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お金・常識
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挙式・披露宴・衣裳・写真etc.「結婚式のお金」の細かい疑問Q&A

結婚式を前に、お金に関する不安を抱えたまま、準備をためらっている人はいませんか? 今回はそんな皆さんのために、さまざまな「お金の疑問」に編集部がスパッと分かりやすくお答えします。誰にも聞けない細かい疑問から、調べてもイマイチよく分からない疑問まで、これを読んですっきり解消してください。

1.挙式や会場・設備に関するお金

会場によって読み方が違う「似ている項目」に戸惑うカップル

Q.「挙式費用ってスタイルによって異なる?」

A. 若干異なります。一般的には司式者(牧師や神主など)が必要なキリスト教式・神前式に比べると、フリースタイルの人前式は費用がやや控えめな傾向です。


Q.「挙式料って、具体的には何と何が含まれている?」

A. 会場によって内容に差があります。基本的なものは司式者や音楽奏者への謝礼、進行を記した式次第、挙式会場の装飾など。フラワーシャワーなどの演出や、装花を造花から生花に変えるとプラス料金が発生することが多いようです。


Q.「介添え料って何のこと?」

A. 式当日、花嫁のそばに付き添ってお世話をする「介添人」に支払う費用のことです。会場によっては挙式料などに含まれることもあります。


Q.「席料って何? 会場使用料とはどう違う?」

A. 「席料」とは披露宴のゲスト席1席ごとにかかる費用で、宴席料とも呼ばれ、人数分が必要です。これに対して「会場使用料」とは披露宴会場を使用する場所代のようなもので、部屋単位で発生します。会場を貸し切りで使う場合は、会場使用料や会場料という名目で計上されるのが一般的です。


Q.「控室やブライズルームの費用って、会場使用料とは別?」

A. 会場によって異なります。会場使用料に含まれる場合もあれば、それぞれ別料金を求められることも。最初の見積りをもらう際に確認しましょう。

花嫁advice

398700さんの顔写真

\聞き慣れない項目は要確認/

見積りの中には施設使用料やサービス料など、聞き慣れない言葉がいっぱい。分からない項目があれば、スルーせずにプランナーさんに確認しましょう。(朝野公香さん)

395350さんの顔写真

\会場によって内容に差があることが/

「会場費」に含まれる内容は会場によってまちまち。その都度確認しないと具体的に何が含まれているのか分からず、他の会場との比較がしづらかった覚えがあります。(kana33さん)

2.披露宴やゲストに関するお金

メインのお肉料理の違いに悩むカップル(その1)

Q.「同じ品数なのに料理代に差が! 料金の決め手ってずばり何?」

A. ずばり、費用の決め手は食材と手間暇。高級食材を使ったメニューが高いのは当然ですが、調理にどれだけ手間がかかっているかも重要なポイントです。例えばメインの肉料理だと、そのまま焼いたステーキよりも、手間のかかるローストビーフの方がランクが高いケースが多いのです。


Q.「子ども用の料理の相場はいくら?」

A.  3000円~5000円程度。ワンプレート料理での提供が多く、会場によっては未就学児と小学生などに分けて用意してくれるところもあります。アレルギー対応の特別食は割増料金のことが多いので、会場に確認してみましょう。


Q.「フリードリンクとセットドリンク、どちらがお得?」

A. 少人数の披露宴や、お酒を飲まない人が多い場合は別として、ある程度の人数のゲストがいるならフリードリンクを頼んでおく方が金額的にお得です。人数が多いと好みもまちまちなので、さまざまな種類のものを用意しておきましょう。


Q.「フリードリンク以外の飲物を注文した場合、費用はどうなる?」

A. 式当日の精算時に追加料金が求められます。ただしメニューにないものを注文された時点で、会場スタッフがきちんと説明してくれるのであまり心配しなくても大丈夫。気になる人は、テーブルに「ドリンクメニュー」の一覧を置いておく手もあります。

Q.「装花代を抑えるいいアイデアってある?」

A. 費用を抑える方法は主に以下の通り。
  ●高価な花材をたくさん使わない
  ●市場に流通している、リーズナブルな旬の花材を使う
  ●花の分量を減らし、グリーンや器を使ってアレンジする
  ●予算の上限を伝え、その範囲内でアレンジしてもらう

他にも相談すればさまざまなアイデアを出してもらえるので、プランナーさんやフローリストさんに相談してみましょう。


Q.「演出代を抑えるいいアイデアってある?」

A. まずは歓談をメインにして演出を控えめにするなど、プログラムの検討を。演出そのものにお金をかけたくないなら、テーブルを回ってゲストと一緒に写真を撮ったり、手作りのムービーを上映することで費用が抑えられます。こちらもプランナーさんに相談してみましょう。
※「プロフィール映像を作るときに知っておいてほしいこと」
会場によって手作り映像の持ち込み、および使用する音源に制限があるため、事前に会場に確認をしましょう。


Q.「両家で引出物や引出物の値段を変えるのってあり?」

A. あり。地域によって引出物事情は異なるので、しきたりを重視するゲストがいる場合は、両家で別々のものを渡した方が無難なこともあります。ただし目立たないよう、ペーパーバッグをそろえるなどの配慮は必要です。

花嫁advice

397950さんの顔写真

\グレードをよく確認した上で注文を/

ブライダルフェア会場に飾ってあるお花はスペシャル仕様のことが多く、グレードアップ料金がかかることが。見積りをもらう際には「フェアで見た装花のボリュームで」というように、具体的に伝えるといいと思います。(宮下ひとみさん)

