【結婚式のプロフィールブック】ゲストに大調査! 好感度大な項目&おしゃれ実例
ゲストが会場に来館すると受付で渡されるペーパーアイテムの一つ、プロフィールブック。その名の通りブック型もあれば、席次表も一体型にし、一枚の紙を折り畳んだスタイルも。新郎新婦のプロフィール紹介にどんな項目を設けるかも、気になるところです。先輩花嫁69人、ゲスト104人への調査を踏まえ、好感度大なプロフィールの書き方・項目の選び方をナビゲートします!
結婚式のプロフィール、みんなは用意した? どんなタイプ?
半数が用意し、席次表などと一体型が人気
ペーパーアイテムのプロフィールブックは、約半数が用意しているという結果(他約1%は無回答)(※)。そのスタイルはふたりのプロフィール紹介だけでなく、席次表やメニュー表との一体型が85%も占めているのも大きな特徴。
そして最近では一枚の紙をクルクル巻いた巻紙型をよく見掛けるけれど、圧倒的に人気だったのは「一枚の紙を折るタイプ」。ブック型も11%と意外に少なく、作りやすさ・運搬のしやすさなどが考慮されているのかも。
プロフィール、みんなはどう手配した? 項目は何を書いた?
プロフィールブックは手作りするカップルが多いイメージだけれど、『ゼクシィ結婚トレンド調査2023』によると、「会場や外部事業者への依頼派」が多く、全体の約6割。
手作りに比べて予算がかかる傾向だが、プロに任せて時間を節約できるのが大きな魅力。外部事業者の商品の中には、制作工程の仕上げ(紙を折ってリボンを付けるなど)は自分たちで行うセミハンドメイドタイプもある。
手作り派には友人・知人・親族に作ってもらった人も含まれている。
プロフィールにみんなが入れている質問項目は?
1位:生年月日 74%
2位:血液型 54%
3位:趣味や特技 49%
4位:生まれ育った場所 43%
4位:相手の第一印象 43%
(複数回答)
名前の他に記載した質問項目TOP5は、上記の通り。約半数以上のカップルが「生年月日」「血液型」「趣味や特技」の項目を記載し、「相手の第一印象」もおなじみの項目のよう。
ゲストに人気のプロフィール項目
ゲストが「読んで、楽しかった」プロフィールの質問項目は?
1位:ふたりのなれそめ 40%
2位:お互いの呼び名 25%
2位:趣味や特技 25%
4位:相手の好きなところ 24%
5位:相手の第一印象 23%
(複数回答)
ふたりがどのように知り合い、どんなところに引かれ合って結婚するのか、普段は何と呼び合っているのか、ゲストは新郎新婦に興味津々!
「趣味や特技」「相手の第一印象」の2項目は、前出の「プロフィールにみんなが入れている質問項目TOP5」にもランクインされていることから、ぜひ取り入れたい項目といえる。
楽しかった項目はこれ!
いつもはクールな友人が、彼から可愛いニックネームで呼ばれていたら……♪ 新しい一面を発見できて面白い。(ポニーヘッドさん29歳・女性)
ふたりのなれそめは、やっぱり気になるポイントで知りたい人は多いと思う。どこでどうやって出会ったのか、エピソードが載っていてもいい。(sportさん30歳・男性)
学生時代に打ち込んだ部活やサークル活動の項目があっても、楽しそう。友人と同じ部活なら懐かしい気持ちになるし、お相手についても「そういうことを頑張ってきたのか」と親近感が湧く。(ぎゅうさん31歳・女性)
ゲストが「なくてもいい」と感じた質問項目は?
1位:身長や体重、足の大きさなど体のサイズ 26%
2位:嫌いだった学科 25%
3位:嫌いな本 21%
4位:嫌いな動物 20%
5位:好きな教科 19%
全50の質問項目中で、ワーストに選ばれたのが上記5つ。例えば「好きな本」についての項目について「なくてもいいと感じた人」はわずか7%だけど、「嫌いな本」となると21%と3倍に増えた。「好きな動物・嫌いな動物」も同じ傾向。「ネガティブイメージのものは読んでいて楽しい気分にはならない」の声が多かった。
質問項目・コスト・紙質は? 卒花のおしゃれプロフィール実例
ずっと取っておきたくなるアンティークな英字新聞風デザイン
「表紙は新聞をイメージできるよう、好きな本のフレーズを引用し文字いっぱいのデザインに。アンティークっぽいフォントにもこだわりました。逆に中ページは読みやすいようにシンプルなレイアウトです」(yuriさん)
●手配方法:手作りして、プリントサービスに印刷依頼(両面4色)
●サイズとタイプ:A3二つ折り
●ページ構成:セルフ前撮りを使った表紙→あいさつ文とプロフィール→席次表→DIY紹介→メニュー
●質問項目:生年月日・出身地・趣味・血液型・学生時代の部活・好きな音楽・好きな映画・お互いの第一印象・お互いの好きなところ・お互いの直してほしいところ・宝くじが当たったら何に使うか・どんな家庭にしたいか
●部数:100部
●材料:上質紙90
●費用:1部当たり78円
●制作期間:デザインから手元に届くまで約3週間
写真1枚目:ゲストが手にした瞬間、ワクワクするデザイン
写真2枚目:左ページにあいさつ文、右ページにプロフィール
写真3枚目:手作りしたアイテムや、結婚指輪の制作風景を紹介
旅好きなふたりらしく機内誌風にハンドメイド
「機内誌をイメージして、表紙タイトルは『Departure』。デザインのヒントはPinterestから得て、イラストはフリー素材をダウンロード。今までの旅した思い出やお気に入りの観光地を記事にして、一人一人へのメッセージ欄も設けました」(とくまちさん)
