家計タイプ診断【スパルタ夫/妻の節約家計】をレスQ~ストレスフリーな貯蓄法~
ふたりのお金の使い方タイプから、5年後に起こりがちなトラブルがわかる「家計タイプ診断」、あなたはもうチェックした? 全7タイプの診断結果別に、家計のピンチ!を回避するためにマストな3STEPをファイナンシャルプランナーの丸山先生がレクチャー。ここでは「スパルタ夫/妻の節約家計」をレスQします!
「スパルタ夫/妻の節約家計」ってこんな家計
★夫婦どちらか、または双方の収入を合算して管理
★家計を管理する側がお金に対して厳しい/細かい
★夫が管理する場合、妻は収入を知らないケースも
★妻が管理する場合、夫のお小遣いは少額のことも
【STEP 1】お互いの貯蓄額を開示せよ!
夫または妻のどちらかが財布のひもをきつく締めている「スパルタ夫/妻の節約家計」。いくら貯まっているのか開示してくれるならいいけれど、問題となるのは、開示してくれないケースです。まずはお互いの貯蓄額を開示し、どれくらい貯まっているのかを把握しましょう。
…★…適正な貯蓄の目安って?…★…
家庭の貯蓄額は、目安として最低でも「総年収の3割」が適正といわれています。例えば、ふたり合わせて年収1000万円だとしたら、年間300万円以上は貯められるようにしたいもの。もしそれ以下だったら、問題がある使い方の可能性を考えてみましょう。
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厳しく管理される側は、自分の自由になるお金が少ない、いくら貯まっているかもわからないとなっては不信感募るばかり。家計以前の問題となってしまわないうちに、よく話し合いましょう。
From丸山先生
お互いの財布の中身をすべて明かすことは、貯蓄のためだけでなく、夫婦の信頼関係を築くチャンスでもあります。もしどちらかが開示を拒み続けるなら、家計を別々にしてお互いに管理する分担制にするしかありません。新婚のうちが軌道修正のチャンスですよ!
【STEP 2】オープンな家計簿を付けよ!
きちんと家計簿を付けることはもちろん、その内容をふたりの間でオープンにすることも大切。幸い、今の時代は夫婦それぞれがどこにいても家計簿に入力したりチェックしたりして情報を共有できるアプリがあるので、利用してみては?
…★…共有できる家計簿アプリって?…★…
スマートフォンのアプリとパソコンやタブレット端末のウェブで連動し、夫婦がクラウド上で共有できる家計簿アプリ。スマートフォンのカメラで撮影すると、品目や金額を自動入力でき、金融機関の公式サイトに接続して支出や収入の管理も簡単。「家計簿アプリ」などで検索してみて。
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From丸山先生
家計の状況をふたりで把握することで貯蓄力を付けるだけでなく、「これは共有のお金だよ」という意識を持ちながら生活することが大事。それができないと、子どもが生まれたときに「このお金は誰が出すの?」という事態につながることもあるので注意しましょう。
【STEP 3】数字を見ながら将来の貯蓄計画を!
今の貯蓄額を把握し、家計簿の情報を共有できるようになったら、将来的な貯蓄について話し合いたいもの。月々かかっているお金を具体的な数字で確認しながら、抑えられる支出はないかを考え、何のために・いつまでに・いくら貯めるのかを決めましょう。
…★…貯蓄のために「住居費」の見直しを…★…
支出の多くを占める「住居費」。これが高いと、貯蓄はしにくくなります。住居費は収入の3割以内が目安といわれ、これ以上だと、なかなか貯蓄に回しにくいもの。例えば現在、ふたりの収入の3割以内の住居費だったとしても、片方の収入だけになった場合はどうかをチェック。住居費を片方の収入の3割以内に収めると、貯蓄額を増やしやすくなります。
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貯蓄の目標を決めるときは、具体的な貯蓄額・収支の金額を見ながら話し合うことが大事。特に男性の場合は、数字を見せられると本気で考えるスイッチが入りやすいようです。
From丸山先生
スパルタ夫/妻の中には、本当にしっかり節約して貯めている人もいるけれど、中には相手のお金を当てにしているようなタイプもいるので要注意。将来の計画について話し合いながら、ふたりで家計を築き上げるという意識を高めていきましょう。
From 編集部
どちらが管理しても、情報は共有して
夫婦のどちらが財布のひもを握るとしても、その内容はふたりで把握しておくことが大事。一方的な管理体制にならないよう、意識的に情報を共有して、目標に向かってがっちり貯蓄できる力を身に付けましょう。
丸山晴美さん 節約アドバイザー・ファイナンシャルプランナー
旅行会社、コンビニ店長などを経て2001年節約アドバイザーとして独立。節約アドバイザー、ファイナンシャルプランナー、消費生活アドバイザー。食費はもちろん生活全般の節約術・ライフプランを見据えたお金の管理運用のアドバイスなどさまざまなメディアで活動中。
http://www.maruyama-harumi.com/index.html
構成・取材・文/前川ミチコ イラスト/チルチッタ D/ロンディーネ 監修/丸山晴美
※掲載されている情報は2019年4月現在のものです
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