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\宅配の引出物にも持ち込み料が発生!?/

引出物は宅配することにしましたが、それでも持ち込み料がかかると聞いてびっくり。会場によって対応が異なるので、持ち込みを検討している人は契約前に確認を。(もえさん)

3.衣裳やビューティに関するお金

巨大なドレスの高額な持ち込み料に驚くカップル

Q.「みんな衣裳代にいくらかけている? ちなみに費用を抑える方法って?」

A. 式当日は2着着る人が多く、1着当たりの相場は20万~30万円といったところ。とはいえ、衣裳にこだわる人の中には100万円かける人もいたりするので、あくまでも参考程度に。費用を抑える手段としては、お得なセットプランを利用したり、1着でスタイリングを変える方法などもあるので、プランナーやドレスショップに相談してみて。


Q.「衣裳を外部ショップで借りる場合、持ち込み料の相場ってどのくらい?」

A. 会場によって異なるけれど、ドレスだと大体4万~5万円、新郎衣裳は2万円程度を目安に。ドレスショップが負担してくれるケースもあるので、レンタル時に要確認。


Q.「衣裳小物ってドレス代に含まれる? それとも別料金?」

A. こちらも会場やドレスショップによってまちまち。ただしオーダーしたり購入する場合は別料金のことが多いようです。グローブやベールなど、直接肌に触れるものは「買い取り」というケースもあるので、事前に確認を。

Q.「花嫁下着っていくら? 絶対用意しないとだめ?」

A. 相場は2万~3万円程度で、ビスチェやブラジャー、ウエストニッパーなどをドレスのデザインに合わせて用意します。ボディラインにメリハリをつけてドレス姿を美しく見せてくれるものなので、マストアイテムといえるでしょう。できれば市販の下着ではなく、専用のものを用意して。


Q.「新郎にもヘアメイク代って発生するの?」

A. 必須ではありませんが、お願いすると当然費用が発生します。ヘアセットのみだと5000~6000円、ファンデーションで顔色を整えるなどの軽いメークを施してもらうと、さらに5000円程度かかります。


Q.「みんなエステ代にいくらかけている? 外せないポイントは?」

A. こちらも人それぞれなので一概には言えませんが、平均すると10万円前後かける人が多いようです。ほとんどの人が頼むのがシェービング。ドレスから見える腕や背中、脇などを中心にケアします。さらに「ここが特に気になる!」というように重点的にケアしたいポイントがあれば、コースを組んで頼むのが一般的です。


Q.「お引き上げ料って何のこと?」

A. 花嫁仕様のヘアメイクを、元の状態に戻すこと。費用は会場によって異なりますが7000~8000円程度が相場です。ヘアメイク料に含まれていることもあるので確認を。

花嫁advice

390750さんの顔写真

\ドレスもお得なプランをチェック!/

ドレスも、会場やショップによっては結構お得なプランが用意されていることが。私は「上限40万円までのドレスを28万円でレンタル可能」というプランを利用しました。ちなみに私がいいなと思ったドレスは枠内に収まらなかったので、グレードアップしましたが、差額を払っても元の価格よりもかなりお得だったと思います。(くららさん)

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\これ何? 予想外の費用発生に注意/

お色直しの前に、挙式で使ったベールを外すための「ベールアウト代」。そんなところにまで費用が発生するなんて思ってもみませんでした。(林檎飴さん)

4.写真やビデオ撮影に関するお金

映画のセットのような撮影シーンに驚くカップル

Q.「スナップ撮影の費用に差が出るポイントは?」

A. 費用を抑えるなら撮影+データ納品。一方、アルバムのグレードにこだわったり、複数のフォトグラファーにお願いすると料金が上がります。撮影カット数や、オプション(お支度シーンから撮ってもらうなど)を頼むとさらにアップします。


Q.「ビデオ撮影の費用に差が出るポイントは?」

A. 「挙式のみ」や「挙式+披露宴」など、撮影時間や内容によって費用に差が出ます。一般的に撮りっ放しのものと比べて、ゲストの祝福の声を入れたり、お開き前のエンドロールに仕上げたりすると料金がアップします。


Q.「当日の記念写真って、親族の分も必要? データはもらえるの?」

A. 式当日、スタジオ内でポーズを取り、撮影してもらう記念撮影。親族の集合写真も含まれます。主に「3ポーズ●万円」という料金設定でプリント写真の形で渡され、データはもらえないケースが多いようです。親族の中で欲しいという人がいれば、あらかじめ焼き増しを頼んでおきましょう。


Q.「前撮りの相場っていくらくらい? 料金に衣裳やヘアメイク代も含まれるの?」

A. 相場は10万~15万円程度で、スタジオ撮影と比べてロケーション撮影の方がやや高め。撮影料金に衣裳やヘアメイクが含まれているプランもあるので、ふたりのニーズに合わせてさまざまなプランを比較検討してみましょう。

From 編集部

お金のことがクリアになれば、準備もスムーズ!

気になる結婚式のお金のこと、少しはクリアになりましたか? 目に見えないお金やうっかりスルーしてしまいがちなお金が結構あることに、驚いた人もいたのでは? この記事で紹介した細かいお金のことを頭に入れ、安心して式の準備に臨んでください。

構成・文/南 慈子 イラスト/てぶくろ星人
※掲載されている情報は2019年11月時点のものです

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