友人や業者にオーダーしたケーキ・装花・ムービーetc.「こんなはずじゃ」の回避策
装花やウエディングケーキ、ペーパーアイテム、ムービーなど、結婚式に必要となるアイテムはさまざまだけど、どれも納得のいく仕上がりにしたいもの。でもそれらが、イメージしていたものと全く違っていたとしたら……? そんな微妙な事態を避けるために、伝説の花嫁学校の元カリスマ教師が、事前の対策をアドバイスします!
オーダー後に衝撃!「こんなはずじゃ」あるある
先輩花嫁たちが友人や業者にアイテム制作を依頼した後、「こんなはずじゃなかった……」と思った内容で多かったのは以下のようなもの。
●好みのテイストじゃなかった
●手作り感に溢れすぎていた
●結婚式のテーマとずれていた
●伝えたイメージと違っていた
これらのモヤモヤは、結婚式全体への満足度に少なからず影響してきてしまうかも!? ということで以下より、「こんなはずじゃ」な自体を回避するための対策を、4つご紹介!
対策1:NG項目を伝えること
希望のイメージを伝えることはもちろん大事だけど、それ以上に重要なのが「こんな仕上がりは嫌だ」という内容を、具体的かつ明確にしておくこと。例えば、リボンモチーフは嫌、若く見えるピンクは避けたい、など。そうすることで、自分のイメージと懸け離れたものが出来上がるという事態を予防することができます。
実体験を元に、一句詠みます
【ラブリーで 笑われちゃったら どうしよう】
いとこがサプライズでウエルカムボードを作ってくれましたが、ハートがたくさんのラブリーな感じで趣味に合いませんでした……。でもせっかくなので披露宴会場に飾りました。私の場合はサプライズでしたが、お願いする場合には、苦手なモチーフや雰囲気をしっかり伝えておくことが大事だと思います。そうすることで、より自分のイメージに近くなると思います。(熊谷安梨さん)
【似顔絵が 美化されていて 誰だこれ】
新郎のいとこに似顔絵をお願いしたのですが、美化されすぎていて全然似ていませんでした。事前に美化しすぎないでとお伝えすればよかったです。(まーさん)
【これは嫌 伝えるだけで 安定感UP】
SNSやネットで集めた、自分の理想に近い写真やイメージをなるべくたくさん見せて希望を伝えるのはもちろんのこと、使ってほしくない色やこういうモチーフは嫌だというNGなものも言葉と写真で伝えておくとより理想に近い仕上がりに導けると思います。(小西ともさん)
対策2:断る勇気を持つこと
リングピローやウエルカムボード、ウエルカムアイテムグッズなど、相手の好意で制作を申し出てくれる友人や家族、同僚がいるのはとてもありがたいこと。でも、相手のセンスや技術的な面に対して少しでも疑問や不安がある場合は、断る勇気も必要。嫌々使うことになるよりは、事前に丁重にお断りする方に力を注ごう。
実体験を元に、一句詠みます
【本当にできる? 事前に白黒 つけましょう】
私のお気に入りのキャラクターをあしらったウエディングケーキを作ることができると言うのでお願いしたのですが、仕上がりが素人レベルでした。私の場合は式場のパティシエへのオーダーだったのですが、イメージ図を渡して「本当にこの通りにできるのか」を事前にきちんと確認する方が安全だと思います。(ちゃーやんさん)
対策3:式全体のイメージを共有すること
意外と多くの花嫁が忘れがちなのがこの「式全体のイメージを伝える」ということ。アイテム一つ一つの希望の仕上がりを伝えるのに加えて、式のイメージは「森のウエディング」などと付け足すことで、制作する側もより式にマッチしたデザインを施すことができるはず!
実体験を元に、一句詠みます
【ヒントはね 相手の立場で 出すといい】
色合いや雰囲気などの苦手なイメージを伝えつつ、加えて自分たちの結婚式のイメージを伝えることが大事だと思います。NGなものと結婚式のイメージを先方がしっかり把握することで、希望の仕上がりに近づけることができると思います。(みぃさん)
【結婚式 テーマ伝えて 不安減る】
希望する仕上がりのイメージの写真などを集めて共有することはもちろん大事ですが、それだけではなく、結婚式全体のテーマや雰囲気も伝えておくことで、テーマに合わない仕上がりになる心配が少なくなると思います。(りなさん)
対策4:過去の実績を信用しすぎないこと
アイテムを依頼する側の制作サンプルに安心しきって「相手に全てお任せ」にしてしまうのはもっての外。気に入った制作サンプルを明確に伝えつつ、自分たちの場合はもう少しこうしてほしい、こんな要素を盛り込んでほしいなど、仕上がりに対して少なからず希望のイメージがある場合には事前にしっかりと伝えておきましょう。
実体験を元に、一句詠みます
【フォトグラファー 位置取り時点で 友に負け】
事前の打ち合わせがなかったのですが、過去の実績からある程度のクオリティーで撮ってくれるだろうと思っていたら、素敵だと思える写真はほとんどありませんでした(雰囲気を撮るのが上手な方だったのかもしれませんが……)。打ち合わせをお願いするか当日指示書を渡す等して、絶対に撮ってほしい構図やニュアンスは伝えておいた方が良かったなと思いました。(ちーちゃんさん)
【平たくて ケーキ入刀 絵にならず】
海外ウエディングで、何段かのケーキを想像していましたが平たい大きめのケーキでがっかりでした。相手にお任せにはせず、希望しているイメージの写真をたくさん準備して、しっかり相談しておくことが重要です。(ちーかまさん)
【中座中 微妙な反応 目に浮かぶ】
節約しようと思ってプロフィールムービーを手頃な業者(1万円前後)にお願いしました。そしたら、仕上がりがパワーポイントで自作したようなレベルでショックでした……。事前に見せてもらったサンプルは全然当てにならなかったです。(楠原絵未さん)
From 編集部
まずは自分の希望するイメージを明確に
満足いくアイテムに仕上げるための対策を把握したとしても、まずは自分の希望するイメージが明確になっていないとオーダーのしようがないもの。相手により具体的なイメージを伝えるためにも、自分の中でできる限り理想の仕上がりをイメージ、言語化、画像化して相手とのコミュニケーションを取ってくださいね。
構成・文/島袋芙貴乃 イラスト/つぼゆり
※掲載されている情報は2019年2月時点のものです
※記事内のコメントは2018年12月に「ゼクシィ花嫁1000人委員会」のメンバー58人が回答したアンケートによるものです
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