[オーダーメイド＆手作りリング] 世界に一組だけの結婚指輪、見せて！

ふたりらしさを反映できると人気のオーダーメイドや手作り。まずは、オーダーメイド、セミオーダーメイド、手作りについて、その特徴を知っておきましょう。

【オーダーメイド】世界で一つの指輪が手に入る

＜魅力＞一からデザインを起こすので、指輪の装飾、宝石のあしらい、ライン、素材、表面加工など全て自由に決められ、世界で一つのオリジナルリングが完成します。

＜注意点＞完成まで実物を見ることができず、イメージが湧きにくい部分も。発注から完成まで2～3カ月くらいかかるので、早めの検討が必要。価格は既製品よりは若干高めになります。

【セミオーダーメイド】既存デザインを自分好みにアレンジ

＜魅力＞既存のデザインを基に、自分の希望を反映させて、好みの指輪に仕上げます。既存デザインからのアレンジなので、実物をイメージしやすいでしょう。

＜注意点＞オーダーメイドと同様、発注から完成まで2～3カ月くらいかかります。

【手作り】作る過程もふたりの思い出になる

＜魅力＞型となる模型を作ったり（鋳造の場合）、金属を細工したり（彫金の場合）、実際に指輪作りに関われます。作業時間はだいたい半日くらい。スタッフがサポートしてくれるので、完成品のクオリティーは心配ありません。

＜注意点＞あまり複雑なデザインは難しい場合も。鋳造の場合は、作業から手元に届くまで2～3カ月くらいは必要となります。

オーダーメイドや手作りで結婚指輪を手に入れたというカップルに直撃！　その魅力について伺いました。

【オーダーメイド】既製品にはない特別感。発色と桜の彫りにこだわり

「せっかくの結婚指輪だから、とことんこだわりたい」と考えたふたり。たまたま見たジルコニウムの指輪の発色に惹かれたといいます。「ものすごくきれいな色で、こんな結婚指輪は他にはないなと思いました」とRYOKIさん。一方、AYANAさんは金属アレルギーの心配があり、ジルコニウムはアレルギーが出にくい素材であることにも大いに興味をそそられたとか。

デザインでこだわったのは桜。RYOKIさんが桜好きで、花びら一枚にも気を配って、入れる位置などもかなり調整してもらったといいます。また、ジルコニウムの発色はそれぞれ好きな色にしてもらうことにし、RYOKIさんはピンクからグリーンのグラデーションに、AYANAさんはオレンジからブルーのグラデーションにしました。

「オーダーメイドで作ったことで、特別感はものすごくありますね。出来上がったときは本当に嬉しくて、みんなに自慢したくなりました」とAYANAさん。RYOKIさんも「メンズリングとしてはかなり目立つデザインなのですが、オーダーメイドらしくて気に入っています」と笑顔を見せてくれました。（RYOKIさん・AYANAさん）

私たちも「オーダーメイド」です

好きなキャラクターを結婚指輪にあしらいたくてオーダーメイドにしました。そのキャラクターが自分自身を守ってくれますようにとの気持ちも込めています。ふたりだけの結婚指輪なので、とても愛着がありますね。（たくたくさん）

デザインの仕事をしているので、結婚指輪も自分でデザイン。四角い形状でひねりを加えたスタイリッシュなデザインで、素材はプラチナとゴールドのコンビにしました。刻印には手書きの似顔絵イラストを。ふたりで協力し合い、納得いくデザインの指輪ができて、とても満足しています。（クマちゃんさん）

結婚指輪のこだわりがあり過ぎて、既製品では理想の指輪を見つけられなかったのでオーダーメイドにしました。指輪の表面にはお互いのイニシャルを模した唐草模様を。表側はプラチナですが、内側は私がピンクゴールド、彼はイエローゴールドにしています。こだわりを全て詰め込んだおかげで、誰ともかぶらない結婚指輪が出来上がりました！（おさなさん）

【セミオーダーメイド】カーブを調整して美しく重ね着けできるように

結婚式でエンゲージカバーセレモニー（結婚指輪の交換をした後、新郎が改めて新婦の指に婚約指輪をはめる儀式）を行いたかった亜依香さん。「だから、婚約指輪とぴったり重なる結婚指輪が欲しかったんです」。

婚約指輪は将人さんからサプライズで贈られたもの。同じブランドはもちろん、さまざまなショップでも探してみましたが、重ね着けができて、しかも自分の好みに合う結婚指輪はなかなか見つかりませんでした。そんなとき知人に紹介されたのが、セミオーダーメイドの指輪だったのです。

