普通の結婚式より自由♪とびきり楽しい「カジュアル婚」の叶え方
普通の披露宴よりも、自由でラフな「カジュアルウエディング」。楽しそうで興味があるけれど、一体どんなウエディング?と気になっているプレ花嫁さんへ、カジュアルウエディングの叶え方と、先輩花嫁たちの素敵な実例をご紹介します。
「カジュアルウエディング」ってどんな結婚式?
一般的な披露宴より肩肘張らず、二次会や結婚報告パーティより結婚式っぽい、そんなウエディングパーティのこと。二次会よりきちんとしているので1.5次会と呼ばれることもあります。海外挙式の帰国後パーティ、少人数婚、家族だけの結婚式、1.5次会、リゾート婚、キャンプ婚、アウトドア婚、カフェウエディング……etc.とカジュアルウエディングのパーティスタイルはさまざま。決まりがあるわけではなく、ふたりの自由なスタイル、雰囲気、コンセプトでつくり上げられるんです。
会場のタイプや挙式スタイルはどう選ぶ?
レストランやカフェ、ガーデン、貸し切りのゲストハウス、パーティスペース、キャンプ場など「カジュアルさ」を演出しやすい会場を選ぶカップルが多いです。会場選びによって、「カジュアル度」を調整できますし、例えば高級な雰囲気のレストランやホテルでも、立食形式を選ぶことでカジュアルウエディングを叶えることができます。
挙式は、自由なスタイルで結婚を誓える人前式が人気ですが、親族だけの神前式、チャペル式、海外挙式の後に、カジュアルパーティを開くケースも。
演出&プログラムは?
披露宴にはある程度定番のプログラムがあるけれど、カジュアルウエディングには決まった流れがなく自由に過ごすことができます。先輩花嫁たちの実例だと、ゲストにお願いする余興よりも、歓談や写真撮影を一緒に楽しんだり、ゲストと触れ合えるような過ごし方が人気。新郎新婦の趣味や特技でゲストをもてなしたりと、自由な発想で流れを組み立てて!
新郎新婦とゲストのドレスコードは?
通常の披露宴と同じ服装でもいいけれど、「カジュアルウエディング」らしく新郎新婦もゲストもカジュアルな服装を選んでOK。テーマカラーを決めたり、リゾート風などドレスコードを決めたりすると一体感が演出できます。「自由に」「平服で」だけだとゲストも服選びに困惑してしまうので、招待する際や招待状でドレスコードを詳しく伝えましょう。
卒花の実例集
「こんなカジュアルウエディング叶えました!」
ゲストと近い距離で楽しめた1.5次会 (kanaさん)
――カジュアルウエディングを選んだ理由は?
「披露宴ではなくカジュアルなパーティに憧れがありました。『ゲストと近い距離で一緒に楽しみたかったから』が一番の理由です。披露宴では、どうしても高砂席にいる新郎新婦とゲストとの距離が少し遠くなるし、家族は一番遠い席。家族との時間も大切にしたいと思ったので『家族だけの少人数披露宴』と『友人や先輩を招いた1.5次会』に分けました。会費制にしてゲストの負担を軽くし、カジュアルなパーティ形式にすることで気軽にゲストに参加してほしかったのも理由の一つです」
――こだわったことは?
「彼と付き合っている頃、会場のルーフトップバーを訪れて『ここで式を挙げて、セレモニーができたら素敵だろうな』というビジョンがありました。通常の挙式披露宴の時間帯は人気があり時間がタイトになるので難しいですが、夕方からの1.5次会なら実現できるかも!と思っていました。ゲストへのおもてなしでは、グレードアップした料理とオリジナルのプチギフトで『二次会』と区別できるように考えました」
――カジュアルウエディングにしてよかったことは?
「とにかくゲストと濃密な時間を過ごせたこと。友人や、お世話になっている先輩たちばかり招待したので、一緒に写真を撮ったり、乾杯して談笑したりしながら楽しい時間を過ごせて、1.5次会にして本当によかったと思いました」
【写真1枚目】付き合っていた頃からの憧れのシーンが1.5次会で実現
【写真2枚目】花嫁の「やってよかったNo.1」のバルーンリリース。かかっていたBGMを聞くと、式後の今も思いが込み上げる
【写真3枚目】ゲストと一緒に空に飛んでいくバルーンを見つめて
カジュアルウエディングDATA
会場:ゲストハウス
ゲスト:70名(友人、先輩)
ドレスコード:指定なし
プログラムのポイント:屋上でのバルーンリリースセレモニー、ケーキドリップ、ファーストバイト、サンドセレモニー、ラストにチャペルでの結婚式のムービー上映
ハワイ挙式後の国内パーティで夏らしくHAPPYに (長縄美奈子さん)
――カジュアルウエディングを選んだ理由は?
「普通の披露宴じゃつまらないし、8月開催なので、いかに快適にラフに楽しんでもらえるかを重要視しました。ハワイ婚は家族のみで挙げたので、国内パーティは友人や会社の人を中心にご招待。レストランを選択し、イメージ通りのパーティができました!」
――こだわったことは?
「ドレスコードはビーチリゾート風。明るいカラーの装花、席札はハワイのクッキーとマカダミアナッツ。ハワイをテーマに会場を装飾しました。ウエルカムパーティを設け、受け付けが終わってすぐ飲んで食べられるスタイルに。新郎自らが余興をして会場を盛り上げ、いかに常識にとらわれず、ラフで楽しいパーティにするかを目指しました」
――カジュアルウエディングにしてよかったことは?
