[幸せのおまじない] 結婚式の”サムシングブルー”って知ってる?
「サムシングブルー」とは、結婚式で身に着けると花嫁が幸せになれると言われているサムシングフォーの中の一つ。英国の古い童謡『マザーグース』が由来という説もあるけれど、そのルーツは謎に包まれています。発祥のヨーロッパだけでなく、アメリカや日本でも広く知られ、多くの先輩花嫁が取り入れているサムシングフォー。どんな意味があるのか、先輩花嫁のアイテムとともにご紹介します。
Something Blue サムシングブルー~何か青いもの~
花嫁の清らかさを表現
【意味】青は幸せを呼ぶ色と言われていて、聖母マリアのシンボルカラー。花嫁の純潔や清らかさを表します。
【アイテム】ヨーロッパでは青いガーターベルトなど、目立たないところに着けるケースが多いけれど、日本では青いアクセサリーやヘア小物、ウエディングアイテムにブルーのワンポイントを取り入れる花嫁が多いようです。
幸せのお守りのようなブルーのウエディングシューズ
目立たないところに取り入れることが多いと聞いて、迷わずウエディングシューズにサムシングブルーを取り入れました。肌当たりが良くて歩きやすく、写真で映えるデザインとカラーにこだわり、結婚式当日はお守り的な存在にもなりました。(ikumiさん)
縁起のいいブルーのアイテムで前撮り
「サムシングブルー」はよく耳にするし幸せになれると聞いて、前撮りに取り入れました。福岡県の糸島の海に行って、ドレスの上に私服のデニムを羽織って撮影! 縁起もいいし、爽やかな青色が気持ちよくて取り入れてよかったです。一面が水色のフィネモラの丘の写真もきれいで、ゲストからの反応もよかったです。(加藤静香さん)
これからも使い続ける青色のリングピロー
マリア様の青で「清純」を表すと知って、これからずっと使っていく結婚指輪のピローに青色を使うことに決めました。青いリボンのリングピローにはハートのクリスタルも付いていて、写真映えもばっちり。リングボーイのおいっ子から渡されたので、さらに幸せを運んでくれるように感じました。(DAHANEさん)
フローリストに用意してもらった青い花を髪飾りに
サムシングフォーを知ったとき、サムシングニュー(アクセサリー、グローブ、ベール)・オールド(母が結婚式で使用したブーケ)・ボロー(義姉から借りたブライダルインナー)の3つが揃っていたので、ブルーも取り入れてサムシングフォーにしようと思いました。
青いものを身に着けるイメージではなかったのでゲストに驚かれ、普段身に着けない色にチャレンジできてよかったです。サムシングフォーのおまじない通り、幸せな新婚生活を送れています!(笑)(ayk0さん)
サムシングブルー選びのポイント
もともとはガーターベルトのように、目立たないものを選ぶことが多かったけれど、青いアイテムは結婚式の中でとても目を引くもの。特に青色が好きな花嫁さんなら、リングピローなどゲストが目にする挙式アイテムや、身に着けるアクセサリー、カラードレス、ブーケに印象的な青色をワンポイント的に取り入れて、幸せのブルーコーデを楽しみましょう。
Something New サムシングニュー~何か新しいもの~
これからの新しい生活を象徴
【意味】サムシングフォーの中で、ふたりの新しい生活を象徴するもの。
【アイテム】グローブや新しい靴、ヘアアクセサリーなどを用意し、「これから始まるまっさらな生活」をイメージするような白いアイテムの人気が高くなっています。
母と買いに行ったパールネックレス
実家が遠いので母と一緒にドレスの試着に行ったりできなかったけれど、式の前に帰省したとき「結婚するときに贈りたかったの」とパールのネックレスを買ってくれました。母の気持ちが嬉しくて、結婚式ではそのネックレスを着けました。(SIONさん)
晴れの日にふさわしい新しいオーダードレス
幸せな花嫁になるためのサムシングフォーの言い伝えが、ルーツが謎なのに語り継がれていることに魅力を感じました。マーメイドドレスはオーダーし、ベールも手袋も靴も「NEW」で揃えました! 挙式でのハレのアイテムに使用できてよかったです。(DAHANEさん)
サムシングニューの選び方のポイント
