【結婚式の費用分担】両家が実際に「モメた」「モヤッた」アイテムTOP5
総額を折半するのか、ゲスト人数比で割るのか、こだわったものをそれぞれに払うのか……。急に親の希望も出てくることもあり、結婚式の両家費用分担はあちらこちらで「モメた」「モヤッた」の声が多数。そこで今回は、モメた・モヤッた原因のアイテムをランキングで発表! それぞれに傾向と対策を見ていきましょう。
【1位】ゲストの交通費などお車代・内祝い代
ゲスト人数比や親族間のルール違いでモメ&モヤ
遠方から参列してくれるゲストの交通費や宿泊費は、「お車代」としてふたりが一部負担するのが一般的。人数や距離はまちまちなので、「折半」にするとモメがち傾向。またふたりがどれぐらい負担したいのか、新郎新婦の考え方も、両家の親族間ルールもいろいろ。内祝いについても親族同士の暗黙のルールのようなものがある。
お車代などでモメた・モヤッた
新郎父の提案で、結婚式費用は6対4のゲスト人数比に。ゲストの交通費・宿泊費について、当初は全額負担するものと考えていたが、彼の遠方ゲストが多く彼側が「そんなに出せない……」と言い出しモメだした。(えみさん)
新郎側の遠方ゲストが多く「どこまでの人に対して負担するのか」質問すると、「仕方ないじゃん」と彼が不機嫌になった。(#maさん)
モメなかったけれど、地域柄、近所の方からもお祝いを頂き内祝いを贈ったので、総額折半にすることで不公平感が出てしまったかも。(ひでりなさん)
交通費などお車代・内祝い代の【モメ&モヤ回避策】
予想以上に相手方の遠方ゲストが多く、お車代をどこまで負担するのか意見の相違もモメ&モヤの原因。我を通さずにまずは両家の考え方を話し合って。
★それぞれの考え、両家のルールを尊重する
★支払額に大きな差が出るなら、それぞれが負担する
【2位】料理・ドリンク代
片方の希望でおもてなし予算が膨らみモメ&モヤ
料理・ドリンクは基本のコースを決めてから、さまざまなオプションにより選択肢がどんどん増えるアイテム。ウエルカムタイムにピンチョスを振る舞う、メイン料理をランクアップする、締めのご飯物をプラスする、ドリンクメニューを増やす、デザートビュッフェをやる……など。おもてなしをしたい気持ちが膨らむ一方で、予算も膨らみ、モメるアイテム堂々2位。結婚式費用を折半する場合、ゲスト人数比の差が大きいと不満が生じる傾向。
料理などでモメた・モヤッた
彼の希望でメイン料理をグレードアップ。ふたりは忙しくてあまり食べられないだろうし(笑)、おいしそうなコースだからスタンダードのままでいいのに……と、総額折半なので内心思っていた。(高橋江里菜さん)
結婚式費用は総額を折半。ふたりがゲストにケーキを取り分けるサービスを取り入れるとオプション代が付くので迷ったが、新郎の希望を通して取り入れることに……。(kurikoさん)
彼は結婚式に乗り気じゃなかったので、私が多く支払った。でも料理については「人に提供するものはちゃんとしたものを選んで」と言われてモヤッ。(こえちさん)
料理・ドリンク代の【モメ&モヤ回避策】
片方の希望で“おもてなし度”をアップ、その追加予算がもう片方にも及ぶと不満が生じる。追加予算の分担方法も含めてじっくり話し合おう。
★人数差が大きい場合は、ゲスト人数比で割る
★それぞれのこだわりポイントは、よく話し合ってから双方納得の上、決める
【3位】衣裳・小物・ヘアメイク代
高額な花嫁衣裳代をどっちが持つかでモメ&モヤ
花嫁衣裳代は高額のため、折半にすると新郎側に不満が起きる傾向。かといって新婦負担にすると金額が大きく、「ふたりの結婚式なのに……」とモヤモヤが残る場合も。加えて小物によって金額がアップするので、衣裳でモメて、小物でまたモメてと手強いアイテム。
衣裳などでモメた・モヤッた
「ドレスは高価でもいいよ」と言ってくれていたけれど、本物の真珠やダイヤモンドの小物を選んだら嫌な顔をされそうで……。怖くて言い出せなくて諦めた。(#maさん)
花嫁衣裳代が高額なのに、新郎家側から「それぞれで分けよう」と提案があり、全てをアイテム別に支払った。「ふたりの結婚式なのに……」というモヤモヤが残った。(佐々木明子さん)
新郎母が高価な留め袖をセレクト。援助も受けているので請求するのも気が引けたものの、両家の親援助金額は同じなので少しモヤッとした。(O.R.さん)
