思わず持ち帰りたくなる! ワザあり素材の「席札」8選<part1>
誰の席かわかるように、ゲスト一人一人のために用意するのが席札。二つ折りにした紙タイプが定番ですが、今、紙以外の素材で用意するこだわり派が増えています。意外性が興味をそそり、ゲストが「持って帰りたい!」と思わずにはいられない先輩花嫁の席札を集めてみました!
【ペーパーアゲート(めのう)】
宝石のように神秘的!繊細なカリグラフィーで洗練の表情
ペーパーアゲートとは日本では「めのう」と呼ばれる鉱物をスライスしたもの。美しい模様や色合いがまるで宝石のようで、海外のウエディングから人気がじわじわと出てきています。
「披露宴会場がクラシカルな雰囲気だったので、カリグラフィーで海外のウエディングのような席札にしたいと思っていました。少しモダンなテイストで仕上げたいと思い、水彩で染めるアゲートをチョイス。インスタで見つけたアーティストさんにオーダーしました」
(miさん/@miiii0211_wed)
「こんなおしゃれな席札は見たことない!」と後日称賛の声があったそう。席札を持って撮影するゲストも多数!
手配方法/インスタで見つけたカリグラフィーのアーティストにオーダー
費用/ひみつ 95個
【フード】
一人一人の名前を手書きしたアイシングクッキー
「他とはかぶらない席札にしたいと考えていたところ、アイシングクッキー制作をしている姉がお手伝いしてくれることに。デザインを会場装花に合わせてくれたり、男女と子どもでデザインを分けたり工夫を凝らし、世界で一つだけの席札になりました」
(charu0406さん)
「かわいすぎる!」というコメントをSNSに載せてくれたり、「自分の名前入りのクッキーをもらえてすごくうれしい!」という声を掛けられたそう
手配方法/アイシングクッキー制作をしている姉にオーダー
費用/74枚無料(通常オーダーすると5万1800円~7万4000円、1枚当たり700~1000円)
ドライオレンジをあしらったナチュラルなクリップ席札
「会場や装花がとてもナチュラルだったので、席札も木や自然素材のものがいいと思い、ドライオレンジと葉っぱ、木製クリップの組み合わせで統一感を演出。プロフィールブックに挟めるようにクリップタイプにしました」
(tsutsu_weddingさん)
ドライのオレンジと葉っぱ、名前を印刷した布とクリップを1人分ずつ組み合わせて、接着。歓談中に、友人たちがロゼットのように服に付けて見せに来てくれたそう
手配方法/包装紙や文具の専門店で材料を購入し手作り
費用/38個で2926円(1個当たり77円)
【シーグラス】
思い出のガラスのかけらに一つ一つ名前を手書き
シーグラスは、海岸に流れ着いたガラスのかけら。波にもまれて磨かれた独特の風合いが人気です。インテリアとして飾られたり、アート作品として取り入れられたりと、注目を集めているアイテムです。
「ハワイウエディングだったので海にまつわるアイテムがいいなと思っていました。彼にも相談し、好きな色であるブルーのシーグラスに。もともとビーチコーミング(海辺で貝殻や海にまつわるものを拾い集めること)が好きで、地元の海や旅先で集めていたので、思い出のアイテムを、大切な日に使いました」
(amy_hi2018さん)
無料のカリグラフィーのフォントをダウンロードしたものを参考に、白いペンで書き上げた。作成にかかった時間は約1時間。当日は、ゲスト全員が持って帰ってくれたそう。中にはリビングに飾ってくれたという声も!
手配方法/もともと持っていたものと、足りない分はネットで購入し、手描き
費用/35個で1150円(1個当たり約33円)
【フェザー】
天使の羽根に見立てて、ビンテージライクにセット
「結婚式のテーマがビンテージとおとぎ話で、チャペルの壁柄やフェザーシャワーの演出とリンクさせ、天使の羽根をイメージしたフェザーに。名前は一文字一文字スタンプを押しました」
(Mayuさん)
しっかりとしたガチョウの羽根を購入し、100円ショップで購入したイニシャルスタンプを押印。約2時間で完成した。当日は、テーブルの他の装飾と合わせておしゃれな写真を撮影してくれたゲストもいたそう。「スタンプ押すの大変だったね」というねぎらいの言葉も
手配方法/花嫁の手作り
費用/80名で1200円(1枚当たり15円)
【レザー】
すぐに使いたくなるカラフルなレザータグ
「席札は絶対手作りしようと決めていました。紙ではなく残るものにしたいというのもこだわり。卒花さんのレザータグがかわいかったので、挑戦しました!」
(as_wdさん)
レザーを切って、周囲をミシンで縫い、パンチで穴を開けてハトメをセット。ボールチェーンを通して完成。製作日数は4日間。式当日、すぐにカメラに付けてくれた友人が何人かいたそう
手配方法/花嫁の手作り
費用/75個で5000円(1個当たり約67円)
タッセルを添えて品よく仕上げた、刻印入りのレザー
「紙の席札だと捨てられてしまうことが多いと思い、ずっと持ってもらえるような席札にしたいと思っていました。席札の用途を超えて喜んでもらえるものをと、試行錯誤。紐とタッセルをあしらったレザー席札にしました」
(18.87weddingさん)
レザーをカットし、ハトメパンチで穴を開ける。水に浸してスタンプで刻印し、乾いたらミンクオイルでつやと深みを出し、ハトメを止める、最後にひもとタッセルを付ける。少しずつ作って3カ月で完成。「子どものオムツポーチのネームタグにしたよ!」と写真を送ってくれる友人や、家の鍵に付けて使用してくれる友人もいるそう。
手配方法/花嫁の手作り
費用/90個で7200円(1個当たり約80円)
【シェル】
ペイントしたシェル席札は、ゲストブック代わりにも
「ハワイでの挙式だったので海っぽさを演出したくて、『Pinterest』で見つけたシェルの席札がかわいかったので、参考にしました。持って帰ってもらうのが負担になるかなと思い、ゲストにはシェルにメッセージを書いてもらい、回収してゲストブック代わりにしました」
(まなさん)
シェルをスプレーで白く塗り、ゴールドの絵の具で縁取り。手紙を入れた紺色の封筒にゴールドの絵の具で名前を書いて、シェルと共にイーゼルにセット。ゲスト皆からの祝福のメッセージが書かれたシェルは、今もふたりの自宅に飾られているそう
手配方法/花嫁の手作り
費用/12個で6000円(1個当たり500円)
From 編集部
名前入りだからこそ、特別な贈り物に
一人一人の名前が入ったアイテムだから、ゲストにとっても特別な物になり、今回の実例でもほとんどの結婚式で大切にお持ち帰りされたようです。今トレンドになりつつある素材から意外なアイテムまで、席札のバリエーションは無限大ですね! ぜひ皆さんも自由な発想で考えてみてくださいね。
構成・文/小松七恵
※記事内のデータならびにコメントは、2018年7月に「ゼクシィ花嫁1000人委員会」メンバー95人が回答したアンケートによるものです。
※掲載されている情報と商品の取り扱いおよび価格は2018年9月時点のものです
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