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お金・常識
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結婚式の【お車代・お返し・お礼】相場と目上ゲストのホンネは?

結婚式ではお車代やお礼、お返しの習慣があります。相手が目上の場合、「失礼のないように相場より多く包まなければいけない」と考える人もいれば、「目上の人に高額なお金を包むのは逆に失礼」と考える人も。
そこで、花嫁世代の目上に当たるゲストたちがこれらのお金に関して「どう思っているか」「どのくらいが理想的か」を聞いてみました。包む金額で悩んだら、この記事を参考に。

目上ゲストの「お車代」はどうしたらいい?

お車代には遠方から来るゲストの交通・宿泊費として新郎新婦が負担するお金と、「交通費を負担してでも来ていただきたい」という意味を込めて、祝辞を述べていただく主賓、乾杯の発声をお願いするゲストに包むお金の2種類があります。

目上の遠方ゲストの交通・宿泊費はどうしたらいい?

アンケート結果

新郎新婦側が負担する交通・宿泊費の相場は実費の半額~全額。式当日、現金を包んで渡すか、新郎新婦側でチケットやホテルを手配するのが一般的です。  
このお車代について30~60代に聞いたところ、一番多かったのは「自腹で行く」でしたが、うのみにするのは危険? 「もらったら、うれしい」と本音を語る人も多数。
また、負担を望む人でも、その割合は「1割程度」から「全額」までまちまち。親族としてより、職場の上司として出席する場合の方が多く望む傾向もあります。
基準となっているのは「自分が結婚したときや、自分の息子・娘が結婚したとき、どうしたか」や、親族や職場、友人の間にある慣習。とりわけ、職場関係者のお車代は先輩たちにリサーチして、足並みをそろえた方がよさそう。

アンケート結果

新郎新婦の経済的な状況別に希望する負担の割合を聞いたところ、余裕がある新郎新婦に対して全額負担を望む人の割合がアップ。余裕がない新郎新婦には大目に見てくれる人が多いという結果に。
遠方から来る目上の人の中には、新郎新婦が負担してくれる額を想像してご祝儀額を決める人も多いので、式招待の話をするとき、負担額について伝えることも大事。
招かれる側の経済的状況もそれぞれ。目上の人でも子育て中、シングルマザー、年金暮らしなどで生活が厳しく、ご祝儀を包むのも大変な方には、できるだけ多く負担したいところ。

目上の人のご意見

30代女性のイメージ

[親族以外の人は半分以上負担を]
親族なら多少甘えてもいいけれど、職場の上司など付き合いで呼ぶ人へのお車代が実費の半分より少ないのは失礼だと思います。後輩がくれたお車代が1割程度だったときは正直、残念な気持ちになりました。こちらはわざわざ時間をつくり、支度もして行くのです。感謝の気持ちも込めてケチってはいけない気がします。(30歳女性)

おじさんのイメージ

[金額より気持ちを伝えることの方が大切]
親友の息子さんの結婚式は自腹で行くつもりでしたが、受付の人が「どうしても」と言うので受け取りました。宴中、開けてみたらお金と共に手紙が! とても感動する文章に一人涙していました。お金よりも気持ちがうれしかったです。(52歳男性)

おばのイメージ

[タクシー券1枚ではがっかり]
うちは年金生活で余裕はありませんでしたが、めいの結婚式ではそれなりのご祝儀を包みました。新郎は一流企業勤務、めいも正社員なので、交通費を全額負担してくれるかな?と期待していたら、くれたのは会場の最寄駅からのタクシーチケット1枚だけでガッカリ。(58歳女性)

主賓や乾杯の発声を頼んだ人へのお車代はどうしたらいい?

