ゲスト207人に聞いた「どっちかって言ったらどっちがいい？」[料理・デザート・ドリンク編]
料理やドリンクの内容はもちろん、振る舞い方にもさまざまな選択肢がある結婚式。あれこれ迷うのは楽しいけれど、どれを選べばいいのかわからなくなることも。そこで、結婚式に出席経験のある20代から50代のゲストに「どっちかって言ったらどっちがいい？」を大調査。今回は[おもてなし編]を紹介するので参考にして。
ゲストに質問「どっちかって言ったらどっちがいい？」
【1】結婚式の料理、重視するポイントは？
まずは結婚式の料理で重視するポイントについて。「味」「ボリューム」「見た目」の３つから選ぶならどれがいいかを聞いてみたところ、圧倒的に「味」を選んだ人が大多数。「ボリューム」や「見た目」は１割前後にとどまるという結果に。その理由を聞くと、このような声が集まりました。
●味
・何度か結婚式に参加していると、後から思い返しても忘れている場合が多いが、味がおいしかったところは記憶に残っているから。（山梨県・女性・38歳）
・料理がおいしければ、新郎新婦を祝福する気持ちと相まって、幸せな気分になる。（東京都・女性・41歳）
●ボリューム
・味も見た目も重要だけれど、料理のボリュームが少ないと物足りなく感じられるから。実際、今までに料理が少なくて悲しかった経験がある。（福岡県・女性・38歳）
・単純に、おなかいっぱいというのが幸せ。（大阪府・男性・32歳）
●見た目
・結婚式の料理はついつい写真を撮りたくなるから。（福岡県・女性・38歳）
・ふたを開けたら煙が出てくるなど、びっくりするような料理が結婚式ならでは。（愛知県・女性・28歳）
全体的に見ると、年代が上の方が、女性よりは男性の方が「味」にこだわる傾向が。一方で、「ボリューム」を選んだのは男性が、「見た目」を選んだのは女性が多いという傾向が見られました。
【2】結婚式の料理のスタイルは？
次に聞いたのは「洋食」、「和食」、どっちかって言ったらどっちがいいか問題。7割以上が「洋食」を選びました。ゲストから挙げられたコメントは次の通り。
●洋食
・結婚式の料理といえばフレンチのフルコースが定番というイメージ。（大阪府・男性・33歳）
・普段なかなか食べられないから、ハレの日こそ食べたい。（新潟県・男性・43歳）
・普段、自分では作れないような料理がたくさん出てくるから。（沖縄県・女性・39歳）
●和食
・ちゃんとした和食は彩りがきれい。胃もたれもしにくい。（愛知県・女性・27歳）
・お箸で食べた方が緊張しない。冷めてもおいしいものが多い。（神奈川県・男性・35歳）
年代が上の人ほど、食べ慣れた「和食」を選ぶ傾向にありそうですが、実は年代による差はあまり見られなかったのが興味深いところ。むしろ、普段あまり食べないからという理由で「洋食」を選ぶ人も多かったようです。
【3】ウエディングケーキのスタイルは？
次は、ウエディングケーキについて。イミテーションケーキのように高さはないけれど、実際に食べられる「生ケーキ」と、写真映えする「イミテーションケーキ」は、やや「生ケーキ」が半分を上回ったものの、ほぼ半々に近いデータに。理由としては以下のような声が集まりました。
●生ケーキ
・幸せをお裾分けしてもらう感じがして嬉しい。（青森県・女性・50歳）
・食べられないとケーキである意味がない。（神奈川県・男性・39歳）
●イミテーションケーキ
・食べるためより、記念写真を撮るための演出。ほかのデザートを食べればいいので、ケーキは派手な方がいい。（愛知県・男性・33歳）
・せっかくだから、SNS映えするケーキがいい。（埼玉県・女性・28歳）
年代によって、選ぶ「理由」に違いが見られるのがポイント。「イミテーションケーキ」を選ぶ理由は、年代が高くなるほど「慣習」を重視し、低くなるほど「SNS映え」を重視する傾向が見られました。
【4】デザートの振る舞われ方は？
次は、デザートの振る舞われ方について。「１人ずつ席にサーブ」されるスタイルと、自由に取りに行く「デザートビュッフェ」のスタイルでは、やや「席にサーブ」を選んだ人が多かったようです。理由は次の通り。
●１人ずつ席にサーブ
・席を立って取りに行くのが面倒。人目を気にして分量も抑えてしまう。（山口県・女性・48歳）
・新郎新婦からのおもてなしの場なのに、ゲストが取りに行くのはどうなの？と疑問。（静岡県・男性・34歳）
●デザートビュッフェ
・見た目に華やか。思わず写真を撮りたくなる。（神奈川県・女性・34歳）
・好きなものを好きなだけもらえるのはうれしい。（群馬県・男性・28歳）
これについては年齢・性別の違いが顕著に見られ、年代は低い方が、男性よりも女性の方が「デザートビュッフェ」を好む傾向が見られました。
まだある！ どっちかと言えばどっち？
他にも調査したところ、このような結果となりました。
●料理はランチとして食べたい 57.5%
ディナーとして食べたい 42.5%
→料理として、というよりも「夜遅くなるより日中の方がいい」といった理由が目立ちました。
●乾杯はシャンパンがいい 74.4 %
ビールがいい 25.6%
→「シャンパン」派が圧倒的に多い一方で、「ビール」を選んだ人は大半が男性。「とりあえずビール！」で喉を潤したいという声が多く見られました。
From 編集部
ふたりらしさで選べばどれも正解！ みんなの感想を参考に
アンケートを取ってみると、全員が「こっちがいい」というものはなく、どっちを選んでも正解。ここで集めたゲストのコメントを参考にして、ふたりのウエディングによりマッチしそうなもの、ふたりのゲストに喜ばれそうなものを選びたいですね。
取材・文／前川ミチコ イラスト／本田佳世
※記事内のデータならびにコメントは2018年8月に実施した、結婚式に参列経験のある20～50代男女207人が回答したマクロミル調査によるものです
※掲載されている情報は2018年9月時点のものです
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