに聞いてみました。ぜひ参考にして。
【ポイント1】式後に結婚式が疑似体験できる写真・動画を残す
結婚式が終わった後に、当日新郎新婦として過ごした時間を鮮明に思い起こせるよう、臨場感溢れる写真を残したい。そんなふたりは、「撮られるのではなく、自分たちで撮る」アイデアはいかが?
<アイデア1>新郎新婦がカメラを持って入場
カメラ好きなふたりなら、新郎新婦自らカメラを手に入場し、ゲストの様子を撮影しながら歩くのも楽しいサプライズに。撮ったり撮られたり、自然な笑顔でゲストと交流でき、盛り上がりそう。
撮り方のコツを教えて!
披露宴会場は室内で暗く、入場時には新郎新婦も動くので、写真がぶれてしまいがち。オートフォーカスで、片手で楽にシャッターが押せるコンパクトカメラを用意し、フラッシュを使って撮影しましょう。不要なときはカメラから両手が離せるよう、ひもを付けて首から下げて入場すれば安心です。(もろんのんさん)
写真提供:@ueri3__wdさん
<アイデア2>小型カメラをタキシードの胸ポケットに忍ばせて撮る
新郎の胸ポケットに小型カメラを忍ばせ、挙式や披露宴の様子を撮影。当日新郎が見たのとほぼ同じアングルでの撮影なので、見返すとぐっと感情移入でき、当日の感動や楽しさが一気によみがえる。緊張して見逃していた景色などをじっくり見られるのもいい。
撮り方のコツを教えて!
タキシードの胸ポケットにクリップで留められる小型&手ぶれ補正機能付きのアクションカメラ(ウェアラブルカメラ)で撮るのがおすすめ。挙式など、シャッターを押すのが難しいときは、動画で撮るのも◎。しっかり固定し落ちないよう気を付けてくださいね。(もろんのんさん)
【ポイント2】新郎新婦が見られないシーンの写真を残す
お色直し中座中、余興の舞台裏など、新郎新婦が不在の場所でのゲストの様子を撮影しておくと、意外な表情が見られて楽しい。結婚式の後、ゲストにプレゼントしても喜ばれそう。
<アイデア1>ゲストに向けて、中座中の撮影イベントを企画
「同じテーブルのゲスト同士、自由に撮影してください」というメッセージタグを添え、各卓に1個ずつフラッシュ付きのフィルムカメラ(使い切りタイプ)を用意。新郎新婦の中座中に、司会者から「新郎新婦もどんな写真が撮られるのか、楽しみにしています。ぜひ皆さんお互いに撮り合ってください」とアナウンスしてもらおう。フィルムカメラの使い方も一緒に説明してもらうと◎。テーブルごとに、撮影のお題を用意しておいても面白そう!
撮り方のコツを教えて!
「今日のドレスのお気に入りポイントを教えて」と聞いたり、フォトプロップスなど小物を持ってもらうなど、ゲストに動いてもらうと自然ないい表情を引き出しやすくなります。親しい友達だったら「最大級にキメ顔して!」など声を掛ければ、照れ笑いしつつ、いつもと違う表情が引き出せるかも。(もろんのんさん)
<アイデア2>余興の舞台裏の写真を撮っておいてもらう
友人ゲストがふたりのために一生懸命練習してくれた余興。本番の写真はもちろん、リハ-サルや本番直前などの様子も見てみたい!という方は、友人や家族、プランナーさんなどに頼んで、しっかり写真や動画に残してもらおう。本番直前、会場ドアの前などもシャッターチャンス!
撮り方のコツを教えて!
緊張感やわちゃわちゃ感をしたいなら、写真はもちろん、動画を撮るのも忘れずに。室内で動きのあるシーンを撮るとブレるので、できれば手振れ補正付きのスマホやカメラがお勧め。最新のスマホを使い、カメラで追いかけてもらうようにお願いしましょう。(もろんのんさん)
【ポイント3】予測できない写真を残す
新郎新婦が予測できない意外なシーン、意外な構図や角度、色などで写真を残せたら、後で見返したときのインパクト大。誰にどう頼むかなど、事前に考え、準備しておこう。
<アイデア1>キッズフォトグラファーに撮影をお願いする
「写真とはこう撮るもの」という既成概念がなく、予測できない写真を撮ってくれるのが、おい、めい、友人の子どもなどのキッズフォトグラファー。「キッズフォトグラファーに任命します」などのメッセージと共に、席に使い切りタイプのフィルムカメラを置いておき、好きなときに好きなように撮ってもらおう。マスキングテープなどでカメラを可愛くデコっても喜ばれる。
撮り方のコツを教えて!
屋内の会場だと暗くて被写体ぶれを起こしてしまう可能性大。キッズフォトグラファー自身がダイナミックな動きをしながら撮るかもしれません。フラッシュ機能を常にオンにし続けてもらうよう、周りの大人に前もって頼んでおきましょう。(もろんのんさん)
写真提供:りこさん
<アイデア2>友人にアプリを使った撮影をお願いする
プロのフォトグラファーとは違った雰囲気の写真が欲しければ、友人にアプリを使った撮影をお願いする方法も。事前に「このシーンはこのアプリで」など、具体的に頼んでおくと、友人も楽しみながら撮ってくれるはず。フィルムカメラ風、魚眼レンズ風に撮れるアプリなど、無料で使えるものもたくさん! モノクロなどフィルターを変えて撮影するのも雰囲気が出て◎。
撮り方のコツを教えて!
「こんな写真が撮りたい」とイメージがはっきりしているときは、最初からスマホのアプリで撮影してもらえば、後で加工する手間が軽減。その場でInstagramのストーリーズなどにシェアしてもらえば、楽しく盛り上がります。お勧めはインスタントカメラ風に撮れるアプリ。なんとなく撮るだけでもノスタルジックで面白い写真に仕上がるので、素敵な思い出になること間違いなし。(もろんのんさん)
写真提供:wedding_mayuさん
From 編集部
プロには撮れない楽しさ! 自由な発想で写真や動画を楽しみ尽くそう!
ピントも構図もばっちり決まっている写真はプロのフォトグラファーにお任せ。新郎新婦やゲストは、もっと自由な発想で、写真や動画の撮影を楽しんじゃいましょう。その結果、予測もつかない写真、ナチュラルで表情豊かな写真、思わず笑っちゃう写真など、見返すのが楽しい写真が残せたら大成功。ふたりの宝物になるはずです!
もろんのん 週末トラベルフォトグラファー
明るくポップな世界観を切り取るトラベルフォトグラファー。Instagramのフォロワーは8万超える。写真やSNS活用の楽しさを、全国を巡って企業や生活者に伝えている。
<著書>
『インスタグラム商品写真の撮り方ガイド』(技術評論社)
『SNS時代のフォトグラファーガイド本』(玄光社)
<Instagram>
もろんのん(@moron_non)
<YouTube>
もろんのんTV
取材・文/笠原恭子 イラスト/moko. 監修/もろんのん 構成/紺矢里菜(編集部)
※掲載されている情報は2020年5月時点のものです
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