アンケート結果

祝辞を頼んだ主賓と乾杯の発声を頼んだ人へのお車代は昨今、1万円くらいが相場といわれますが(遠方から来ていただく場合は別に交通・宿泊費を負担)、昔は会場⇔自宅間の往復ハイヤー代(タクシー料金の2~3倍)を包むか、ハイヤーを手配するのがマナーといわれたことも。
それだけに、目上の人がどう思っているか気になりますが、聞いたところ、「相場並み(1万円程度)でよい」と思っている人が約半分。遠方ゲストの交通・宿泊費と比べ、「いらない」と思っている人が少ないのも特徴的です。主賓や乾杯の発声は重責なので、きちんとした方がよさそう。
「親族だけの結婚式で、これらの役割も身内に頼むなら、多少甘えてもいいけれど、地元の名士や親の知人などあまり近しい人ではない場合は多めにするなど、関係性にもよる」という意見もありました。

目上の人のご意見

50代女性のイメージ

[世間の相場でよいのでは?]
お酒が入っていない中、式全体の大切な一部分を担うのですから、謝礼は必要。ただ、あまり多すぎてもおかしいし、少なくてもケチがつきそう。世間の相場くらいでいいのではないでしょうか?(58歳女性)

50代女性のイメージ

[ハネムーン土産でも大丈夫]
相手が祝辞や乾杯の発声を頼まれて当たり前と思っている人だったら、お礼の言葉とハネムーン土産で大丈夫だと思います。お車代の額が往復のハイヤー代相当になると、頂くご祝儀より多くなる人もいそう。そこまでする必要はないと思います。(54歳女性)

着物を着た年配女性

[2万円のお車代に心遣いを感じました]
後輩の結婚式に主賓で招かれ、祝辞を述べました。会場は近場でしたが、着物で行くと伝えたら、「お支度も大変でしたでしょうから」と、お車代2万円をくれました。着付けやヘアセット、往復のタクシーなどもかかっていたので、気遣いができる人だなあと感心。(51歳女性)

目上の人へのお礼・お返しはどうしたらいい?

アンケート結果

式に招待していない目上の方から頂いたお祝いのお返しはどうしたらいい?

式に招待しなかったり、招待したけれど、出席できなかったりした人の中には、お祝いをくださる方もいます。その場合、頂いた額の半分を内祝いとして品物をお送りするのが常識。頂いた額が1万円を超える場合、お返しは3分の1くらいでいいといわれますが、とりわけ親族からのお祝いは5万円、10万円と高額なことも多く、お返しの額で悩むことも。
調査によると約半数が世間の相場でOK。目上の人だからといって、多額のお返しをする必要はなさそう。身内の場合、「お返しよりも自分たちのことに使ってほしい」と望む人も多いので、悩んだら親と相談を。

目上の人のご意見

50歳女性のイメージ

[少額でいいけれど、地域的な習慣は確認を]
お返しはすべきですが、無理をする必要はありません。相手によっては少額でもいいし、ハネムーンお土産でもいいと思います。ただ、慣例は大事にして、地元の相場に倣った方が無難。少ないと、どう思われるか分かりません。(54歳女性)

50代女性のイメージ

[お返しでケチるのはNG]
式に呼ばなかった人からお祝いをもらったら、それなりのお返しは常識だと思います。私自身、結婚式、出産、子どもの進学などで、お祝いをいただくたびに、内祝いをお送りしていますし……。お返しの有無とかどのくらいのお返しがあったかって意外と覚えていたりします。(58歳女性)

40代女性のイメージ

[お礼の言葉だけで十分]
お祝いは、何かに役立ててほしくて贈るものであって、それをお返しに使うのは本望ではなく、期待もしていません。お礼の言葉で十分です。(48歳女性)

ご祝儀を多く包んでくださった目上の方へのお返しはどうしたらいい?

会費制だったのに、会費とは別にご祝儀もくださった方には、式に招待しなかった場合のお返しと同様の対応をするのがマナーです。
ご祝儀制でも、5万円と予想していた親族が10万円包んでくれたなど、想像以上のご祝儀を頂き、「式当日の料理や引出物では足りなかった?」と感じた場合は、多く包んでくれた金額に準じて数千円~1万円程度のお返しをする人も多い。
この場合の目上の人が考える理想的なお返し額は「相場並み」が大多数。祖父母、おじ・おばなど、関係が近しい人ほど高額なお返しを望まない傾向も。だからといって、もらいっぱなしはNG。「『高額なご祝儀をありがとうございました』と、自分の口からお礼の言葉を伝え、ハネムーン土産などで気持ちを示すとよい」という意見も。

目上の人のご意見

50代男性のイメージ

[お返しに目上・目下はありません]
ご祝儀をいくらにするかは世間の相場や年齢に関係なく、これまでの人間関係で金額を決めています。だから、高額なお返しをもらいたいとは思いません。(54歳男性)

