【親あいさつ】現場でありがち4大「こんなはずでは……」を回避せよ!
結婚が決まったら次はいよいよお互いの親へのごあいさつ。何事もなく無事に終わればいいけれど、中には緊張や準備不足が原因で思わぬ事態にはまることも。今回は、そんな親あいさつにありがちな4つのシーンで起こった先輩花嫁の「こんなはずでは……」なエピソードと回避策をご紹介します!
〈こんなはずでは……その1〉
会話が続かない!
緊張して、話題に詰まり……
自己紹介の後、緊張してその後の会話が続かないケースは少なくありません。今回のアンケート結果を見ても「何を話せばいいのか分からなかった」という回答が目立ちました。ただでさえ緊張する場面なのに初対面ならなおのこと、多くの人が相手の親とのコミュニケーションに苦労したようです。
卒花証言
彼が私の家に結婚あいさつに来てくれたとき、話がなかなか弾まず焦りました。もともと物静かで口数が少ない彼ですが、緊張していたせいか普段よりさらに無口になり、私の家族も「おとなしいのね」と心配してしまったくらいです。(まりもさん)
彼がそばに付いていてくれるときはいいけれど、お手洗いに立ったりして、私と親が部屋に残された途端、何を話せばいいのか分からず困ってしまいました。(teatreeさん)
編集部Advice「こうして回避!」
緊張しているのは親も同じ。最初は気を使ってあれこれ質問をしてくれるけど、そう長くは続きません。中には口下手な親もいます。そのためにも、事前に「話が途切れたらこの話題を持ち出そう!」とふたりで決めておくといいかも。例えば、料理や好きな番組、旅行、スポーツなど親との共通の話題を見つけておき、いざというときに投入できるよう準備しておきましょう。
〈こんなはずでは……その2〉
待ち合わせのトラブル
慣れない場所でうっかり……
ごあいさつを兼ねて外食をするため、外で待ち合わせをする場合も要注意。中には遠方から親が出てきたりこちらから出向いたりすることもあり、土地勘のない場所で迷子になってしまうケースもあるようです。うっかり遅刻してしまい、いたたまれない思いをした人も。
卒花証言
私の場合、待ち合わせしていたお店の前ではなく、到着する前に駅前の中途半端な場所で親とバッタリ。人混みの中で「初めまして」のごあいさつをすることになり、ちょっぴり気まずかったです。(樋川あずささん)
ごあいさつのため彼の実家を訪れましたが、泊まっていたホテルが駅から離れていたため、約束の時間に遅れてしまいました。彼がうまく説明してくれて特に問題はなかったものの、どう思われたかなと、ちょっと心配でした。(りえさん)
編集部Advice「こうして回避!」
自宅以外でごあいさつをする際に、遭遇しがちな待ち合わせの問題。上記の樋川さんのようなシチュエーションを避けるには、駅に着いたタイミングで連絡をし、「今どこ? 私たちは駅に着いたところだから後5分くらいかな」と、お互いの行動をさりげなく伝え合うのも一つの手です。また、遅刻も最初からルーズな印象を与えかねないので気を付けて。余裕を持って行動すれば、予期せぬトラブルにも慌てず対応できます。
〈こんなはずでは……その3〉
手土産にまつわる失敗
いつ何を渡したらいいかわからず……
センスを問われる手土産だけに、何を選べばいいのか迷ってしまいますよね。さらに渡すタイミングが分からないなど、手土産にまつわる悩みもちらほら報告されています。中にはせっかく選んだものが、彼のお母さんが用意してくれていたデザートとかぶってしまった気の毒なケースも。もしかすると、彼と打ち合わせしておけば避けられたのかもしれません。
卒花証言
彼が手土産を持ってきてくれたところまでは良かったけれど、手渡すタイミングがつかめずにいたら、母の方から「それ、もらおうか」とひと言。しかも、持参してくれたのはホールのチーズケーキ。おいしいけど切り分ける手間がかかりました。(ハナさん)
手土産に持って行ったのは義母の好物のプリンでしたが、なんと義母もデザートにプリンを作ってくれていました。さらに「せっかくだから」と私が持参した方を出してくれ、とても申し訳ない気持ちになりました。(さくらんぼさん)
編集部Advice「こうして回避!」
ごあいさつ時の手土産の基本は、個別包装&賞味期限がある程度長いこと。もっと交流を深めて気楽に行き来できる間柄になった後なら、生ケーキもありだけど、最初に持っていくなら、後でゆっくり食べてもらえるものを選ぶ方が無難です。
渡すタイミングは部屋に通され、改めてごあいさつをした直後。きちんと紙袋から出し、両手で手渡しましょう。
また、相手の親の好物は「自分がおいしい」と思っているからこそ、デザートやお茶請けとして用意してくれている可能性も。こちらも賞味期限を気にせず、後でゆっくり食べてもらえるものなら、たとえバッティングしても問題ないはずです。
〈こんなはずでは……その4〉
肝心の「結婚します」が言い出せない!