「まずは既存のデザインから好みに近いものを選びました。それを婚約指輪にぴったりと合うように、ラインなどを細かく調整。また、メレダイヤモンドの数やあしらい方なども自分好みにしました」。将人さんもさりげなく指に収まるものがよく、指輪の幅を細くしてもらったそう。

「つくり手さん自らが希望を聞いてくれ、最後まで仕上げてくれるので安心感がありました。完成品もつくり手さん自ら丁寧に説明して渡してくれました。このとき、婚約指輪から結婚指輪までがひとつのストーリーとしてつながったなと思い、とても感動したのを覚えています」と亜依香さん。「みんなからも『どこの指輪なの？』とよく聞いてもらえます。自分たちだけのストーリーを持った指輪ができ、セミオーダーメイドという選択をして本当によかったです」。（淵田将人さん・亜依香さん）

私たちも「セミオーダー」です

既存のデザインを基に、素材やダイヤモンドの数などを変更して、自分たちらしい結婚指輪に。1つの原石を2つに分けた双子のダイヤモンドを、私の指輪は表面に、彼の指輪は内側にあしらいました。（シェレンさん）

波打つようなゴツゴツとしたデザインがお気に入り。フルオーダーにするほどのこだわりはなかったのですが、宝石の色や配置を変えるなどして、自分らしさをプラス。オリジナリティーが感じられる結婚指輪になりました。（鈴木若菜さん）

ふたりとも海とサーフィンが好きで、私の憧れでもあったハワイアンジュエリーで結婚指輪を作りました。既存のデザインでは飽き足らなかったのでセミオーダーに。ダイヤモンドを留める爪の素材を変えるなど、細かな部分にこだわって、世界に一つだけの指輪になりました！（ゆうさん）

【手作り】自分たちで作ったからこそ愛着もひとしお

「結婚指輪どうしようかなとインスタグラムを見ていたら、手作りの結婚指輪を見つけて、面白そうだなと思って」とMさん。「結婚指輪は何か思い出に残るものがいいなと思っていたし、この先ずっと着けることを考えると大切に扱えるものがいいとも思っていました。手作りならそれが叶うかなと」。手先が器用で、ものづくりが好きな彼も興味を示し、すんなりと手作りすることに決まったそう。

ショップではいくつかあるデザインの中からお気に入りを選び、早速制作開始。ろう（ワックス）で型を作っていく工程をふたりで行いました。「相手の指輪を作ることになったので、ちょっとプレッシャーになりましたね」と笑います。約2時間の作業中はふたりとも制作に没頭し、あっという間に時間が過ぎていきました。

完成したのは約1カ月後。「リングはイメージ通りの出来上がり。手にしたときはやっぱり感動しました。ふたりで作ったから、やはり愛着が湧きますね。世界に一つしかないリングだから、大切にしなくちゃという気持ちが強く起こりました。友人にも褒められるし、手作りしてよかったです」（K.K.さん、K.M.さん）

私たちも「手作り」です

思い出にも残るし、デザインや刻印にもこだわりたかったので、手作りにしました。デザインはそれぞれ好きなものにしたのですが、刻印は自分たちのイニシャルを大好きな山に見立てたロゴをレーザー加工で入れました。2つの指輪を重ねるとマークが浮かび上がるようになっているところが、お気に入りです。（小松茉莉菜さん）

ふたりとも仕事の関係で指輪が着けられないし、ブランドにはあまりこだわりがなかったので、手作りで思い出に残るようにしました。表面をやすりで粗く削り、模様のようにしたのがこだわり。年がたつにつれ色みが変化するピンクゴールドにしたので、今後が楽しみです。（みんさん）

実は婚約指輪は彼が内緒で手作りしてくれたんです。だから、結婚指輪も同じ店で、お互いの指輪を作ることに。重ね着けがしたくて、婚約指輪のラインに合うように仕上げました。指輪を見ると当時のことが思い出せ、幸せな気持ちになります。制作の様子を収めたDVDやアルバムなども残せ、とてもいい記念になりました。（りこさん）

構成・文／粂 美奈子　撮影／橋本幸則　イラスト／Mariya Suzuki　Ｄ／ロンディーネ
※掲載されている情報は2020年2月時点のものです
※記事内のコメントは2019年12月に「ゼクシィ花嫁1000人委員会」のメンバー118人が回答したアンケートによるものです

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