50代女性のイメージ

[お礼の言葉もないのは残念]
10万円のご祝儀を包んだめいの結婚式は会費制のカジュアルなパーティで、食事は立食、引出物はなし。その後何かお返しがあるのかな?と思ったけれど、お礼のあいさつもなく……。ご祝儀を多く包んだ人の気持ちを無視してはいけません。(51歳女性)

30代男性のイメージ

[身内と知人では対応を変えて]
基本的に、ご祝儀はふたりのために使ってほしいと思っていますが、なんらかのお返しは必要。特に知人の場合は金額を多めに。身内の場合はお礼の言葉を直接伝えて、気持ちで返すというのもありだけど……。(38歳男性)

司会や撮影など特別なことを頼んだ目上の方へのお礼はどうしたらいい?

結婚式で何か特別なことをお願いした場合、お金を包むか、金券やギフト、ハネムーン土産、食事などで、お礼をするのがマナーです。その相場は司会や写真撮影など長時間拘束する場合が2万円前後、受付や友人スピーチ、余興、二次会幹事などは1人3000~6000円が目安。映像の編集や席次表作りなど手作りアイテムを頼んだ場合は材料費+かかった時間に見合った金額にします。
このお礼ですが、目上だからといって、多く望む人は少なく、半数の人が相場でOK。「お礼の額は年齢より、相手にどれだけ負担を掛けたかを重視して決めた方がいい」という意見もありました。

目上の人のご意見

40代男性のイメージ

[世間並みが無難]
特別なことを頼まれるということは、新郎新婦と近い関係のはずなので、お礼などなくても喜んで協力してあげたいと思います。とはいえ、新郎新婦としては「何のお返しもなしで」というわけにもいかないだろうから、世間並みでよいのでは。(48歳男性)

40代女性のイメージ

[多いとこちらの満足感がアップ]
それなりに準備に時間をかけ、進行役も兼ねてサポートしたとき、思っていたより多く包まれていて感動しました。「多いのでは?」というくらいお礼をしてもらうと、やったかいがあったと思え、気分がよくなります。 (40歳女性)

40代男性のイメージ

[上司には失礼のないように気遣いを]
目上でも、相手が仲間なのか、上司なのかで、対応の仕方は違うと思います。上司なら失礼のないよう多く包むなど、気遣いすべきだけれど、仲間なら気持ち程度でいいし、後日、食事をごちそうするという方法でもいい。無理にお願いしたり、トラブルがあって迷惑をかけたりしたら、相手の負担を考えて多めに。(47歳男性)

式当日のお車代やお礼は受付からがいい? 身内からがいい?

式当日の新郎新婦は慌ただしいので、お車代やお礼は受付または親など身内から渡してもらいます。相手が友人の場合、受付から渡すのが一般的ですが、目上の人の場合、「日頃お世話になっているから」と、あいさつかたがた親から直接渡した方がよいのでは?と思っている人も。
その方が丁寧な対応に見えますが、6割の人が「親からだと逆に受け取りづらく、受付の人からもらった方がいい」と回答。「身内からでもいいけれど、周りに人がいるところは避けてほしい」と思う人も12%いて、「場所はどこでも構わないけれど、身内から直接受け取るほうがいい」と回答した人は19%。
親からの直接のあいさつは、披露宴中にもできます。相手が目上の人であってもお車代やお礼は受付から渡す方が賢明であり、思いやりのある対応になることも。

From 編集部

人の考え方は千差万別。相手の想いや性格などに合わせて

お車代やお返し、お礼に関する常識は個々によってかなり違います。相手との関係はもちろん、その人が常識やしきたりにこだわる人かどうか、どんな想いでご祝儀を包んでくださったり、遠方から来てくださるのか……。いろいろな角度から考え、金額で迷ったら周りの人にアドバイスを求めて。

構成・文/渡邊博美 イラスト/てぶくろ星人
※掲載されている情報は2019年11月時点のものです
※記事内のデータとコメントは2019年10月、国内で行われた結婚式に、1年以内に1回以上出席し、お車代やお返し・お礼をもらったことがある30~60代のマクロミル会員108人が回答したアンケート内容によるものです

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