いつ、どこに、いくら?「結婚式会場以外」に払うお金【要注意リスト】
結婚式に関連した総費用は、大体いくらか把握している?結婚式会場以外に払う費用の項目を把握していないと、予算オーバーになってしまうので要注意。そこで結婚式会場以外に払うお金の平均や相場を、支払うタイミングごとに紹介。予算に抜け漏れがないか、確認してみて。
結婚式会場以外に払うお金、何がある?いつ払う?
リング、二次会、お車代、別撮りetc.お金のかけどころは人それぞれ
結婚式会場でもらう見積りは普段の買い物の額とは桁違い。その上、結婚式会場以外に払うお金があるとなると、不安になってしまいますね。
願い通りの結婚式を叶えるためには、まず結婚式会場以外に払うお金の項目、払うタイミングを押さえることがポイントになります。
大まかな費用項目と支払いの順番は、以下の通り。ふたりが気付いていない項目はないか、確認してみましょう。
<結婚式会場以外に払うお金と順番>
【1】親あいさつ
↓
【2】婚約記念品
↓
【3】婚約食事会・結納
↓
【4】DIYのための材料費
↓
【5】結婚指輪
↓
【6】二次会関連
↓
【7】別撮り(前撮り・後撮り)
↓
【8】ブライダルエステ・自宅ケア
↓
【9】ゲストへのお礼・お車代
↓
【10】結婚式会場以外での購入品
↓
【11】ハネムーン
次からは、順番に沿って費用の具体的な内容と相場を、卒花のアドバイスを交えて紹介していきます!
【1】親あいさつ
手土産代に加え、場合によっては交通費も
<親あいさつにかかる費用>
□ 手土産代 平均5660円
相手の親へのあいさつに持参する手土産は、3000~5000円の地元の銘菓やお酒などを持って行く人が多い。両家分で1万円前後。実家が離れていると、これとは別に交通費がかかってくることも。
親あいさつの出費、ここに注意!
相手の実家が遠方だったので、新幹線代だけで3万円かかりました。さらにお土産代、宿泊のホテル代も必要に。(フラワーさん)
【2】婚約記念品
アイテムは婚約指輪と腕時計が人気
<婚約記念品にかかる費用>
□ 婚約指輪 平均35万8000円
□ 婚約記念品の返礼品 平均13万4000円
女性への婚約記念品を購入した人は73.5%。そのうち婚約指輪を選んだ人は約9割。一方、男性への返礼品を用意したのは46.5%と半数弱。品物は腕時計が1位で、次にスーツが多い。
婚約記念品、ここで焦った!
婚約指輪の返礼品は親に任せていたら、婚約食事会の前日になって「え?必要なの?!」と言われて、焦りました。その後、親が急いでデパートで10万円のスーツ仕立券を購入してきてくれました。(もいもいさん)
婚約指輪のお返しに選んだのは腕時計。せっかくなのでと良い品を選んだら、半返しを超えてしまいました。(hitomiさん)
【3】婚約食事会・結納
結納の有無によって費用はさまざま
<婚約食事会・結納にかかる費用>
□ 結納品 平均10万8000円
□ 結納金 平均98万8000円
□ 結納の会場費(食事代含む)平均16万6000円
□ 婚約食事会の会場費(食事代含む)平均6万6000円
結納も婚約食事会も、離れた場所で行うと上記とは別に交通費がかかる。結納金と結納品の両方を用意したのは48%。結納および婚約食事会の費用は、どちらも5万~15万円がボリュームゾーン。
食事会の費用にビックリ!
両家で大人6人の会食となると、ある程度のランクの料理になるので、思った以上にお金がかかりました。(るんるんさん)
お料理を上のランクにし、ドリンクは飲み放題ではなかったのですが、場が和んでたくさん頼んだこともあり、結局10万円以上かかりました。(フラワーさん)
【4】DIYのための材料費
手作り=安価とは限らない!
