彼親の本音は?「お嫁さんとのこんな関係が嬉しい!」
結婚したら、お正月とか冠婚葬祭とか「彼の親」とはどんな距離感で付き合っていけばいいんだろう......と思っている花嫁は多いよう。他人行儀と思われても困るし、なれなれしいと思われても嫌だし、難しいですよね。そこで「彼親」104人にアンケートを実施。息子の妻と「こんな付き合い方ができると嬉しい」という声を多い順に集めてみました。
彼の親の本音1「メールなどで日常的にやりとりしてほしい」30.8%
日常の出来事を共有したいから
息子の妻と「こんな付き合い方ができると嬉しい」と思う行動のうち、最も多かったのが「メールなどで日常的にやりとり」すること(30.8%)。具体的な理由を聞くと、次のような声が寄せられました。
●小さなことでも、日常の出来事を共有したいから(神奈川県・かよさん・女性・52歳)
●一緒に暮らしていないので、何か変化があったら把握していたいから(埼玉県・狭山のニモさん・男性・58歳)
●声に出して言いにくいことも言えるから(大阪府・とむさん・女性・55歳)
●孫の成長を見たいけれど、離れているので、写真や動画を送ってくれると嬉しい(三重県・ルキばぁばさん・女性・59歳)
●メール無精な息子をいちいち通すのが面倒だから(福岡県・MOさん・女性・58歳)
現代の連絡ツールを駆使してコミュニケーションを!
花嫁にも聞いてみたところ、「遠方のため、お盆とお正月は顔を出すようにしていますが、時々テレビ電話で孫の顔を見せると喜んでもらえます」(福岡県・EPCOTIAさん)という声も。皆さん、電話やメール、SNS以外にもいろいろと活用しているようです。
今どきの彼の親はコミュニケーション上手。SNSなどでの直接のやりとりはハードルが高いと感じる人も、家族のグループに参加するところから始めるとスムーズかもしれません。
彼の親の本音2「父の日・母の日・誕生日にはお祝いしてほしい」24.0%
気持ちや言葉だけで嬉しい!
息子の妻と「こんな付き合い方ができると嬉しい」と思う行動のうち、次に多かったのが「父の日・母の日・誕生日にはお祝いしてほしい」(24.0%)。具体的な理由を聞くと、次のような声が寄せられました。
●実の親と同じように思ってほしいから(鹿児島県・さっちゃんさん・女性・54歳)
●離れて暮らしているので、そういうことでつながっていたいから(島根県・りんりんさん・女性・54歳)
●家族のコミュニケーションの基本。メールや電話の言葉だけでも嬉しい(三重県・SKさん・男性・59歳)
高価なプレゼントでなくてOK!
先輩花嫁もあれこれと工夫しているよう。
「遠くに住んでいるからこそ、彼の親の誕生日や母の日・父の日には贈り物をしています。彼名義で送っているけれど、私が準備していることはバレていて、私にもお礼の連絡が来ます」(大阪府・pecoさん)。
また「父の日と母の日にはお花を贈るようにしています。彼はあまりそういうことに気が回らないタイプだったようで、彼の父が「娘が出来るといいなぁ♪」とえらく喜んでいました(笑)」(埼玉県・kamomeさん)という声も。
高価なプレゼントでなくてもいいから、お祝いの気持ちを表すのが家族円満につながるといえそうです。
彼の親の本音3「実家に来たら一緒に料理・片付けしてほしい」23.1%
作業を通じて会話を楽しみたいから
実家に来たら一緒に料理・片付けをしてほしいという背景には、「手伝ってほしい」というよりも「作業を通じてコミュニケーションを取りたい」という思いがあるよう。
●実家に来たときだけでも一緒にキッチンに立ってほしい。作業をしなくても、いるだけでいい(三重県・SKさん・男性・59歳)
●料理しながらの方が会話が弾むと思う(東京都・すみれさいたさん・女性・59歳)
●一緒に料理をした方が楽しいし、自分の経験上、古風かもしれないけど早く家族に溶け込めると思うから(東京都・NSさん・女性・51歳)
