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花材名でオーダーしたい!が叶う。存在感抜群の“トレンドフラワー&グリーン”図鑑

「ブーケや装花をおしゃれに仕上げたいけれど、どんなお花にすれば?」「気になるお花やグリーンがあるけど、名前が分からない!」。そんな花嫁さんのために、これさえ加えればトレンド顔間違いなしの主役級花材を、ウエディングが得意なフローリストさんに聞いてみました。これを読めば、あなたも迷わず今っぽブーケや装花がオーダーできます!

ブーケに装花……ウエディングのお花にもトレンドがあり!

好みや季節感にトレンドをプラスすれば「らしさ」全開

フラワー

ドレスと同様に、ウエディングに使われるお花やグリーンにも流行りがあるって知ってた? バラやユリなど、定番のお花とはひと味違う目新しい花材の中にも、主役級の存在感が出るものがたくさん。ここでは、加えるだけでこなれ見え必至の今どきなお花とグリーンをご紹介。好みや季節感で花材を選ぶのはもちろん、そこにひとさじのトレンド花材をプラスすれば、あなたのブーケや装花は見違えるほどセンスアップ!

また最近登場し、注目を集めている「ネイティブフラワー」をはじめとする、目新しい花々&グリーンも合わせてご紹介。ぜひぜひオーダーの際の参考に♪

今回教えてくれるのは……フローリストRaQue・新井りえさん

トレンド解説from新井さん

先生

「目下のトレンドは花弁や葉が少し尖っていたり、ギザギザになっているもの! くすみ系のニュアンスカラーやドライ人気が継続する一方、みずみずしくて色鮮やかな生花を好む花嫁さんも目立ってきています。またブーケも丸形でまとまっているよりも、ワイルドさを感じられるものが引き続き人気です」

RaQue | ラキュウ
東京・目黒にアトリエを持つフラワーショップ。ウエディングをはじめ、デコレーションやイベント装花、ワークショップまでフラワー全般を手掛ける。お花の今が感じられる、おしゃれなアレンジはこだわり花嫁からの熱い注目を集める人気ショップ

圧倒的な存在感を誇る主役フラワー<プロテア>

トレンド花材の筆頭! つぼみのままでもインパクト大

プロテア
デザイン
プロテア

「南アフリカやオーストラリアなど、南半球の国を原産とする花々はネイティブフラワー(ワイルドフラワー)と呼ばれ、ウエディングでもビッグトレンドに! それらを代表するプロテアは、一輪で主役感が高まるトレンドフラワーの筆頭として人気を集めています。ボーホースタイルに取り入れることが多いものの、最近はホテルウエディングなどの、エレガントな白×グリーンブーケにもポイントで入れ、トレンド感を出すことも」(新井さん)

選びました、プロテア!

花嫁

ナチュラルでワイルドな雰囲気を出したいと思い、リーフたっぷりのボタニカルブーケに。存在感のあるプロテアの力強い印象が気に入って使いましたが、ブラウンを基調としたアンティーク感のある会場にもぴったり! また会場装飾を和装に合う桜にしたので、色みはピンクを取り入れました(GTHWさん・@go_to_hawaii_wd)

白やアイボリーにラブコールが殺到<アネモネ>

ホワイトにブラックの2トーンタイプをご指名の花嫁が続出中!

アネモネ
デザイン
アネモネ

「こっくりした赤や紫が定番でしたが、グラデーションの品種も増えてきて、最近は白、アイボリー、淡いピンクなどが注目の的に。中でも、花びらが白く芯が濃色のタイプはブーケでも装花でも大人気。造花でも売り切れになることが多いほどです」(新井さん)

選びました、アネモネ!

花嫁

アネモネ以外はほぼグリーン。シンプルなドレスに合う理想のブーケができました。紫がかった花芯が、白×グリーンのアクセントになり、かわいすぎず大人っぽい雰囲気に。好きな花があってもドレス、顔立ち、会場などとのバランスが大事だと思うので、全体のバランスを見ながらフローリストさんに相談するのがおすすめです(@maoooam316さん)

プロテアと並ぶ個性派フラワーの代表格<バンクシア>

人気のドライフラワーがメイン。だから季節を問わず選べる!