なかなかタイミングがつかめず……
自己紹介も終わり早く本題を切り出したいけど、何となく言い出せない空気が漂っていたり、緊張して肝心の言葉がなかなか口から出なかったり。中には「親が見かねて助け船を出してくれた」というケースもありました。一般的に「結婚させてください」と親に許しを請うのは彼の役目。横でハラハラしながら見守るのも結構疲れますよね。
卒花証言
話が盛り上がりすぎるのも善しあしかも。私たちの場合は、父がおしゃべりだったこともありずっと話し続けていたので、なかなか「結婚します」のタイミングをつかむことができませんでした。(あす香さん)
彼がなかなか肝心な言葉を言い出せずにどうしようかと思っていたら、母が切り出してくれてホッとひと安心。彼と父とは初対面でしたが、その前に母とは会っていて、お互いに気心が知れていたことが幸いしました。(kana33さん)
編集部Advice「こうして回避!」
本題を切り出すベストなタイミングは、部屋に通されて自己紹介を終え、少し雑談をしながら打ち解けてきたくらいのとき。お茶を飲み終えたときや会話が途切れた瞬間など、「今だ!」というタイミングを外さないよう前もってシミュレーションしておきましょう。
彼の親が冗舌なのは、親側も緊張している可能性も。自分たちのペースで切り出すために、合図を決めておくなどの相談をしておくといいかもしれません。
ほかにも続々。こんなシーンが要注意!
当日着ていく服に関すること、食事やお酒にまつわる失敗、おいとまのタイミングがつかめないなど、結婚あいさつシーンでの思いがけないアクシデントはその他にもいろいろ。ここからは一問一答でズバッと切り込んでいきます。
普段から彼のことを呼び捨てにしていたので、彼の親の前でもうっかりいつもの調子で呼んでしまいました。結果的に“いつもの自分をさらけ出していて良い”と言ってもらえてホッとひと安心。(朝野公香さん)
《ここがポイント!》
たまたま彼のお母さんがおおらかで事なきを得たけれど、相手の親の前では「○○さん」と呼ぶのがマナー。言葉遣いや振る舞いもしっかり見られていることを意識して。
お茶と一緒に出されたシュークリーム。食べているうちに皮がポロポロ落ちたりクリームがあふれ出たりと大変な事態に! かなり焦りました。(みっちーさん)
《ここがポイント!》
食事のマナーを気にする親もいます。食べづらいものを出した彼の親御さんも「しまった」と思っているかも。大事なのはその後の対応。「上手に食べられなくてすみません」と素直に口にできたら問題なし!
ごあいさつに着て行こうと思っていたワンピースが入らない! 前日気付いたので、仕方なく別のパンツスーツにしました。(kana33さん)
《ここがポイント!》
着て行く服や持ち物の準備は最低でも2~3日前までに。この時点なら、上記のようなことが起こっても新しいものを購入するなど何らかの手を打つことができます。
彼の実家へごあいさつに行ったとき。なかなか帰ると言い出してくれず、とはいえ自分から切り出すこともできずやきもきしました。(cotoriさん)
《ここがポイント!》
居心地がいいのか、実家へ帰るとなかなか腰を上げてくれないのが彼。特にお酒が入るとその傾向が顕著なので、行く前から「20時になったら帰ろうね」ときちんと約束しておくことをお勧め。どうしてもだめなら、「また近々おじゃましてもいいですか」と、自ら締めのトークを持ち出すことで、親が気付いてくれることも。
From 編集部
不測の事態に備え、対策を練っておこう!
いかがでしたか? 「私たちもはまっちゃうかも」とこの記事を読んでドキッとした人も結構いたのでは? 大事なのは今のうちにしっかり準備をしておくこと。緊張するのは仕方ないけれど、事前に予測して備えておけば、ダメージを最小限に抑えることができるはず。頑張ってくださいね。
取材・文/南 慈子 イラスト/鹿又きょうこ 構成/小堀そら(編集部)
※記事内のデータおよびコメントは2019年7月に「ゼクシィ花嫁1000人委員会」のメンバー56人が回答したアンケートによるものです。
※掲載されている情報は2019年9月時点のものです。
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