モヤモヤが止まらない…！“結婚式費用の両家分担”に異議あり！

結婚式への“熱量”と“出費額”にギャップがあるとモヤモヤ増殖

結婚式費用の両家分担の仕方は、「総額を折半にする」「どちらか一方が多く支払う」「ゲスト人数比で割る」などいろいろ。その選択をミスすると不満が生まれやすいよう。「新作ドレスを着たかったけれど、半額出す彼の負担が多くなるから我慢した」などと、結婚式に対する“熱量”と“出費額”が反比例する傾向も見えてきた。

私、モヤモヤしました！

どちらか一方が多く支払ってモヤ》》》生活費は彼が支払い、結婚式費用は全額私持ちという分担に。彼がまさかの「お色直しをしたい」と言いだし、「私のお金だからといって……！」とモヤ気分。（Aさん）

折半にしてモヤ》》》新婦は豪華にしたく、新郎はそこまでする必要ないという考えで、結婚式費用を折半にしたことでたびたびけんかに。最後は我慢するしかなかった。（あみちゃんさん）

どちらか一方が多く支払ってモヤ》》》新郎側が全額負担をしてくれているため、演出など好きにできなかった。（いときちさん）

まだあるモヤモヤ》》》
「総額を折半したけれど、ゲストの３分の２は彼なので少し不満が……」（Ｔさん）
「結婚式に対する情熱が違って、けんかになってしまったことも」（あいさん）
「彼の遠方の親族や友人の宿泊代なども込みで総額折半、と最初に彼に言われてモヤっとした」（Mさん）

ふたりの収入や貯蓄額、結婚式に対する“熱量”に見合った分担法を選べば、モヤモヤは起こらないはず。５つの両家分担方法をチェックしてみて！

【総額を折半】
★特徴…計算がシンプルで対等感がある。しかし自分のこだわりは貫きにくい。
★向いているふたり…ふたりの収入や貯蓄額がほぼ同じ／ゲスト人数がほぼ同じ

【どちらか一方が多く支払う】
★特徴…収入や貯蓄額に差があっても一方が補って結婚式を実現。「自分が多く支払いたい」という方の気持ちを尊重し円満に進めやすいが、支払額が少ない方は理想を貫きにくい
★向いているふたり…ふたりの収入や貯蓄額に差がある

【ゲスト人数比で分割する】
★特徴…計算がラク。こだわって金額が上がったものに対しても人数比なので、モヤモヤが残ることも。
★向いているふたり…両家ゲストの人数に大きな差がある／ゲスト人数に関係する料理や引出物に予算をかけている

【アイテム別に支払う（例：音響と映像演出は新郎、衣裳と装花は新婦など）】
★特徴…自分の理想を貫くことができるが、歯止めが効かなくなることも。
★向いているふたり…それぞれに強いこだわりがある

【複数の分担法をミックスする（例：会場費は折半、料理はゲスト人数比、音響は新郎、衣裳は新婦など）】
★メリット…納得感が高いが計算が面倒
★向いているふたり…お金のことはアバウトにしたくないと考えている

親なりの結婚式への情熱、納得いく支払い方法がある

結婚式費用の両家分担のモヤモヤに、親が登場してくるケースはとても多い。親が「やってほしい」と願うものを叶えたことによって金額が上がったり、両家の分担方法に関して親の譲れない考えがあったり……。先輩花嫁の声に耳を傾けてみて。

私、モヤモヤしました！

親の衣裳レンタル代について、新婦側親は「自分たちで支払いたい」という考え、新郎は「親の分もふたりで出したい」という気持ち。親に甘えたい私と、甘えたくない彼。双方モヤモヤ。（えりなさん）

両家の親が結婚式費用を援助してくれることになった。ところが「相手より少なくてはいけない」と見栄の張り合い合戦に……。（なつにさん）

彼親の希望で外式になり、スタッフ出張料や持ち出し料、バス代が追加。その分も折半になりモヤッとした。お金がかかってもいいからどうしても外式にしたかったのか、追加料金がかかることを知らなかったのか。ちゃんと話し合えば良かった。そしたら援助があったかも……。（オレンジさん）

まだあるモヤモヤ》》》
「新郎親からアルバムが欲しいと言われ、指定された高いランクを選んだがお金はもらえなかった」（ぷりんさん）
「新郎親から援助があまりなく、お金を多く出した新婦親はモヤ」（amさん）
「新郎親が細部まで分担しようとし、新婦親はザックリ計算しようとし、話し合いに時間がかかって面倒だった」（tkさん）

例え結婚式費用をふたりが全額負担する場合でも、親が子の結婚式を楽しみにしていることを忘れてはいけない。親が叶えて欲しいこと、親が理想とする結婚式費用の分担方法は、ときどき声を掛けて相談してみて。そこで、ふたりの考えを伝えて話し合うことも大事。ほうれんそう（報告・連絡・相談）を怠らなければ、モヤモヤは回避できるはず！

構成・文／千谷文子　イラスト／鹿又きょうこ

※掲載されている情報は2019年9月時点のものです
※記事内のコメントは、2019年7月に「ゼクシィ花嫁1000人委員会」のメンバー65人と、2019年6月に2年以内に結婚式を挙げた女性103人が回答したマクロミル調査によるものです

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