バンクシア
デザイン
バンクシア

「プロテアと並んで高い人気を誇る、ネイティブフラワーの代表格。市場に出回るのはほぼドライの状態なので、季節を問わず使えます。見た目は大きな実を思わせ、柔らかい色合いのため、他の花材とマッチしやすいのも魅力。グリーンをメインにしたブーケや装花に加えるとこなれたナチュラル感が出て、夏婚やガーデンウエディングとも好相性」(新井さん)

選びました、バンクシア!

花嫁

リースブーケはかわいいイメージですが、かっこよくしたいとお願いしたところ、赤のバンクシアが効いた予想をはるかに超えた仕上がりのブーケに! ドライのグリーンがナチュラルな会場ともマッチし、メイクもオレンジ系で揃えていたのでコーデはバッチリでした。ブーケも衣裳の一部として捉え、ドレスやメイクとの相性も考えるとよりすてきになると思います(Yur!さん・@h_yk_wedding)

春らしさ満点でナチュラルかわいい<ミモザ>

ふわふわの黄色い小花がとびきりキュートな春限定フラワー!

ミモザ
デザイン
ミモザ

「イタリアでの風習を起源とする、3月8日の『ミモザの日』前後しか生花では出回らない初春限定のお花。春らしい雰囲気と鮮やかな黄色で、ナチュラル派の花嫁に支持されています。生花がない時季は、アーティフィシャルフラワー(造花)かドライで取り入れるのがベター。生花のブーケにミックスしても程よくなじみ、保ちも気にせず使えます」(新井さん)

選びました、ミモザ!

花嫁

挙式は春。前撮り用ブーケも春らしくしたかったので、ミモザを入れてもらいました。ミモザは他のお花との相性も良い上、春らしさがぐっとアップ。合わせるお花次第で、かわいくもかっこよくもなると思います。流行りももちろん大切ですが、季節感やなりたい雰囲気に合わせて花材を選ぶのが、自分らしさが高まるポイントかも。(ayakaさん・@__a.y.wed__さん)

花は小さくても存在感は抜群<ワックスフラワー>

ろうのような質感を持つ、野性味のあるヒットトレンド小花!

ワックスフラワー
デザイン
ワックスフラワー

「ここ最近、指名する花嫁がぐんと増えてきたのがこのお花。一輪ずつは小さくて野花のように素朴でも、ろう(ワックス)のようなつやとスプレー状にまとまって花が咲くことで主役級の存在感を発揮。基本の花色は白やピンクで、はかなさの中に秘めた力強さを感じさせるネイティブフラワーです」(新井さん)

選びました、ワックスフラワー!

花嫁

1種類の小花をドッサリ抱えるようなブーケをイメージ。みんながあまりメインで使っていないような花を探していたところ、ワックスフラワーがかわいかったのを思い出し、オーダーしました。海外ドラマみたいにロマンチック。だけどワックスフラワーならではのこびない感じもあり、花の小ささ、ボリューム、そして香りまで完璧なブーケになりました(neroさん・@__61sek)

ラスティックStyleの主役にも!<パンパスグラス>

ブーケだけでなく、高砂席をハイセンスに飾れる主役花材としても人気

パンパスグラス
パンパスグラス
パンパスグラス

「高さを出せるパンパスグラスは、トレンド花材の中でも装花のメインを張れるほど存在感があり迫力もたっぷり。大ぶりのグリーンと合わせるとさらにかっこよく、ボーホー系などのワイルドな雰囲気を望む人にも、肩の力が抜けたラスティック&リラックス派にもおすすめ。色や形に柔らかさがあるので、和装にもなじみますよ」(新井さん)

選びました、パンパスグラス!

