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「ファーストミート」を成功させるなら……実は大事な6つのSTEP

「ファーストミート」は、新郎に新婦の花嫁姿を初めて見せるセレモニー。海外ドラマや卒花さんのステキな写真を見て、憧れている人も多いのでは? ファーストミートを成功させるには、会場決定前からのダンドリがポイント。大事な6つのSTEPを、ウエディングプランナーの荒井さやかさんに教えてもらいました!

【STEP1】ファーストミートをする目的をふたりでクリアに

ファーストミート1

ファーストミートとひと言で言っても、実はさまざまなパターンが。自分たちがどんな形のファーストミートをしたいのか、彼と話し合ってみよう。

[ファーストミートのパターン]
・衣裳は新婦だけ秘密にする/お互いに秘密にする
・ドレスは1着目のみ秘密にする/お色直しのドレスも含めて全て秘密にする
・衣裳は秘密にせず、完成した姿だけを秘密にする

『お互いの晴れ姿を見る瞬間を楽しみたい!』ということならば、1着目の完成形だけを秘密にすればOK。その方がお互いの衣裳を選んだり、ネクタイやブーケなどのコーディネートを楽しめるという利点も。どの範囲までを秘密にするか、ふたりで相談してみて。

花嫁姿を見るだけでも感動します

プランナー1

男性ってデザインまではあまり覚えていない方もいるそうで、ドレスそのものを秘密にしなくても大丈夫だったりします。最愛の人がドレス姿で立っていること自体に感動してくれるので、出会う瞬間を楽しむという発想もアリだと思います!(荒井さん)

【STEP2】会場決定前にファーストミートができるかを確認

ファーストミート2

ファーストミートを行う場合は、進行などが通常と異なってくる。以下のことを会場決定前にスタッフに確認しておくことが大切。

[会場に確認すること]
・ファーストミートの時間を式の前に取ることができるか
・ブライズルームを新郎用と新婦用の2部屋使用できるか
・ファーストミートの前に本来行うべきこと(集合写真や親族紹介など)をずらせるか
・どこでファーストミートができるか(チャペルが使用できるかなど)

何か問題が生じないかを聞いてみてから、ファーストミートをするかしないかを検討して。

時間の使い方をよく検討しよう

プランナー2

ブライズルームでファーストミートをしない場合は、ブライズルームでのふたりの思い出のカットを撮影する時間がとれない可能性があります。何かの時間をファーストミートに使うことになるということを理解しておきましょう。(荒井さん)

【STEP3】選んだドレスが彼に知られないように注意

ファーストミート3

ドレスを秘密にしたい場合は、衣裳選びは別々に。ショップスタッフには、ファーストミートを行うことを伝えて、以下のことを頼んでおいて。

[ショップスタッフに伝えること]
・彼の衣裳選びの際にドレスのヒントを出さないようにしてもらう
・伝票にドレスの名前を書かないようにしてもらう

ドレスの金額については見積りに記載してもOKなど、ふたりが秘密にしたい部分の範囲について、伝えておくと安心。ブーケの打ち合わせやメイクリハーサルの際にもドレスの話になるので、彼には席を外してもらう必要が。

周囲からバレないよう根回しを

プランナー3

ドレス自体を秘密にするなら、親御さんや友人にも「彼には秘密にしておいてね!」とひと言言っておくと万全です。既に同居しているなら、資料の置き忘れも注意を。(荒井さん)

【STEP4】プランナーと時間や場所を打ち合わせて

ファーストミート4

通常は結婚式の前に親族紹介や集合写真の撮影を行うことが多く、進行自体がファーストミートをする前提になっていない。会場との打ち合わせでは、まず通常の進行について説明してもらい、その上でどうすればファーストミートの時間が取れるかをプランナーさんに相談してみて。親族紹介の時間など、他のゲストにも関わる変更があるなら、両家の親にも話して了承を得ておきたい。

無理のない時間配分が大事

プランナー4

ふたりが出会う瞬間までお互いが視界に入らないよう、時間をずらしたり動線を考えるなど、会場側にも準備が必要になってきます。その後の進行に影響がないか、時間配分や動線に無理はないか、実際にできることをプランナーさんと擦り合わせましょう。(荒井さん)

【STEP5】フォトグラファーに撮影の希望を伝えよう

ファーストミート5

フォトグラファーが会場へ入る時間や撮影の準備も変わってくるので、ファーストミートの撮影もお願いしたいことを必ず伝えておいて。残したい写真のイメージがあれば事前に渡しておくとGOOD。ふたりにとって緊張と感動の時間になるので、目立たないところからそっと撮ってほしいとか、対面後は盛り上げてほしいなど、希望も伝えておくと安心。

撮影メインにならないよう依頼を

プランナー5

ファーストミートは、ふたりが幸せをかみ締める時間。終始撮影タイムになってしまわないように、出会いの瞬間までは静寂を保ってもらいながら、そっと撮影してもらうとよいと思います。(荒井さん)

