時短&効率重視のサクサク結婚準備[演出・装飾・ペーパーアイテム編]
演出アイテムは、大きく分けると会場に頼むものと自作するものの2つ! 特に自分たちで作る場合は時間配分がカギになってくるんです。先輩花嫁さんたちの実例をヒントに、スムーズな準備を進めましょう。
何をいつ作れば間に合うのか、
まずはスケジューリングから
★全体の制作スケジュールをカレンダーに書き込もう
ウエルカムアイテムやペーパーアイテム、映像演出などは綿密なスケジューリングがカギ! まずは何を手作りして何を発注するのかを決め、それぞれいつまでに準備すればいいのか、全体のスケジュールを考えましょう。
(1)「ウエルカムアイテム・装飾アイテム」を
サクサク準備する方法
★イメージを固めた上で材料探しを始めるのがポイント
ウエルカムスペースの装飾は式のテーマやふたりの想いを形にできる場所。それだけに手作りやお気に入りのアイテムを飾る人も多いよう。時短に必要なのはイメージング。時間があればショップをぶらぶら回りながら好きなアイテムを集めるのも楽しいけれど、効率的に進めたいなら、まずはリサーチ&イメージ固めから。気になる画像を見つけたら、そこからイメージを膨らませて必要なアイテムをそろえてみては?
[事例1]装飾アイテム作成の時短ダンドリ(佐藤明日美さん)
[リサーチ開始時期]式の6カ月前から
[材料の購入時期]式の3カ月前から少しずつ
[完成した時期]式の1カ月前
ウエルカムスペースは最初にゲストをお出迎えする大事な場所なので、ふたりのセンスで飾り付け! 写真を飾るためのワイヤーフレームと、星形のライトは自宅にあったものを使い、それをベースにキャンドルやフォトフレーム、テーブルに散らすフェザーなどを追加で購入した。
ここが私の時短ポイント!
★アイテム単品ではなく、実際にコーナーに飾り付けた状態の写真をインスタグラムやインテリア雑誌でチェック。時間のあるときにじっくりリサーチしていたので、アイテム探しに迷う時間を最小限に抑えられました。
★自宅の棚をウエルカムスペースに見立て、実際に並べてみてあれこれ思案。早めにイメージを固めることができた上、無駄な買い物もしなくて済みました。
[事例2]装飾アイテム作成の時短ダンドリ(marinaさん)
[リサーチ開始時期]式の10カ月前から
[材料の購入時期]式の8カ月前から素材探し
[完成した時期]式の2週間前
[協力してくれた人]父母(ウエルカムサイン、卓上クロス)
インスタグラムで、ふたりが目指す「理想の会場デコレーション」をチェック。自分で手作りするのが難しそうなものは、フリマアプリやハンドメイド専門のマーケットアプリなどの利用も。さらに父母に手伝ってもらうことで、作業にかかるパワーと時間を削減。もちろん効率化を図るだけでなく、親も準備に参加することを楽しんでくれて大正解!
ここが私の時短ポイント!
★イメージが固まった後は、時短を意識しながらも楽しく作業。私自身が手掛けたのはウエルカムツリーの制作(所要期間/2日)です。ウエルカムサインは両親に頼み、さらに母がウエルカムコーナー用のテーブルクロスも作ってくれました。それぞれ得意な分野のものを分担して行うことも、時短につながるポイントです。
(2)「ペーパーアイテム」を
サクサク準備する方法
★市販のアイテムに手を加える方法で時短!
ペーパーアイテムは手作りしやすいアイテム。紙を選んで自分たちでレイアウトして……というように一から全部手掛けるのは大変だけど、市販品にアレンジを加えてオリジナリティーを出す方法ならサクサク! 制作・封入・宛名書きまでどのくらいの時間がかかるのかを計算し、発送日から逆算して進めよう。
[事例3]ペーパーアイテム作成の時短ダンドリ(岡部成美さん)
[手作りしたアイテム]席次表、席札ほか
[材料の購入時期]式の1カ月前
[作業にかかった期間]4日間
[完成した時期]式の1週間前
ふたりで分担しながら進めたアイテムの手作り。彼の担当は席次表の制作。大変だったのは、折り畳んだ席次表に、ふたりのイニシャル入りのタッセルを結ぶ作業だったそう。「反省点があるとすれば、私がこだわってしまったことと、作業にかかる時間がよく読めていなかったこと。もう少し綿密な計画を立てて進めた方がよかったかも。それでも彼が頑張って何とか間に合わせてくれて感謝しています」と成美さん。
ここが私の時短ポイント!