サムシングフォーの中では、最も手に入れやすいサムシングニュー。何か新しいものを1つ用意すればOKです。ドレス小物などレンタルが多い場合は、ハンカチ1枚でも大丈夫。彼との新生活をイメージして、きれいで新しくワクワクするものをぜひ用意してみてください。
Something Old サムシングオールド~何か古いもの~
家族の伝統や受け継がれたものを大切に
【意味】サムシングフォーの中で、「伝統」「祖先」「家族の繁栄」を象徴するもの。
【アイテム】家に伝わるものや、母や祖母から譲り受けたアクセサリーなどを身に着けることで、親や親戚の思いを大事に引き継ぐことができます。ドレスをリメイクするなど親の婚礼衣裳を身に着ける人も。
母の写真と結婚指輪をブーケに付けて
花嫁のブーケは新婦を守る意味があり、結婚式の間、笑い声や涙が落ちるくらい身近にあるもの。そのブーケに、亡くなった母親との写真と形見の結婚指輪を付けることで「お母さんに一番近くで見守ってもらおう」とサプライズで彼とプランナーさんが考えてくれました。結婚式を迎えるにあたって母親がいない寂しさを感じていましたが、ブーケを見るたびにそばで見守ってくれている感じがして、とても嬉しい気持ちで結婚式を挙げることができました。(たくたくさん)
祖父母が母に買ってくれた着物で結婚式を
サムシングフォーの意味を知った際に、母の振り袖がサムシングオールドに当たるなと感じ、他の3つのアイテムも揃ってサムシングフォーが実現。赤、オレンジ、黄色の華やかな着物は会場の雰囲気に合い、母が着ていたことを覚えている親戚からも大変評判がよかったです。結婚式に来られなかった祖母にも写真で見せることができて嬉しかった。総絞りの着物で予算オーバーだけれど買ってくれたという祖父も喜んでいると思います。(明音さん)
サムシングオールドの選び方のポイント
母や祖母から受け継いだアイテムを持つことが多いけれど、趣味が違ったり特に何ももらっていないという場合は、子ども時代好きだった小物や思い出のアクセサリーをそっと持つだけでも大丈夫。ウエルカムコーナーに思い出の小物を飾ったり、よく身に着けていたアクセサリーをお色直しや二次会で身に着けてみて。結婚式で、昔を思い出すようなアイテムを持つのも素敵です。
Something Borrow サムシングボロ―~何か借りたもの~
友人や親しい人の幸せにあやかって
【意味】「友人や隣人との縁」を象徴するアイテム。
【アイテム】幸せな結婚をした友人や親戚にあやかって、アクセサリーやハンカチなどの小物を借りる人が多い。大切な人が結婚するときは貸す側になって、幸せのリレーが続いていきます。
貸してもらったグローブを友人に披露
仲のいい友人に「使えるものはなんでも使って」と言ってもらい、色みがドレスに合ったグローブを借りました。ゲストとして来てもらった友人にも見せることができました!(ふみかさん)
姉が手作りした髪飾りを借りて
挙式はとにかく費用がかかると覚悟していたので、購入せずに済むところは借りたり自作することに。姉が自身の挙式で自作した髪飾りはレンタル品よりも素敵だったので、すぐさま借りました。世界に一つ、誰ともかぶらない素敵な髪飾りを着けられて、最高の思い出になりました。ゲスト間で話題になり、姉も注目されて嬉しそうでした。(ぼぼさん)
サムシングボローの選び方のポイント
貸す方にとっても嬉しい気持ちになるサムシングボローのアイテム。仲のいい姉妹や友人、親戚がいて、素敵なアイテムを持っていたら「あなたみたいに幸せになりたいから、ぜひ貸してほしい」とお願いしてみて。きっと快く貸してくれるはず。きれいな状態にして、お礼とともにお返ししましょう。
From 編集部
思いを込めたアイテムを身にまとって
幸せのおまじない「サムシングフォー」はとてもロマンチック。ぜひ、青いもの、新しいもの、古いもの、借りたものをウエディングに取り入れてみてください。思いが込められたアイテムが目に入るたびに幸せな気持ちになって、HAPPYオーラに包まれた花嫁に!
構成・文/竹本紗梨 イラスト/篠塚朋子
※掲載されている情報は2020年2月時点のものです
※記事内のデータならびにコメントは2019年12月に「ゼクシィ花嫁1000人委員会」のメンバー106人が回答したアンケートによるものです
- 演出・アイテム
- 結婚準備全体
- 花嫁実例
- スタイル提案
- 思い出
- 楽しく読む