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大安・仏滅だけじゃない!「六輝以外の縁起のいい日・悪い日」

結婚式や婚姻届提出に良い日は「大安」だけではありません。六輝(六曜)以外にも、「選日(せんじつ)」などあらゆる角度から日々の吉凶を判断した「縁起の良い日・悪い日」があるんです。日取り決めで悩んだら、これを参考にして。

結婚式におすすめの“吉”の日

天女が新郎新婦を祝福しているイラスト

吉凶を占う「選日」には「何事にも良い日」「金運が良い日」など、それぞれに特徴があります。まずは結婚に“吉”といわれる日をご紹介。

●天赦日(てんしゃにち・てんしゃび)★:天が万物の罪を赦す(許す)日で、最上の大吉日。年に5~6日しかないことから、「大安よりお日柄が良い」といわれ、結婚式に最適とされる。毎日の吉凶が分かる運勢の暦には「天しゃ」と記載されることも

●満月★:満月の日に結婚すると、「満月に照らされるように明るい前途と豊かで恵まれた生活が送れる」といわれる。月の満ち欠けが載った暦には〇(白抜きの丸)に「望(ぼう)」と記されることが多い

●大明日(だいみょうにち):隅々まで太陽が照らす日ということで、慶事に吉。特に引っ越しや旅行、マイホーム建築に向いている

●天恩日(てんおんにち):天の恩恵を受ける日。凶事には向かないが、結婚など慶事には大吉

●母倉日(ぼそうにち):母が子を育てるように天が人間を慈しむ日で、とりわけ結納や婚姻には大吉

●神吉日(かみよしにち・かみよしび):神社参拝、祭礼など万事の神事に「吉」なので、結婚式に向いている日

何かを始めるのに“吉”の日

新郎新婦を歓迎している天女

“吉”の日の中でも、「何かを始めるのに良い日」はこちら。もちろん「新しい人生を歩き始める日」ということで、結婚式にもおすすめです。

●一粒万倍日(いちりゅうまんばいにち・いちりゅうまんばいび)★:一粒のもみが稲穂のように万倍にも実るめでたい日で大吉。何かを始めるのにも良く、結婚や新生活開始におすすめです。金運も良く、口座開設にも吉(ただし、借金は万倍に膨らむのでNG)

●天一天上日(てんいちてんじょうにち)★:方角を誤るとたたりがある方位神「天一神」が天上に帰っている16日間はたたりがなく、何かを始めるのにも良いといわれる。家さえきれいにしておけば、どこに行っても吉なことから、引っ越しやハネムーン、結婚に良。運勢の暦には初日のみ「天一天上」と記載されていることが多い

●新月★:新月の日に結婚すると、これからの新しい生活が、新月が満ちるように次第に豊かなものになることを約束してくれるといわれる。暦には●(黒丸)に「朔(さく)」と記載されることが多い

●甲子(きのえね)★:十干と十二支の組み合わせでなる干支の1番目に当たり、物事を始めるのに良い日で大吉

日々の吉凶はどう調べればいい?

1年間の運勢が載っている暦や日めくりカレンダーの多くに六輝や★印を付けた選日が記載されています。これらが発行されるのは前年の7~9月にかけて。
ネットで「暦注計算」「縁起のいい日・悪い日」と検索すれば、★印以外の選日も記載されたカレンダーが見つかります。
満月や新月の日は国立天文台のホームページの「今年のこよみ」でも調べられます。

結婚に“凶”といわれる日

新郎新婦にダメ出しをする天女

凶の日にも由来や意味の異なるさまざまな日があります。特に気を付けたいのは不成就日と受死日、十死日。

●不成就日(ふじょうじゅにち・ふじょうじゅび)★:何をやってもうまくいかない凶日といわれる

●受死日(じゅしにち・じゅしび):葬儀以外は大凶の日。黒日ともいう

●十死日(じゅうしにち):受死日に次ぐ凶日で、婚礼も凶とされる

●十方暮(じっぽうぐれ)★:干支の甲甲(きのえさる)から10日間は十方の気がふさがっていて、失敗する恐れがあるとされる。運勢の暦には「十方暮入り」と初日のみ記載

●三伏(さんぷく)★:「初伏」、「中伏」、「末伏」の総称。酷暑の時期で、結婚式やハネムーンは慎んだ方が良いとされる

●八専(はっせん)★:干支の壬子(みずのえね)の日から12日間のうち、丑・辰・午・戌を除く8日間は、偏った天地の気が人間界に影響を与え、結婚に適さないとされる。運勢の暦には「八専入り」と「八専終わり」の日のみ記載

●帰忌日(きこび・きいみび):家に入るのを妨げられるということで、ハネムーンや結婚に向かない

●復日(ふくび)・重日(じゅうにち):吉事をすれば吉が重なるが、結婚は再婚を連想させるので凶といわれる

●大禍日(たいかにち)・狼藉日(ろうじゃくにち)・滅門日(めつもんにち):この3つは三箇(さんが)の悪日と呼ばれており、万事に向かない

吉と凶の日が重なった場合、どう考えたらいい?

吉の日と同じくらい凶の日もあるので、それらが重なる日も多くあります。その場合、
「凶の影響を受けないわけではないから、特別な日は吉のみの日にした方がいい」「由来が全部同じではないから、比較すべきではない」など考え方はいろいろ。
「最強の天赦日ですら、凶の受死日や十死日には勝てない」という説がある一方、「天赦日は“よろずよし”で、どんな凶の日と重なっても、その凶を解き、大明日や母倉日、天恩日は受死日以外の凶を打ち消してしまう」という説も。
凶にこだわりすぎると、選べる日が極端に狭まってしまいますし、どれも科学的根拠のない占い的なものなので、あまり深く考えないで。「吉だけ見て、凶は見ない」という考え方もよいですね。

From 編集部

暦が分かると、日取り選びの幅が広がる!

大安より良い吉日があったり、仏滅でも他の方法で見ると意外と良い日だったり……。「選日」などを知ると、日取り選びが面白くなります。縁起をかつぐなら、六輝以外にも目を向けて、ベストな日を見つけて。

取材・文/渡邊博美 イラスト/naco
※掲載されている情報は2018年10月時点のものです
※参考文献/易者 占い師の高島万鳳のホームページ『万鳳.com』暦注解説コーナー、『現代こよみ読み解き辞典』『こよみ用語辞典』『こよみが導く2019年 井上象英の幸せをつかむ方法』

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