●手配方法:PowerPointで作って印刷所に依頼
→印刷所ホームページから入稿用のベースフォーマットをダウンロードすると制作がスムーズ
●サイズとタイプ:A5ブック型
●ページ構成:表紙→前撮り写真→あいさつ文とプロフィール→席次表→旅行記事→DIY紹介→一人一人へのメッセージ→メニュー
●質問項目:生年月日・出身地・趣味・血液型・星座・子どもの頃の習い事・学生時代の部活・お互いの第一印象・お互いの好きなところ・相手と付き合って自分が変わったところ・今まで住んだ街・これからふたりで行きたい所
●部数:70部
●材料:マットコート135kg
●費用:1部当たり110円
●制作期間:デザインから手元に届くまで約3カ月
写真1枚目:地球をイメージしたイラストに、ふたりの笑顔が好印象の表紙
写真2枚目:スタジオの前撮り写真を見開きで大きく使って、左ページにあいさつ文、右ページにふたりを知る質問項目
写真3枚目:「読み応え十分!」「待ち時間も退屈しなかった」とゲストも夢中に
写真メインでサクサク読めるポストカードタイプ
「新聞風かブック型かいろいろ迷って、サクサク読めるポストカードスタイルに。イメージ通りのデザインをSNSで見つけて、卒花さんにデータをお譲りいただきました♪ ナチュラルなビンテージの雰囲気が出るよう画像の色味など調整。海外のポストカードのような仕上がりになりました」(うたさん)
●手配方法:手作りして、プリントサービスに依頼(はがきサイズに印刷)
●サイズとタイプ:はがきサイズ×5枚セット
●構成:表紙→あいさつ文→プロフィール→ふたりの記念日→メニュー
●質問項目:生年月日・ふたりの記念日
●部数:80部
●材料:光沢のない画用紙のような紙質
●費用:1部当たり190円
●制作期間:デザインから手元に届くまで5日間
写真1枚目:ごくシンプルだけど印象に残るプロフィールアイテム
写真2枚目:コンパクトなはがきサイズ
写真3枚目:プロフィールは席に置いて、テーブルコーデの一つに
成長写真に家庭の味紹介など、家族ウケ120%!
「親族中心の少人数婚だったためプロフィール映像は制作せず、ペーパーアイテムのプロフィールブックを充実したものに。ふたりの成長過程を写真で見せたり、互いの家庭料理を取り入れた婚礼メニューを紹介したり。“お楽しみ封筒”と称して、記念品の紹介や一人一人への手紙も入れると、家族は『一生の宝物』と言って喜んでくれました」(朝野公香さん)
●手配方法:PowerPointで手作りして自宅で出力
●サイズとタイプ:A5ブック型
●ページ構成:表紙→出会いから結婚式までの道のりをすごろく風に→あいさつ文→席次表→結婚指輪に込めた想い→メニュー→結婚式のテーマや手作りアイテムなど→準備を縁の下の力持ちで頑張った新郎のつぶやき→お楽しみ封筒など
●質問項目:生年月日・出身地・趣味・血液型・星座・学歴・職歴・新住所・学生時代の部活・なれそめ・お互いの第一印象・お互いの好きなところ・結婚の決め手・お互いの呼び名・休日の過ごし方・マイブーム・苦手なこと
●部数:15部
●材料:ウエディング用の分厚く上質な紙を文房具店で購入
●費用:1部当たり3000円
●制作期間:半年間
写真1枚目:観音開きのページを左に開くと新郎の成長写真
写真2枚目:右に開くと新婦の成長写真
写真3枚目:両家の味を写真付きで紹介しつつ、シェフのコメントも添えたオリジナルメニュー
ナチュラルなプロフィールは外部事業者を利用し、仕上げはふたりで
「外部事業者に発注し、最後の組み立ては自分たちで仕上げる商品です。ガーデンがある会場のため、色みを増やしたくなく、グリーンとブラウンが基調のひな型をセレクト。ネット上で名前などを打ち込み、誤字がないか3回ほど確認しました。ふたりがそれぞれに、空いた時間にログイン画面に入って作業することができました」(ゆうのさん)
●手配方法:外部事業者に依頼。出力紙とリボンが届いて自分たちで組み立て
●サイズとタイプ:A4三つ折り
●ページ構成:表紙→あいさつ文とプロフィール→席次表
●質問項目:生年月日・出身地・趣味・好きな食べ物・第一印象・どんな家庭にしたいか
●部数:100部
●材料:イタリア産上質紙
●費用:1部42.5円(10部425円から発注)
●制作期間:1カ月
写真1枚目:印刷された紙とリボンが届き、自分たちで折ってリボンを付けて完成
写真2枚目:上にあいさつ文、下にプロフィール
From 編集部
プロフィールブックはワクワクをかき立てる演出アイテム
挙式前、披露宴が開宴される前など、待機時間に読まれることが多いプロフィールブック。それは一つの演出と考えて、ゲストの気分が盛り上がるような内容やデザインにしたい。今回の調査で分かった「好感度の高い項目」「いらないと思える項目」「先輩花嫁の実例」をフルに参考にして。
構成・文/千谷文子 イラスト/中根ゆたか D/ロンディーネ
※掲載されている情報は2020年4月時点のものです
※記事内のコメントとデータは、2020年2月に「ゼクシィ花嫁1000人委員会」のメンバー69人と、2年以内に結婚式に参列したゲスト104人が回答したマクロミル調査、および「ゼクシィ結婚トレンド調査2023(全国推計値)」(※)によるものです
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