TOKYOサロンのブライダル旬ヘア図鑑《ナチュラル・シック》vol.1

花嫁ヘアメイクの流れは、カジュアルから《ナチュラル・シック》に移行中！

サロンに通うお客さまからの要望がきっかけで、2015年よりブライダルヘアメイクチーム『A bridal＋LIM』を発足。現在、地方に住む花嫁からの依頼も多いという。「花冠×編み込みアレンジのような甘めのカジュアルテイストが多かったのですが、最近はシンプルでいて個性的なスタイルを求める大人世代の花嫁さんからのご依頼が増えています。ヘアアクセサリーとして、リボンやひも、落ち着いたボタニカルな色合いを取り入れて、さりげない遊び心を仕込んだスタイルが一押しです」（小林さん）

for挙式《ゆるめローシニヨン×個性派ボタニカル》

ふんわりとしたフォルムのシニヨンが肩肘張らない大人のムードを演出。ルーズになりすぎないよう、耳の後ろ辺りの髪はピンで固定してすっきり仕上げて。シアバターで自然なつやを仕込むことで、リラックス感と花嫁らしい特別感を両立できる。

Process
【1】ストレートアイロンで内巻きと外巻きを繰り返し、全体に軽くウエーブをつける。

【2】襟足の真ん中辺りに髪をまとめ、ゆるく三つ編みを作る。三つ編みにした毛先を半分に折るようにして、お団子にしてゴムで結ぶ。

【3】余った毛先でゴムの結び目を隠すように巻き付け、ピンで留める。枝を長めにカットした生花をお団子に斜めに挿して完成。

ブライダルヘアの”旬”を解説！

シンプルなシニヨンに、存在感のあるボタニカルをかんざしのように挿して個性を出しました。前髪やサイドの髪は後ろに流してすっきりさせつつ、ウエーブの立体感でニュアンスをつけると大人っぽく仕上がります

for披露宴《産毛風カール＆革ひもで全方位からおしゃれな1つ結びに》

２分の1～3分の1程度の毛先を残して革ひもを巻く。毛先や後れ毛のカールによって女性らしいニュアンスが生まれる。

Process
【1】襟足の真ん中辺りに髪をまとめ、ざっくりと3等分に。真ん中の毛束をゴムで1つ結びにする。

【2】真ん中の1つ結びに両サイドの毛束を交互に巻き付け、毛先をピンで留める。

【3】約1メートルの革ひもを根元からぐるぐると巻き付ける。顔周り、毛先にストレートアイロンでカールをつけて完成。

ブライダルヘアの”旬”を解説！

タイトにまとめた1つ結びで、正面から見るとシックなアップヘアのように見えるアレンジ。前髪やサイドの髪は少しカットして、ふわふわの産毛のようなニュアンスをつけるのがこだわりです。ぐるぐるに巻き付けた革ひもで、後ろ姿もおしゃれに

Profile

小林亜珠さん nu+LIM スタイリスト

東京、大阪、シンガポール、ロンドンなど、全22店舗展開する実力派サロン「LIM」所属。サロンワークの傍ら、選抜10名のサロンスタッフによるブライダルヘアメイクチームの一員として活躍中。※2020年1月よりDot＋LIMに異動予定

《Salon Data》
nu＋LIM（ヌー プラス リム）
東京都渋谷区神宮前5-6-4 Path OMOTESANDO C棟 地下1階
TEL03-6712-6478

取材・文／岸田雅子　撮影／渡邉まり子　ヘア／小林亜珠（nu＋LIM）　メイク／原澤 雅（CODE＋LIM）　モデル／金丸りりあん　D／ロンディーネ　構成／小林有希（編集部）

※掲載されている情報と商品の取り扱いおよび価格は、2019年10月時点のものです
※掲載の価格は全て税抜きです

• 挙式・披露宴
• ヘアメイク
• アイテム検討期
• 遊び心のある
• シンプルテイスト
• ミディアム
• ロング
• ヘアセット