今どき花嫁の【ミカドシルクドレス】SNAP 海外花嫁風or王道ロイヤル?
光沢感と柔らかい肌触りが魅力のシルクは、ウエディングドレスで最もポピュラーな素材。中でもハリと厚みのある“ミカドシルク”は、キャサリン妃が選んだドレスとしても有名です。数ある中から“ミカドシルク”を選んだ先輩花嫁を取材すると、方向性が大きく2つのタイプに分かれていることが判明! ヘルシーだけど女らしい海外花嫁風か、王道のロイヤルウエディングか。スタイリスト土田麻美さんのコーデ解説付きで紹介します。
解説してくれたのは
自身もゼクシィ世代ど真ん中の“同世代”スタイリスト。今どき花嫁のおしゃれ心に寄り添った、トレンド感のあるスタイリングが得意! これまでにゼクシィ アプリでは、骨格診断やパーソナルカラー診断のドレス記事などを担当。
目指すはヘルシーだけど女らしい“海外花嫁風”
dress1:“シンプル”が様になるミカドシルクのオーダーメイドドレス
〈dress〉
「ドレスを試着する中で「こんなドレスがあったら……!」と膨らんだ理想を全部詰め込んで、オーダーメイドで作っていただきました。海外の花嫁さんからインスピレーションを得ながら、重厚感のあるシルク素材で。胸元と背中がきれいに見えるカットにこだわりました」
〈coordinate point〉
「シルクのドレスに合わせたブーケは、“SATC”のキャリーのブーケをまねして白いバラだけでシンプルに。
メイクは赤リップで一点だけポイントを効かせて、ヘアもシンプルに低めにまとめました!」(@shokonatsumeさん)
ミカドシルクの素材とスカート部分の立体感にインパクトがある分、それ以外の要素は潔く引き算しているのがさすが! 顔周りのアクセサリーも最小限、ヘアもシンプルで、おしゃれな海外花嫁のヘルシー感があって素敵です。
〈dress data〉
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dress2:ミカドシルクの重厚感が可愛らしいモチーフを大人に
〈dress〉
「挙式ではバックスタイルを撮影することが多いので、後ろに特徴のあるドレスを探しました。憧れのブランド・ANTONIO RIVAのドレスは、高級感があるのにとても軽くて、上品なミカドシルクの質感にほれぼれ! ツンツンと立体感のあるお花のモチーフもお気に入りです」
〈coordinate point〉
「メイクもドレスを引き立てるためにカラーはあまり使わず、ナチュラルだけど写真映えするように仕上げていただきました。ヘアは挙式では下めのボリュームシニヨンでしっとりと」(@luu_1124_wdさん)
すっきりと背中が開いている分、後ろに咲く華やかな立体モチーフが目を引きますね! ネックレスなしで引き算して、思い切ってデコルテと背中を肌見せしているのがポイント。ヘルシーなのにすごく女らしい!!
〈dress data〉
ANTONIO RIVAの「SOUDEH」
親受けも抜群! 上品な“王道ロイヤルウエディング”
dress1:小さい頃からの憧れ“THE 花嫁さん”のイメージを体現
〈dress〉
「私が小さい頃からずっと憧れていた“THE 花嫁さん”のイメージは、上品なミカドシルクドレスを着こなす花嫁さんでした。
母からも一番好評だったハツコエンドウのドレスは、披露宴会場の荘厳さにマッチする質感とボリューム感、清楚感も決め手に」
〈coordinate point〉
「アクセサリーはパール、ヘアスタイルも後れ毛を出さない上品なシニヨンで、王道な花嫁スタイルを意識しました。パールネックレスとイヤリングは家族からのプレゼントだったので、すごく思い入れがあります」(@j_y_wedさん)
ご本人もおっしゃっているように、王道のミカドシルクドレスで“THE 花嫁さん”の理想を叶えられていますね。ロールカラードレスは露出が控えめで上品なので、親族受けもよさそう。上半身にお悩みがある人にもおすすめです。
〈dress data〉
ハツコエンドウの「Maria」
dress2:ミカドシルクと繊細なレースの組み合わせで可憐に
〈dress〉
「ロイヤルウエディングの雰囲気に憧れていたので、上品なミカドシルクドレスに惹かれました。繊細なレースのトレーンも含め、重厚感のあるクラシカルな会場にもぴったりでした!」
〈coordinate point〉
「正統派のドレスなので、ブーケもカジュアルなデザインではなくきっちりとした印象のラウンドブーケに。
ヘアはロイヤル感を出したかったので、デンマーク皇太子妃のメアリー妃のヘアスタイルをまねしたきっちりとしたまとめ髪に」(@t_s.wedding1006さん)
ミカドシルクに繊細なレースの素材感も加わって、ご本人の可愛らしいお顔立ちにすごくお似合いだなと思いました! ラウンドブーケも、小ぶりで高さのあるティアラも、上品な可愛らしさをさらに引き立ててくれていますね。
〈dress data〉
Tous Les Deux
From 編集部
“憧れ”が自分のイメージを実現していく道しるべに!
今回取材した花嫁さんは、“ミカドシルクドレス”を選んだということ以外に、 “憧れ”の花嫁像があるという共通点がありました。それがロイヤルファミリーでも映画の主人公でも、小さい頃から思い描く花嫁さんでも。“憧れ”があることが、ドレス選びにおいても、それに合わせるアクセサリーやヘアメイクにおいても、理想を実現していく近道になりそうです。
構成・文/広田香奈 監修/土田麻美 イラスト/itabamoe
※掲載されている情報は2019年4月時点のものです
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