花嫁

流行の花材だったのと、存在感を重視してセレクト。ほわほわ感が冬婚にもぴったりでした。ドサッと持つ感じがたまらなくかわいく、どの写真を見ても存在感があって大満足。形や質感の異なる似たような花材でボリュームを出すと、まとまりがよく見えますよ(Moeさん・@m_d1012wd)

くすみ系グリーンと言えばこれ!<ユーカリ>

アレンジに抜け感と今っぽさをもたらす、テイスト自由自在な神グリーン

ユーカリ
ユーカリ

「葉がコロンと丸いマルバユーカリに、小粒の実がかわいいユーカリポポラス……。色も形も豊富で好みのものを選びやすいユーカリは、抜け感と今っぽさをもたらすグレイッシュなグリーンとして大人気。ナチュラル系のアレンジはもちろん、テイストを問わず活躍してくれます。ドライにしても使いやすく、色素を抜いて白っぽくした脱色タイプなども洗練された印象に」(新井さん)

選びました、ユーカリ!

花嫁

大人っぽいくすみ系の色合いやグリーンをたっぷり使ったブーケが好みだったので、くすんでいるけど暗過ぎないユーカリを選びました。おしゃれにボリュームが出るところもよかったです。ブーケや装花で花嫁姿や会場の雰囲気が作られると思うので、好きな色や雰囲気で全体に統一感を持たせると、ゲストの印象にも残りやすいと思います(waraさん・@emi0915w)

細長くスモーキーな葉は使い勝手抜群<オリーブ>

「夫婦の木」とも呼ばれる幸せの象徴はブーケの主役にも

オリーブ
デザイン

「『夫婦の木』とも称されるオリーブは、ウエディングにぴったりでトレンドは継続中。グリーン花材の定番のユーカリより色に深みがあり、ラインもきれいに出るため、縦長や横長に形を崩した無造作なブーケにとても合います。また白バラやシャクヤクなど、定番の大ぶり花材+オリーブのみ、という組み合わせも人気です」(新井さん)

選びました、オリーブ!

花嫁

グリーンが大きく広がるワイルドブーケを希望。フローリストさんがスモーキーなオリーブを提案してくれたのですが、シンプルなドレスに映え、シックですてきでした。前撮りや後撮り、挙式、お色直しと、ブーケを持つ機会はたくさんあると思うので、写真映え抜群なワイルドブーケを取り入れてみるのもおすすめです(uro__wedさん・@uro__wed)

他にはない葉色・オレンジカラーが新鮮なリーフ<グレビリア>

くすみオレンジの葉でナチュラルブーケをランクアップ!

グレビリア
デザイン
グレビリア

「葉もののカラーとしては貴重な“オレンジブラウン”を、生花でもドライでも楽しめると昨年人気に火が付いたグリーンがこちら! ドライだと若干の色あせがありますが、そのスモーキーさに惹かれるという花嫁も多数。ネイティブフラワーの一種でもあり、個性派フラワーをよりスタイリッシュに見せます」(新井さん)

選びました、グレビリア!

花嫁

好きなテイストのブーケや高砂の写真を集めてみたら、グレビリアの葉が使われていたので選びました。オレンジ色がとても秋らしく、イメージにもぴったりでした。インスタグラムやピンタレストなどには、国内外のすてきな写真がたくさんあるので、自分の好きなテイストの写真を集めていくと、どんな花やグリーンが好きなのかがわかってきますよ(manamiさん・@mama_wedding_mm)

From 編集部

ドレスに映えるトレンドフラワー&グリーンで今一番のおしゃれ花嫁に!

SNSなどで画像を見て気になっていた、「これなに?」「これすてき♪」のお花やグリーンはここにあった? ドレスにトレンドを取り入れるようにブーケや装花にも今っぽさを盛り込めば、おしゃれ度はますます加速! お花やグリーンにこだわることで、花嫁姿はもちろん、あなたのウエディング全体が一段とセンスフルに♪

取材・文/大平美和 監修/RaQue | ラキュウ(http://ra-que.com/) 構成/松隈草子(編集部)
※掲載されている情報は2020年1月時点のものです

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