<DIYにかかる費用>
□ 席札(材料費) 平均81円/枚
□ 席次表(材料費) 平均183円/枚
□ プロフィールパンフレット(材料費) 平均222円/枚
□ ウエルカムアイテム(材料費) 平均1万円
□ ムービー制作費 平均9000円
思った通りのデザインにしたい、費用を少し抑えたいといった理由で行うDIY。とはいえ、ウエディング仕様のペーパーなどは、素材にこだわるほど費用が高額に。アイテムを作る際には、材料費を考えて検討して。
材料費、思ったよりかかった……
費用を抑えようと髪飾りを自作しました。造花は1つ数百円~高くても3000円ほど。一つ一つはさほど高くないので、予備など多めに買ってしまいました。結局材料費に2万円かかったので、ハンドメイドサイトなどで依頼した方が手間がかからずよかったかも。(ぽにさん)
ペーパーアイテムは自宅印刷をフル活用。ただ、プリンターのインクの減りが想像以上に早く、インク代が高くつきました。インクの金額に驚いて「せっかく安く抑えようと思ったのに……」と泣けてきました。(tomiさん)
【5】結婚指輪
多くの人が購入する必須アイテム
<結婚指輪にかかる費用>
□ 結婚指輪(女性用) 平均14万2000円
□ 結婚指輪(男性用) 平均12万円
□ ふたり分のセット価格 平均26万1000円
結婚指輪は98.6%が購入している必須アイテム。デザインや素材にこだわると、金額がアップする。婚約指輪と同じ店舗で購入すると割引が受けられることも。
ついつい予算オーバー……
「着飾らないときにも着けるものだし」と、結婚指輪は高価なものにする予定はありませんでした。でもショップで見てみるとステキなデザインばかり。毎日着けるからこそ逆に良いものが欲しくなり、予算オーバーに。(りこまるさん)
【6】二次会関連
代行業者への依頼の有無で費用が変わる
<二次会にかかる費用>
□ 会場に払った総額 平均20万4000円
□ 二次会の会場費 平均6万円
□ ヘアメイク代 相場3000~1万5000円
□ 衣裳代 相場1万~8万円
□ 幹事代行業者への支払い 相場5万~7万円
□ 景品などのパーティアイテム 相場5万円前後
二次会の衣裳やヘアメイクは、披露宴と雰囲気を変えると金額アップ。代行業者は、9.8%が依頼。友人に幹事を頼めないときには必要経費として考えておこう。豪華な景品は、パーティを盛り上げる演出の一つに。予算を決めて、メリハリをつけて。
意外な別料金?!
結婚式会場の方が二次会用にヘアメイクを直してくれました。が、それが別料金だと後で知ってビックリ。泣く泣く支払いました……。(ぴーちゃんさん)
【7】別撮り(前撮り・後撮り)
カット数や衣裳の着数など、こだわるほど高額に
<別撮り撮影にかかる費用>
□ ロケーション撮影 平均20万4000円
□ スタジオ撮影 平均18万3000円
別撮り撮影をした人は全体の73.3%。衣裳の着数や撮影するカットの数、ロケーション撮影の場合は撮影場所の数やロケバスの有無などで、費用が変わる。両家分のアルバム代を加えるとかなりの高額に。
どこまでこだわるか、悩む……
見積りに入っていたアルバムは一番枚数が少ないもので、ページを増やしたり、両家分頼んだりして、10万円追加に。当初のプランには色打ち掛けが含まれていなくて、別に後撮りしたので、時間もお金もかかりました。事前にプランの内容をよく確認しておくのがお勧めです。(えぃみぃさん)
最初にリーズナブルなところで撮影したのですが、後からもっとクオリティーの高い写真を撮りたくなりました。結局2回前撮りをしたので、思わぬ出費に。(しーさん)
【8】ブライダルエステ・自宅ケア
自宅ケアでも意外と費用がかかる
<エステや自宅ケアの費用>
□ ブライダルエステ 平均9万4000円
□ 自宅ケア 相場1万~5万円
ブライダルエステは、ケアする部位、回数などによって金額が変動。自宅でのケアはこだわればこだわるほど費用もかかってくるので、プロに任せる部分と自分で頑張る部分の線引きが大事。