「みんなから『もう一回やってほしい(笑)』『2時間じゃ全然足りない!』と言ってもらえて、とても嬉しい気持ちに。好きなメンバーだけを呼んで、自由に席も移動して飲んで食べて、みんなが自由に交流して楽しくしてくれていたので、ラフな感じで開催してよかったなと思っています」
【写真1枚目】ビーチリゾート風のドレスコードで、会場全体がハワイらしく夏の楽しい雰囲気に!
【写真2枚目】ハワイ挙式の写真や現地で購入したアイテムを飾りムードを盛り上げて
【写真3枚目】パーティのラスト、新郎からのあいさつ。「今日楽しかった人ー!」と問い掛け、ゲストみんなが「はーい!」と声を揃えた
カジュアルウエディングDATA
会場:イタリアンレストラン・バー
ゲスト:60名(友人、職場関係)
ドレスコード:ビーチリゾート風(アロハ、サンダル、オフショルダー、ロングワンピース、ノーネクタイ、ノージャケットなど、ドレスコードアイデアをインスタグラムにアップして、ゲストにご案内)
プログラムのポイント:ウエルカムパーティで新郎新婦がお出迎え、踊りながら新郎新婦が入場、新婦の中座中に新郎がソロで余興、退場後にエンディング映像)
親しい友人のみの少人数で会食・歓談メインの会に! (えりかさん)
――カジュアルウエディングを選んだ理由は?
「元々は親族披露宴のみで友人を招いたパーティはしない予定でしたが、友人が『ドレス姿を見たい!』と言ってくれて、開くことに決めました。新郎新婦も含め、みんなが肩肘張らずに楽しめる方法を考えた結果、カジュアルウエディングにすることにしました」
――こだわったことは?
「料理がおいしいイタリアンレストランを選びました。演出は最小限にして、料理と会話を楽しむパーティに」
――カジュアルウエディングにしてよかった!こと
「緊張せずに、パーティを心から楽しむことができたこと。そして何より、遠方で普段なかなか会えない友人も含め、一人一人とゆっくり話をする時間を持てたことです。結婚を控えた友人からは『これまで結婚式をするイメージがあまり湧かなかったけど、こういうアットホームなパーティならやってみたいと思った!』 と言ってもらえました」
【写真1枚目】新郎新婦もゲストと同じ席で和やかに乾杯
【写真2枚目】マイクなしでスピーチ。みんなと会話ができる距離の近さが嬉しい!
【写真3枚目】おいしい食事と楽しい会話で温かいムード
カジュアルウエディングDATA
会場:イタリアンレストラン
ゲスト:11名(親しい友人)
ドレスコード:ワンピースなどきれいめな私服
プログラムのポイント:演出はプロフィールムービーとケーキカットのみで、会食・歓談メイン
キャンプスタイルで昼から夜までのんびり楽しく (わかなさん)
――カジュアルウエディングを選んだ理由は?
「教会で家族だけの式を挙げていたので、家族は招かず本当に仲のいい人だけを呼んで、二次会も兼ねたようなパーティにしたかったから。愛犬も参加させたかったので最初から屋外を考えていました。ただのガーデンウエディングよりもゲストが参加したことがないようなちょっと変わった雰囲気を目指しました。彼も私もキャンプが好きで、私たちといえばキャンプみたいなイメージもあったので、みんなで楽しんでもらえるようなキャンプスタイルに!」
――こだわったことは?
「1日1組限定の会場を選んだので時間に追われることなく、ゆったりとゲストとの時間を持てました。一部の人だけが盛り上がるような内輪ノリはやめて、当日の式の内容を盛り込んだビンゴ大会など、全員が楽しめるゲームを行いました。シュラスコのキッチンカーと、スモア(キャンプファイヤーで人気のデザート)を自由に作れる場所を設け、ゲストと歓談を楽しみました」
――カジュアルウエディングにしてよかったことは?
「会場作りから内容まで自分たちの好きなように自由にできました。キャンプスタイルで時間に制限がなく、友人たちと普段以上に盛り上がりました」
【写真1枚目】愛犬がリングドッグ役を務めて大活躍
【写真2枚目】新郎が新婦の前髪をカットし、ふたりでデニムに着替えて再入場!
【写真3枚目】楽しいキャンプウエディングは夜までワイワイと続いた
カジュアルウエディングDATA
会場:屋外のバーベキュー会場
ゲスト:78名(友人、先輩、後輩)
ドレスコード:デニム
プログラムのポイント:人前式で愛犬によるリングドッグ、お色直しで新郎が新婦の前髪をカット、ビンゴ大会、キャンプファイヤーに火を付ける共同作業、エンディング映像
From 編集部
型にはまらないウエディングをつくり上げて!
堅苦しいセレモニーや、「THE!披露宴」みたいな結婚式はちょっと苦手……と思っているなら、自由なカジュアルウエディングがおすすめ!仲のいい友人を招いて楽しいパーティを開いてみませんか?少人数でも、屋外でも、イベント形式でも何でもOK。「こうしなきゃ」という決まりはないので、ふたりらしいウエディングを叶えてください。
構成・文/竹本紗梨 イラスト/南 夏希
※掲載されている情報は2020年4月時点のものです
※記事内のデータならびにコメントは2020年2月に「ゼクシィ花嫁1000人委員会」のメンバー33人が回答したアンケートによるものです
- 式イメージ収集期
- 花嫁実例
- 自由
- アットホーム感
- 少人数ウエディング
- 1.5次会・会費制