発表! ウエディングケーキ★人気ランキング[最旬実例付き]
登場した瞬間、会場はパッと華やいで、見ても食べてもハッピーな気持ちにしてくれるウエディングケーキ。結婚式の象徴的なアイテムの一つだからこそ、丁寧に依頼して、形にしたいもの。そこで今回、卒花の皆さんにアンケートを実施! 形、段数、コーティングなどの人気傾向は? また、皆さんの実例から見えたオーダーのポイントをチェックしましょう!
ウエディングケーキの手配先、依頼方法は?
【手配先&依頼方法】お任せ派もこだわり派も、まずは結婚式会場に相談
【手配先】
手配先は「結婚式会場」がダントツ1位で、約9割の人が該当します。ちなみに、依頼方法は会場のカタログやプランから選ぶスタイルが1位ですが、2位のフルオーダーもほぼ同数。結婚式会場では決まったデザインをいくつか用意している一方で、オーダーが可能というところも多いよう。
つまり、お任せ派もこだわり派も、結婚式会場で希望をかなえやすいということ。特に、お気に入りのお店があるという特別な事情がなければ、まずは会場に相談というのが、スタンダードです。
【依頼方法】
ちなみに、会場のカタログから選んだ人は、「気に入ったものがあった」「かわいかった」などの理由が多数を占めています。会場のウエディングケーキのラインアップも、人気の傾向をしっかり押さえたものを揃えている様子。
一方、フルオーダーでは、自分たちでデザインを描いたり、オリジナリティーあふれるものを依頼したという人もいますが、多くは、SNSなどでイメージを収集したものを見せるというオーダースタイルでした。
ウエディングケーキのデザイン(段数・形・コーティング)どうした?
【段数】食べやすさ、見た目の華やかさが基準
1段と答えた例としては、
「1段にイチゴがいっぱいのっていて、みんなでおいしく食べられそうだったから」
といったように、切り分けて食べやすいといった理由や
「ふたりとも音楽が好きで、音符や楽譜、楽器をたくさん飾り付けした」
などのように、広い面積にイラストやモチーフを描けるというメリットがあるようです。
次に多い3段は、
「3段にして周りからも見えやすいようにした」
「ウエディングケーキといえば、白くて段々になっているイメージがあった」
見た目の華やかさが理由の一つ。会場の規模感との相性も大事にしています。また最近のトレンドでもある、ドリップケーキが映えるという理由もありました。
2段も3段と同じような理由が上がりましたが、段数は価格にも影響するため、
「オプション料金がかからない中で1番可愛いかった」
など、3段に比べるとコスト面を重視した声も見られました。
【形】「幸せに丸く収まる」円形が1位
円形とスクエアは全体の8割を占め、ほぼ同数。ちなみに、1段で多いのはスクエア。2、3段のものは円形が多い結果に。
また、
「円形は全てが丸く収まるという意味があると、母にアドバイスされたため」
といったように、意味合いを大切にしたという理由もありました。
卒花さんの「円形」ウエディングケーキをチェック!
【写真1枚目】海外のウエディングケーキに憧れて、イメージを検索してオーダー。カジュアルさと大人っぽさを両立し、会場の雰囲気や装花となじむように、イチジクやブルーベリーという落ち着いたトーンのフルーツをトッピング。円形三段にしたことで、写真映えもばっちり(oyumiさん)
【写真2枚目】ヨーロッパのガーデンウエディングがテーマの結婚式だったので、会場装飾と統一感のあるリーフをあしらったウエディングケーキに。ゲストからも見やすく、クラシカルなケーキへの憧れもあって、円形の3段を選んだ(中山ほなみさん)
【写真3枚目】海外の#宝石ケーキに憧れて、なんと自らトッパーのリングを手作り。そこからこぼれ落ちるように、あめ細工のジュエリーをパティシエに作ってもらった。これらの宝石デザインが映えるように、高さやバランスのちょうどいい2段の円形ウエディングケーキに。彼の好きなモンブランクリームにもこだわりが(なるみさん)
【コーティング】揺るぎない定番はクリームコーティング
やはり断トツで1位は、スポンジを生クリームで覆った「クリームコーティング」。王道は、均一に滑らかに塗ったクリームに星形の口金で絞った装飾。他にも横に波のように筋を引いたタイプ。ナイフの形を残し、ペタペタとランダムに塗ったタイプなど、塗り方はさまざまです。
続くネイキッドは、裸(=ネイキッド)という名前が表すように、クリームで覆わずにスポンジをあえて見せるデザイン。また、かすれたようにクリームをコーティングして、うっすらとスポンジを見せるセミネイキッドも最近人気です。
チョコレートやキャラメル、フルーツなどのソースを掛けて完成するのが、ドリップケーキ。デザインだけでなく、ケーキカットにも代わる演出的な側面に引かれて選んでいる人も多いようです。
卒花さんの「ネイキッド」「ドリップ」ウエディングケーキをチェック!