衣裳・小物・ヘアメイク代の【モメ&モヤ回避策】
高価な小物を諦めたことでモヤッた、片方の親の留め袖代が高くてモヤッたなどの意見が。ビューティの限度額を最初にふたりで決めるのもひとつの手。
★小物やヘアメイク代を含めたビューティの限度額を話し合って、枠を決める
★譲れないこだわりがあり、相手に不満が残る場合は、自分で支払う
【4位】写真&ビデオ撮影・アルバム・映像演出代
高額商品だけに熱量のバランスが悪いとモメ&モヤ
前撮りや当日の写真撮影、ビデオ撮影、スタジオでの集合写真。それらをアルバムにしたり、大きく焼いて親族に配ったり、DVDに収めたり。また当日の映像演出をプロに依頼すれば、さらに費用はかかる。いずれも大きな金額のアイテムなので、相手が記録を重要視していないとモメる傾向。親族からの強い希望で混乱することも……。
写真・映像でモメた・モヤッた
「結納をしなかったので結婚式費用は多く出したい」と新郎家から提案が。当日にビデオ撮影を入れたかったが、「ゲストに撮ってもらえばいい」という彼の考えを尊重し諦めた。結果、誰も撮っていなくて後悔した……。(西村麻衣さん)
私はなるべく費用を抑えたかったが、彼が「せっかくだから」とグレードの高いビデオプランを選択。折半だったので悩み、少し気になった。(あやめさん)
新郎側親族から写真に対するリクエストが多く「折半なのに……」と、モヤモヤした。(たーさん)
写真&ビデオ撮影・アルバム・映像演出代の【モメ&モヤ回避策】
追加予算の両家費用分担に関して不満が生じるだけでなく、諦めてしまうと記録が残せずに後悔することもあるので、納得いくまで話し合うことが大事。
★よく話し合って遠慮はしないように。
★一方がこだわりが強く、一方が思い入れがない場合は、こだわる方が支払う
★親の希望を事前に聞いておき、予算がどれだけかかるかも共有しておく
【5位】ウエルカムボードなどDIYアイテム
予想外に材料費がかさんでモメ&モヤ
節約目的でDIYにするカップルも多いが、材料費がかさんで意外に予算が膨らむことも。ペーパーアイテムの出力に失敗し、紙を購入し直すのもよくあるケース。計画的に進めないとモメる原因になる。
DIY材料費でモメた・モヤッた
DIYアイテムは私が好きなように作っていたので、材料費など小さな買い物までは彼と折半できずに自分持ちに……。(たえたそさん)
両家からのご祝儀と、結婚に向けてふたりで貯蓄したもので支払いをしたが、DIYの材料費などこまごましたものは彼のお財布から。100円均一店などでたくさん買おうとすると、「それ本当にいるの?」と聞かれて内心モヤな感じに。(#maさん)
DIY材料費の【モメ&モヤ回避策】
材料費はどちらか一方が気軽に負担し、積み重なるうちに負担の大きさを感じ、モヤることが。計画的に準備し、少額でも分担法を検討してみて。
★節約目的でDIYをするなら、会場や外部ショップに依頼した場合と手作りした場合の金額を比較する
★ゲスト人数比に大きな差がある場合、ペーパーアイテムは人数比で分ける
★そのほかリングピローやウエルカムアイテム代などは、「結婚式はふたりのもの」と考えるカップルは折半。こだわりが強く予算をかけることに合意に至らない場合は、こだわった方が支払う
From 編集部
後から増えていく予算に要注意
遠方ゲストが意外に多いことに気付いたり、料理・ドリンクをランクアップしたり、衣裳にコーディネートする小物料金がプラスされたり。当初予定していた金額より増える傾向があるアイテムは、両家の熱量に差があると、モメる原因に。最初の段階でアイテム別の大枠の予算を想定した上で、折半にするのか、ゲスト人数比にするか、こだわり別に支払うのか、決めておくといい。「折半」と決めていても、「衣裳だけはこだわり別に」など、その都度、臨機応変に支払い方法を検討することも大事。
構成・文/千谷文子 イラスト/てぶくろ星人
※掲載されている情報は2019年10月時点のものです
※記事内のコメントは、2019年8月に「ゼクシィ花嫁1000人委員会」のメンバー90人の回答によるものです
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