★彼と分担して行うことで、作業の効率化を図ることができました。ちなみに私はウエルカムアイテムを作り、彼は席次表の制作を担当してくれました。
★必要なグッズはネットで注文し、時短を図りました。実際に席次表に使う素材を探し始めたのは式の1カ月前ですが、手作りアイテムを専門に扱うサイトを利用することで、ショップを回る手間と労力を省けて、サクサク探すことができたと思います。
(3)「演出用の映像」を
サクサク準備する方法
★早めに写真を集めてスキャンし、パソコンに取り込んでおこう
今や披露宴にはなくてはならない映像演出。中でもお色直しの中座中に上映する「プロフィールビデオ」は、ふたりの生い立ち写真がメインになるので、難易度もそこまで高くなく、手作りにトライする人も多い。もちろんいざとなればプロに依頼する方法もあるけれど、絶対にふたりでやらなくてはいけないのが「写真集め」。まずはここを計画的にサクサク進めたいもの!
[事例4]映像演出作成の時短ダンドリ(ゆっこさん)
[写真集めの時期]帰省の際に
[作業にかかった期間]6カ月間かけて少しずつ
[完成した時期]式の2週間前
ふたりの共通の趣味で、式のテーマでもある「旅」を意識して自作した演出用のムービー。新郎新婦入場シーンからお開きまで、ずっと飛行機に乗っている雰囲気を味わってもらえるように編集。ふたりで旅行に行った際には、空港や機内で素材用の写真撮影も行ったそう。「お互いに仕事が忙しく、作業に取り組む時間が限られていたので、半年前から計画的に準備を始めて正解でした」
ここが私の時短ポイント!
★飛行機の写真に加え、ふたりの昔の写真集めも大事なポイント。帰省の際に持って帰ることができるよう、あらかじめ家族に準備をお願いしておきました。
★動画に添えるゲストへのメッセージは、グループごとに考えておくとスムーズ。それをアレンジすれば、プロフィールビデオにもエンディングビデオにもそのまま使えます。
[事例5]映像演出作成の時短ダンドリ(makoさん)
[写真集めの時期]時間のあるときに少しずつ
[作業にかかった期間]2週間
[完成した時期]式の1カ月前
[制作してくれた人]新婦の弟
プロフィールビデオの制作はパワーも時間もかかると思い、パソコンや映像編集が得意な弟に依頼。おかげで式の1カ月前にはすでに完成。早めに会場で上映し、内容をゆっくり確認する時間もつくれたそう。また弟に協力をお願いしたことで、その分の時間を会場装飾など他の手作りに充てることができた。
ここが私の時短ポイント!
★どの写真にどのメッセージを添えるのか、通勤時間や家事の合間を使って検討。スマホにメモしていたので、制作と編集を担当してくれる弟にも、そのまま送信できて便利でした。
★使用する写真は、ムービー用・ウエルカムボード用・ディスプレー用など、時間のあるときにファイルを作って分類。すっきり整理することが作業の時短につながったと思います。
From 編集部
早めにリサーチし、イメージを固めて取り掛かろう!
演出や会場装飾は、最初にどの程度イメージできているかによって、その後のダンドリに大きく差がついてくるもの。時間があるときにゼクシィアプリや先輩花嫁のSNS画像などをチェックして、雰囲気や必要なアイテムをつかんでおくことが大切。そうすれば、サクサク進められるだけでなく、無駄な出費も防げて一石二鳥ですよ♪
構成・文/南 慈子 イラスト/たつみなつこ
※掲載されている情報は2019年3月時点のものです
※記事内のコメントは2019年2月に「ゼクシィ花嫁1000人委員会」メンバー87人が回答したアンケートによるものです
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