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【結婚式の忌み言葉】使ってはいけない理由&言い換え一覧

忌み言葉(いみことば)って聞いたことありますか? 慶事や弔事では縁起を担いだり、不安にさせたりしないといった場に応じた配慮が必要になりますが、その際に避けるべき言葉を「忌み言葉」と言います。今回は、結婚式のスピーチや花嫁の言葉、映像演出などで使用を控えたい忌み言葉&NGワードを、その理由と共に詳しく説明します。

【忌み言葉1】別れを連想させる言葉

忌み言葉モリモリの花嫁の手紙を聞きながら、ドキッとする父母

結婚式では「ふたりの別離」を連想させる言葉は避けるのが基本です。忌み言葉の存在を知る人はもちろん、あまり気にしない人でも「別れる、離れる、冷める」という言い回しが頻発すると、何となく縁起が悪いなぁと感じてしまうもの。別れの言葉を堂々と使って、せっかくのおめでたい席にひんやり水を差さないよう気を付けましょう。

別れや結婚生活の短さを連想させる忌み言葉

別れる、短い、冷める、切る、カットする、途絶える、離れる、落ちる、負ける、縮まる、去る、流れる、消える、終わる、忘れる、忙しい(漢字に「亡」の字が入っている) など。

【忌み言葉2】重ね言葉

忌み言葉の中には「重ね言葉」というものがあります。もちろん普段使う分には何の問題もありませんが、結婚式では、繰り返す=再婚を連想させるため、「重ね重ね」や「しばしば」といった重ね言葉はタブーとされることを覚えておきましょう。とはいえ文脈上必要な言葉だと、削除することで文章が不自然になってしまうこともありますよね。そういう場合は「しばしば○○しました」→「よく○○しました」というように、同じ意味を持つ別の言い回しに換えて対処しましょう。

ポジティブな印象を与える「重ね言葉」もあり

重ね言葉でも、前後の文脈から「この場合は前向きな話として使っている」ということが伝わるのなら、あまり気にしなくても大丈夫。例えば「ふたりがこれから過ごしていく“日々”は……」「皆さまの“ますます”のご繁栄をお祈りします」というようなケースです。言葉だけをとらえるのではなく、文章全体として見極めましょう。

<状況に応じて判断したい重ね言葉>
日々、ますます、いよいよ、どんどん、徐々に、だんだん など。

【NGワード】ネガティブな言葉・言い回し

不快な言葉満載のムービーテロップに、気持ちが沈むゲスト

縁起が悪いというわけでないけれど、中には聞いている人が暗い気持ちになったり、ちょっぴり不快に感じる言葉があります。せっかく温かく祝福している最中に、「嫌い」「つらい」「苦しい」というネガティブな言葉や、悪口・身体的特徴・相手の短所などをストレートな言い回しで語られると、心がざわついてしまいそう。スピーチや花嫁の手紙、ムービーのテロップを制作する際には、そのあたりも念頭にしっかりチェックしましょう。

忌み言葉・NGワード「言い換えのポイント」

忌み言葉を言い換えて、感動的に変わった花嫁の手紙

<忌み言葉の言い換え例>

上のイラストは、結婚を機に遠く離れてしまう寂しさを花嫁の手紙で伝えているケースです。うっかり言ってしまいがちな「離れる」「お別れ」という言葉を、ただ別の言葉に差し換えるだけでなく、文章全体をポジティブな言い回しにすれば、おのずと忌み言葉自体を回避することができますよ。

忌み言葉を書き換えて、感動的に変わったムービー

<NGワードの言い換え例>

上は、学生時代のつらい部活動を乗り越えたおかげで今の自分がある、というプロフィールビデオの一コマです。こちらも「つらい」「苦しい」「嫌」という言葉が連続して目に入ってくると、見ているゲストまでつらくなってしまいそうなので、「頑張った」というポジティブなワードを前面に出すことを心掛けましょう。

すぐ使える! 役に立つ! 「言い換えリスト」

忌み言葉・ネガティブワードの言い換え一覧

忌み言葉やNGワードは、使い方と一緒に覚えるとすんなり頭に入ってきます。スピーチ原稿やムービーのテロップによく使われる言葉をイメージしながら、どのように言い換えるとOKなのか、上の一覧表を使ってチェックしてみてください。

忌み言葉を含む漢字は、ひらがな・カタカナに書き換えて解決!

例えば「忙しい」いう言葉は、耳から入ってくる分には気になりませんが、プロフィールビデオのテロップなど、文字にすると「亡」という字が使われていることに気が付きます。もちろん「忙しい」という言葉自体は頻繁に使うものだし、話の流れから外せない場面もあるので削除する必要は全くありませんが、気になる場合は「いそがしい」とひらがなで書くことで、ずい分印象が柔らかくなります。ぜひお試しあれ。

From 編集部

大事なのは思いをきちんと伝えること。意識しすぎず気楽に♪

忌み言葉はマナーとしてひとしきり頭に入れておきたいけれど、あまりナーバスにならなくても大丈夫。言い回しを気にしすぎて、思いがきちんと伝わらなくなってしまうことの方が問題なので、基本を押さえたら後はリラックスして臨んでくださいね。

構成・文/南 慈子 イラスト/あべさん 監修/岩下宣子(マナーデザイナー)
※掲載されている情報は2020年4月時点のものです

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