【STEP6】その瞬間の自分のリアクションをイメージして

ファーストミート6

いざその瞬間を迎えると、緊張して思っていることを言えなかったという人も。せっかくのファーストミートなので、彼には「オーバーにリアクションしてね!」「振り向いたら抱き締めてね!」と要望を伝えておくのも手。彼が振り向いた瞬間に、自分がどんな言葉を掛けるか、伝えたいことなどをイメージトレーニングしておいて。

お互い照れずに思いを伝えて

プランナー6

日本人の新郎さんは照れくささもあり、思ってることを言えなかったり、反応が薄くて、「あんまり喜んでくれなかった」と落胆する花嫁さんも多いです。このタイミングでお互いに手紙を読んだり、新郎にブーケを持ってもらいブートニアをお返しする儀式をしてもステキ。ファーストミートの時間を、結婚への決意や相手への思いを再確認する一生の思い出にしてもらえればと思います!(荒井さん)

<卒花さんのすてきなファーストミートを紹介!>

【case1】感極まった彼の涙を見てもらい泣き

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「花嫁姿は特別なもの」と思い、式当日に見せて喜んでもらいたいとファーストミートをすることにしたarisaさん。ブライズルームは別々にしてもらい、挙式リハーサル前の15分を使って、チャペルで行った。
「チャペルにはふたりだけで、とても神聖な気持ちに。彼の元に歩みながら『私たち、結婚するんだ』と実感が湧いてきて、彼が振り向いた瞬間ふたりともすごく感動しました。その後、彼が『すごくきれい』と言って感激しているのを見て、私ももらい泣き。一生の思い出になるひとときでした」(arisaさん)

写真1枚目:新婦の足音が聞こえてきて、新郎は緊張と期待の面持ち
写真2枚目:静まり返ったチャペルにふたりだけの時間が流れる
写真3枚目:見つめ合った瞬間、お互い感動して胸がいっぱいに

【case2】彼からのサプライズのバラの花束に感激!

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彼から「俺、当日までドレス姿は取っておきたいから、試着は一緒に行かないからね~」と言われたnatsukiさん。それなら特別なお披露目をと、プランナーさんに相談しファーストミートをすることに。
当日は新婦が先に会場に入り、ブライズルームで撮影しながらお支度。「新郎がチャペルでお待ちですよ」と言われて、新郎の元へ。
「バージンロードがものすごく長く感じられました。『彼はどんな反応をするんだろう?』と緊張して、ゆっくり歩くはずが早足に。振り返った彼の手元には、バラの花束が! 思わず『えー!!』と声を上げてしまい、その瞬間緊張がほぐれて笑顔に。『きれいだね』と言ってくれたのも、うれしかったです」(natsukiさん)

写真1枚目:ファーストミートのワクワク感が伝わるナイスショット
写真2枚目:緊張で固まっている新郎の肩を、優しく叩いて合図
写真3枚目:サプライズのバラの花束に、ふたりとも満面の笑顔

【case3】突然の再プロポーズと婚約指輪に号泣

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麻夢さんカップルは、結婚する数年前から同居。ファーストミートは「せっかくスイートルームで支度するし、はやってるからやってみようか」という流れで行うことに。
ヘアメイクさんに通常より30分早く来てもらい、お互いの姿が見えないようベッドルームとリビングルームで別々に支度。一度新婦が部屋を出て、新郎がリビングルームで背を向けて待機したところに、新婦が近づいて初対面。
「振り向いた彼が涙をこらえながら婚約指輪を差し出していたので、私は『えっ?えっ?』とビックリ!  指輪をはめてもらっている時に耐え切れず号泣しました。これからつらいことがあっても乗り越えられそうと思えるくらい、最高の幸せを感じた瞬間でした」(麻夢さん)

写真1枚目:彼に近づき、肩をトントンッ。奥のミラーにもふたりの姿が
写真2枚目:振り向いた彼の手には婚約指輪! 驚きと感激の新婦
写真3枚目:「ありがとう!」と抱きついた彼女を優しく受け止める彼

From 編集部

しっかり準備して、忘れられない思い出を

ファーストミートは、ゲストの目を気にすることなくお互いの気持ちを確かめられる、とっておきの時間。ぜひ行いたいという人は準備の6STEPを参考に、会場を検討する段階から確認したり、しっかり打ち合わせを。ふたりだけの一生忘れられない思い出をつくろう。

プランナー
Profile

荒井さやかさん Coco style WEDDING 代表
フリーランスウエディングプランナー

ウエディングプランナーとして、北海道札幌市内の結婚式場に4年半勤務し、2011年に独立。ホテル、専門式場、レストランの他、公園や学校、自宅などさまざまな場所でふたりらしい結婚式を叶えるフリーランスのプランナーとして活躍中。
http://www.ccsw.jp/

構成・文/稲垣幸子 イラスト/山本あゆみ
※掲載されている情報は2018年9月時点のものです
※記事内のコメントは、2018年8月に「ゼクシィ花嫁1000人委員会」のメンバー98人が回答したアンケートによるものです

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