【写真1枚目】クリームがトロリと垂れた合間からスポンジが見えるデザインが、ナチュラルな結婚式のイメージにもピッタリで憧れていたそう。トッピングは好きなフルーツだけ。SNSで見つけた、ふたりの名前をデザインした木製のオリジナルトッパーをあしらったのもこだわり(佐藤優香さん)
【写真2枚目】どんなゲストからも愛されるデザインにしたくて、王道のイチゴのショートケーキに。ファーストバイトを母親同士にしてもらったので、自分たちの見せどころをプラスしたくて、ドリップ演出を取り入れた(sy_wedding_0113さん)
<関連記事>ウエディングケーキの「ネイキッド」をもっと詳しく!
おしゃれな花嫁たちの間でトレンドのウエディングケーキといえば、「ネイキッドケーキ」。そもそもどんなケーキ? どんな種類がある? どんなスタイルの結婚式に合う?など、ネイキッドケーキを詳しく紹介しています!
【トッピング】種類だけでなく飾り方にもトレンドが
やはりフルーツは定番のトッピング。中でもイチゴが圧倒的に人気です。そんな中で、柑橘系フルーツなどを輪切りにした「断面フルーツ」が流行っていたり、ブルーベリーやイチジクなどの落ち着いたトーンのフルーツを組み合わせたり、新しい傾向も。
2位のチョコレートは、ふたりの名前やメッセージが書かれたプレートやチョコレートで書いた文字など。
3位にランクインしたフラワーで、特に目立っていたのは、「エディブルフラワー」といわれる食べられるお花。まるで押し花のようにあしらうデザインが人気です。
他にも、グリーンに絞って会場装飾と統一感を持たせたデザインや、新郎新婦形・文字・ガーランドなどのトッパーも人気。こぼれフルーツと呼ばれるトッピング方法や、側面にペタペタと貼り付けるようにした装飾など、種類だけでなく、飾り方のバリエーションも多彩になっています。
卒花さんの「おしゃれトッピング」ウエディングケーキをチェック!
【写真1枚目】こぼれフルーツと呼ばれる、イチゴが流れるようにあしらわれたケーキを希望。グリーンを加えることでナチュラル感をアップ。さらに、ふたりの思い出の写真と偶然にも似たようなシチュエーションのトッパーを見つけて飾ったのも、こだわりポイント(@naoca_wdさん)
【写真2枚目】インスタで見つけたエディブルフラワーのケーキにひとめぼれ。もともとお花も好きだったということもあり、色味などを具体的に伝えてオーダー。オーガンジーのチョウチョもあしらったのもお気に入り(saoさん)
手配の前に、考えておきたいこと
今回の調査では、#エディブルフラワー#断面フルーツなど最近の人気傾向も出てきましたが、イチゴ×生クリームコーティングなどの王道の形も変わらずに支持されているということもわかりました。また、サイズ感、装飾の雰囲気など、結婚式全体との調和やバランスを重視する人が多い印象です。
一方で、「みんなが見たことがないデザインで驚かせたい」「ふたりにしかないデザイン」などを形にした人もいます。
まずは、理想のイメージを考えつつ、「統一感」「食べやすさ」「個性」といった、自分なら何を大事にしたいかというポイントも押さえておきたいもの。ウエディングケーキにこだわりのある花嫁さんは会場選びの際に、理想が叶うかどうか、会場側のラインアップやオーダーの自由度についてもチェックしておきましょう。
From 編集部
ウエディングケーキは幸せのおすそわけ
セレモニーアイテムであり、装飾であり、ゲストに振る舞うものでもあり、たくさんの役割を持つウエディングケーキ。ちょっと迷ったときは、「幸せのおすそわけ」というもともとの意味合いを思い出し、ぜひ幸せがギュッとつまったウエディングケーキ選びをしてくださいね。
構成・文/小松七恵 イラスト/あなみなお
※掲載されている情報は2019年5月時点のものです
※記事内のデータ・コメントは2019年3月に「ゼクシィ花嫁1000人委員会」メンバー87名が回答したアンケートと、2019年3月に2年以内に結婚式を挙げた20~39歳の女性103人が回答したマクロミル調査によるものです
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