どこまでキレイを目指すか……
ブライダルエステだけでなく整体にも通ったので、費用が予定の倍かかってしまいました。その分、姿勢もよくなってゲストに褒めてもらえたので、出費は痛かったけれど後悔はしていません。(hitomiさん)
エステは当初「軽く行っておく」つもりでしたが、あれもこれも欲張った結果、思ったよりも出費が多くなってしまいました。(ねこさん)
【9】ゲストへのお礼・お車代
早めに額を決めて、費用を見積もっておくのが◎
<ゲストへのお礼・お車代にかかる費用>
□ 遠方ゲストの交通費 平均1万3030円
□ 遠方ゲストの宿泊費 平均1万4244円
□ 受付へのお礼 平均4046円
□ スピーチのお礼 平均5953円
□ 余興のお礼 平均4677円
□ 主賓・乾杯の発声の方へのお車代 平均1万606円
□ 二次会幹事へのお礼 相場3万円前後
□ 内祝い 頂いたものの3分の1から半額の金額が目安
※全て1人当たりの金額
結婚式ではゲストにさまざまな役割をお願いするため、その分のお礼を包むのが慣例。遠方ゲストの交通費をお渡しできない場合や全額出せない場合は、招待する際に伝えておくのがスムーズ。
内祝いは、結婚祝いの品物や式に出ない人からもらったご祝儀の半額を品物でお返しする慣習。品物をもらうと、3分の1~半額分の品を買ってお返しするので、意外と大きな出費に。
遠方ゲストは要チェック
遠方の方がかなり多く、お車代にお金がかかりました。ゲストが遠方だと、ご祝儀を頂いてもマイナスになるため、自分で結婚式の見積りにお車代を追加して考えた方がよいと思いました。(るんるんさん)
【10】結婚式会場以外での購入品
意外と侮れない持ち込み料の費用
<会場以外での購入品の費用>
□ 衣裳の持ち込み料 平均4万8004円
□ ブーケの押し花・ドライ加工代 平均5万6000円
結婚式会場以外で購入した品を持ち込む場合、衣裳やブーケ、引出物などは持ち込み料が必要になることが。費用を抑えたいと思って、外部で手配する際は、事前に持ち込み料の有無と金額を会場に確認しておこう。会場経由で依頼した方がリーズナブルな場合もあるので、しっかり比較検討して。
早めの確認が大事
引出物を持ち込みしようと思ったら、紙袋代が想像以上に高額でビックリ。会場外で購入して使いたい物などがあれば、早めに会場スタッフに確認して、持ち込み料などを確認しておくのがお勧めです。(Yuuaさん)
【11】ハネムーン
いつどこに行くか、予算に合わせて検討を
<ハネムーンにかかる費用>
□ ツアー代 平均29万6000円
□ お土産代 平均4万3000円
ハネムーンは66.9%の人が行った、もしくは行く予定。ハネムーンだからと、現地でのアクティビティーやディナーなども豪華になりがち。お土産代はお礼の品として配ることもあるため、通常よりも高くなる傾向に。
ぜいたくも思い出に
ハネムーンは沖縄の高級ヴィラに宿泊しました。一生に一度のハネムーンなので、高かったけれど、お金をかけてよかったと思っています。ただ、現地での飲食代やお土産、観光代などいろいろかかるので、事前に予算を立てておいた方がよいです。(すずらんさん)
From 編集部
結婚式会場に払う以外の費用も含めて予算を確認して
親あいさつ、婚約食事会、別撮り、二次会、ハネムーンと、結婚式会場に払う費用以外でもお金がかかるタイミングがいくつもあることを知っておこう。ふたりの予算と希望を突き合わせて、結婚に関連するお金の収支を確認してみて。
構成・文/稲垣幸子 イラスト/moeko
※記事内のデータならびにコメントは2023年5月に「ゼクシィ花嫁会」のメンバー59人が回答したアンケートおよび「ゼクシィ結婚トレンド調査2023」(全国推計値)、「花会調査2022」によるものです
※掲載されている情報は2023年7月時点のものです
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