「好き×思い」をテーマに!“ふたりらしい”結婚式の叶え方~Part1~
「ふたりらしい式にしたい! ゲストに思いを伝えたい! でもどうすれば?」と、“ふたりらしさ迷子”になっている花嫁さんへ。そのヒントは等身大のふたりから探すのが正解。ふたりの「好き」とゲストへの「思い」を掛け合わせた4組の実例から、「ふたりらしい」結婚式を叶える方法をご紹介します!
実例1「アウトドア」×「食欲の秋を感じるおもてなし」
自由にみんなと語らう、おいしくフレンドリーな式に
キャンプが大好きなアウトドア派の祐佳さんカップルが選んだテーマは、『FUN★ camp!& Cafe』。そんなふたりが盛り込んだ「好き×思い」は?
【好き=アウトドア】
キャンプ、アウトドア、デニム、インダストリアルなものなど、共通好みの多いふたりが選んだのは、広いガーデン付きのナチュラルな会場。そのガーデンに愛用のアウトドアグッズを運び込み、ゲストにふたりの大好きな世界観を満喫してもらうことに。高砂席やフォトブースにもふたりの”好き”を詰め込んだ。ウエルカムボードやフォトブース、リングピロー、ガーデン装飾、メイン高砂、ゲストテーブル装花など多くのアイテムで「好き」を表現した。
【思い=食欲の秋を感じさせるおもてなし】
「食欲の秋、お腹いっぱいおいしいものを食べてほしい」という思いから、コース料理に「ホットドッグビュッフェ」を追加。ソーセージはふたりの愛用のテントを設置したガーデンのグリルで焼き、サーブは一人一人にふたりがサーブ。その場で頬張ってもらうことで、カジュアル&アウトドアな雰囲気は倍増! ふたりとゲストが自由におしゃべりを楽しむ自然体の結婚式が叶った。
花嫁VOICE
テーマには、「私たちこんなふたりです! 食欲の秋! たくさんおいしいものを食べて語らいましょう!」という気持ちを込めました。テーマに行き着くまでは、1.ふたりの好きなものややりたいことを書き出す、2.どんな式なら「ふたりらしい」かを考える、3.「#weddingparty」のタグでSNS検索。「自由」「natural」がふたりらしいと分かり、私がイメージを描いて共有、形にしていきました(祐佳さん)
実例2「温泉宴会」×「地元愛」
温泉旅館でオリジナリティ満点の手作り結婚式に
c’estさんカップルのテーマは『温泉宴会』。そんなふたりが盛り込んだ「好き×思い」は?
【好き=温泉宴会】
ふたりが仲良くなったきっかけは、老舗温泉旅館での音楽フェス。昔ながらの温泉の楽しみ方が気に入り、「ふたりの好きなこの場所に好きなものを集めて、オリジナリティのある式にしたい!」とひらめいた。式では約130畳の大広間に、ゲストが向き合う形で御膳をズラリと並べてもらうという宴会風の席次とし、ふたりの大好きな「温泉宴会」を再現。衣裳はふたり共通で好きなアンティークなドレスとスーツをセレクト。締めは地元の結婚式恒例・万歳とするなど、地元愛も盛り込んだ。
【思い=地元愛】
ゲストへ自らおもてなしをしたいとプランナーは依頼せず、ふたりでプログラムを考え、装飾やギフト、ケーキ、ペーパーアイテムなどもすべて持ち込み準備。演出もひと工夫。「フォトラウンド」風に旅館名物の牛鍋に火を着けながら回る演出を取り入れた。またこの土地ならではの味をと川魚や山菜、赤飯などをメニューに追加。飲み物は地ビール、花嫁実家のりんごジュースなども用意した。また温泉旅館気分を最後まで楽しんでもらえるようにと、プチギフトは名入れのタオルに!
花嫁VOICE
式のテーマは、1.ふたりの思い出の場所でやりたい、2.大好きなこの場所に好きなものを集めたい、2.ゲストにこの場所の魅力を伝えたいという流れから決定しました。披露宴や2次会を通して、友人ゲストからは「世界観がばっちりだった」「もう10組以上出席経験があるけど、その中で一番おいしかった!」などとうれしい感想をもらえ、すごく達成感がありました!(c’estさん)
実例3「いつもどおりシンプル」×「末永くよろしく」
自然体のまま、家族をはじめとするゲストへの感謝が伝わる式に
S.Oさんカップルのテーマは『シンプル&いつもどおり』。そんなふたりが盛り込んだ「好き×思い」は?