キッチンは最強のコミュニケーションの場
先輩花嫁もキッチンでの作業を通じてコミュニケーションを図っているよう。
「彼の母は料理に関して強制はしませんが、一緒に作って教えてほしいと頼んだり、おいしくできたと報告すると喜んでくれています」(千葉県・のののののさん)、「義父の誕生日にお赤飯を炊いて持参。義歯のため柔らかめにお豆を炊いたら喜ばれた!」(千葉県・蒼のネネさん)など、良い関係を築くのに料理は役立ってくれそうですね。
彼の親の本音4「新居に招待して手料理を振舞ってほしい」12.5%
遊びに行けると楽しいから
どれどれ、どんな料理を作るのかな?という「お手並み拝見」的な意味合いのコメントもありましたが、ほとんどは「お互いの家を行き来して楽しく過ごしたい」といった内容でした。
●お互いに行き来して一緒に食事を楽しみたいから(愛知県・だいすけさん・男性・54歳)
●簡単な手料理でいいから、たまには遊びに行ってみたい(三重県・SKさん・男性・59歳)
●招待してもらって、孫と遊びながら食事をしたい(福岡県・ことかかさん・女性・57歳)
料理というより「遊びに行き来」できる関係に
先輩花嫁も手料理でおもてなしをと気張らず、大変なときには手伝ってもらっているよう。
「子どもが生まれたときなど、ご飯を作ってもらったり、お風呂に入れてもらったり、いろいろと本当にお世話になっています。また、料理のレシピを教えてもらったりしています」(千葉県・のののののさん)など気軽にお互いの家を行き来しているようです。
彼の親の本音5「息子抜きで一緒にお買い物とかに行きたい」10.6%
「友達」「娘」感覚でのお付き合いを
これは主に「彼の母」からのポイントが高かったもの。買い物自体を楽しみたいというより、お嫁さんとのコミュニケーションを楽しみたいという人が多いようです。
●かわいいお嫁さんにいろいろ買ってあげたい(福岡県・ママさん・女性・54歳)
●息子抜きで一緒に出掛けることで、義理で付き合っている感じがなくなるから(大阪府・とむさん・女性・55歳)
●孫の洋服などを一緒に選んで買いたい(福岡県・ことかかさん・女性・57歳)
「彼抜きで」がポイント
買い物のほかにも「彼抜き」で出掛けているという花嫁がたくさん。
「彼の母と同じミキサーを購入したので、一緒にセミナーに行ったり、レシピを教えてもらったりしています。そのときにほかの料理の話にもなるので、同じ調理器具を購入して彼の家庭の味を知る機会が増えてよかったなあと思います」(東京都・Chipさん)
彼抜きで、というのが距離が縮まるポイントのようです。
先輩花嫁発「私と彼の親はこんな関係です」
ほかにも「遠出したときはいつもお互いにお土産を買うようにして、プレゼントし合っています」(東京都・Reiwedさん)、「ウエディングドレスを選ぶとき、彼の親にもショップに来てもらいました」(福岡県・mtk_wdさん)など、皆さんそれぞれに良好な関係を保っているようです。
From 編集部
何をするかより「コミュニケーション」を大切に
彼の親へのアンケートでわかったことは、息子の妻に何をしてほしい、一緒に何をしたいという具体的なことより、それをきっかけとして「コミュニケーションを取りたい」と考えているケースがほとんどだということ。また、親によって「こうされたら嬉しい」と思うポイントは大きく違うようなので、どんなことが嬉しいのか聞いてみるのもあり。少しずつやりとりを重ねながら、ベストな関係を築きましょう。
構成・文/前川ミチコ イラスト/石 明子
※記事内のデータおよびコメントは2019年11月に実施した、結婚している息子を持つ男女104人へのマクロミル調査によるものです
※掲載されている情報は2020年1月時点のものです
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