【好き=いつもどおりシンプル】
堅苦しいのは苦手というふたりは、「いつもどおり&シンプル」が好きという気持ちをそのままテーマに。結婚式も華美過ぎない会場を選び、末永く付き合いたい大切な友人と家族だけを招待することに。挙式は人前式にし、ゲスト全員がリレーしてくれた指輪を交換。いつもどおりのふたりのまま、飾らない言葉で愛を誓った。装花や装飾、ケーキなどもすべてシンプルに。披露宴も「張り切り過ぎると疲れてしまう」と思い、演出は最小限にし、歓談重視のプログラムに。
【思い=末永くよろしく】
伝えたかった思いは「感謝」。日頃は言えない家族への気持ちやこれからもよろしくの思いを伝えたいと、中座の再入場のエスコート役を互いのきょうだいにお願いしたり、親へのスライドショーやレターを用意。またゲストそれぞれとの出会いを大切にしたい気持ちを表現するために、グループごとに分けた席次の各テーブルナンバーは出会った西暦にするなど、シンプルだけど思いの伝わる演出を取り入れた。
花嫁VOICE
テーマを決めるにあたっては、1.どんな式にしたいかの気持ちをすり合わせる、2.すり合わせた結果、ふたり共通で「飾りすぎるのは恥ずかしい」という気持ちが一番にあることが分かる、3.いつもどおりの自分たちを見てもらいたい、装飾や演出も派手なものが思い浮かばないという流れで決定しました。いつもどおりの、背伸びしない自分たちの考えで進めれば、当日もいつもどおりのふたりで迎えられると感じました(S.Oさん)
実例4「音楽と動物」×「支えてくれた感謝」
ふたりらしくてほっこりアットホームな式に
yukiさんカップルのテーマは『音楽と動物』。そんなふたりが盛り込んだ「好き×思い」は?
【好き=音楽と動物×思い=支えてくれた感謝】
これまでの参列経験から、「新郎新婦の好きにこだわった式は楽しい」と感じていたyukiさん。自分たちの結婚式も、ふたりの「好き」を盛り込み、ゲストに楽しく「ありがとう」を伝えることにこだわった。1つめのテーマは大学のオーケストラサークルで出会ったふたりということで「音楽」に。2つ目のテーマはふたり共通で好きな「動物」とし、会場は動植物園内、さまざまなアイテムに動物モチーフを取り入れた。ウエルカムスペースには動物の楽器隊を飾り、披露宴は新郎がバイオリンを弾きながら入場。余興も仲間と演奏し心が一つに。ゲストへの感謝の思いは、それぞれの席札の裏に手書きメッセージを入れたり、エンドロールムービーでゲストへのメッセージを加えるなどし、伝えた。
花嫁VOICE
私たちのテーマは、1.花嫁が思いつく候補をとにかくたくさんリストアップ、2.候補から話し合って絞り込み、3.出会いのきっかけから「音楽」、動物好き、式場にちなんで「動物」と決定。これまでの参列経験から、「『好き』を表現した式は楽しい」と感じていたこともあり、私たちも同様に好きを表現。ふたりならではの式に参列する楽しさ、「来てよかった」と感じてもらえる式にできたかなと思います(yukiさん)
Part2の記事もCHECK!
From 編集部
「好き×思い」を形にすれば、ふたりらしい結婚式を叶えられる!
先輩花嫁のアドバイスで一番多かったのは「ふたりでしっかり話し合うことが大切」という声。「『好き』や『思い』は新郎にもあるはず。ちゃんと聞き出し、絞り込み、形にすることで彼の協力度が上がり、絆がより深まる」なんてアドバイスも。そして「好き×思い」にこだわったおかげで、「ふたりらしさがよくわかり、本当に楽しかった」とゲストに喜ばれたという声多数。先輩たちを参考に、ふたりでしっかり話し合って、好きと思いの伝わるふたりらしい式をぜひ叶えて!
取材・文/笠原恭子 D/ロンディーネ 構成/松隈草子(編集部)
※記事内のデータ・コメントは2018年11月に実施した「ゼクシィ花嫁1000人委員会」のメンバー78人が回答したアンケートによるものです
※掲載されている情報は2019年1月時点のものです
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