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お金・常識
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ヌケ・モレ絶対回避!会場でもらう【見積り】の正しい見方

会場見学に行くと、個々の希望に応じた見積りを作ってくれます。しかし、見積りにはふたりが必要なものがすべて含まれているとは限らず、会場によって含まれているものも異なります。
総額しか見ないで会場を決めてしまうと、後で大幅アップになりかねず、会場比較もちゃんとできません。この記事を基に見積りを正しくチェックして、本当にかかる費用を把握しましょう。

見積りって何回もらうか知ってる?

見積りをもらった回数とタイミングのデータグラフ

人によって違いますが、多いのは4~5回、平均回数は4.4回。
4回の場合、見学時の後は、衣裳決定時または初回打ち合わせ時、主要アイテム決定時、最終打ち合わせ時となり、5回の場合は、招待状の返信はがきが届いて人数が確定した時、成約者向けのフェアで料理や引出物などを選んだ時などが加わる。
見積りをもらうのは無料なこともあって、何か決めるたび、変更があるたびもらった人も。

見積りの見方の基本

見積表

見積りを正しく読むため、まずは見積表の仕組みを理解しよう。

A 挙式日/式費用は日取りによって違うので、希望日になっているか確認を。

B 人数/大人と子ども(小学生以下が目安)に分けて表示。実際の人数に近いほど見積りの精度がアップ。

C 項目/飲食、衣裳などジャンルごとに必要アイテムを記載。金額未記入の項目は後でプラスされる可能性も。項目名が会場で違うこともあるので、分からなかったら確認を。

D 単価/料理、装花、引出物など選んでみないと金額が確定しないアイテムは最低単価のことも多いので、内容の確認が必須。

E 数量/料理は大人と子どもで分けて人数を出すけれど、ケーキは両方合わせた人数。プチギフトは全員だけど、引出物は家族で招待の場合、1つでよく、全員分は不要。このように項目ごとに必要数が違うので、細かくチェックを。

F 備考/意外と重要なことが記載されているので見逃さないで。

G プラン/パックプランや衣裳プラン利用の場合、含まれている内容を要確認。

H サービス料/料飲や会場費などの合計×10%の会場が多い。サービス料の対象項目を会場間で比較して。

I 総額/見学時は不確定なことが多く、この金額でできるわけではない。実際の額がどのくらいになるか聞いておこう。

J 特典/割引や無料になることが記載されていないと適用されないこともあるから、漏れがないか確認して。

先輩より「見積り全般の注意点」

花嫁の写真

[各アイテムのランク]

個々の打ち合わせになってから「これを増やした方が良い」「〇〇のランクは上げた方がいい」などと説明されることがあるので、見積りをもらったら「ここで挙式している人たちは、このくらいの金額で行っていますか?」って聞いてみるとよいですよ。(nozomiさん)

花嫁の写真

[持ち込み料の金額]

ドレスや引出物の持ち込み料は数万円単位でかかることもあり、侮れないけれど、最初から見積りに入っているわけではありません。有料で持ち込む予定があれば、それも見積りに計上を。(りえさん)

花嫁の写真

[サービス料のかかり方]

サービス料は料理に対してつくのかと思ったら、私たちの会場は総額に対して10%でした。サービス料の対象となる範囲は会場で違うから、よく見て。(y・kさん)

花嫁の写真

[プラン内の不要なアイテム]

印刷物も含まれているパックプランを利用しました。席札を手作りする予定だったのですが、その分値引きしてもらう交渉をし忘れて無駄に。プランに含まれているもので不要なものがあったら、契約前に相談を。(lemon01さん)

花嫁の写真

[料金の値上げ]

私たちは4月挙式。「年明けに料金が値上りする」と聞いていたものの上げ幅が大きく、予算内に収めるため、かなり削りました。こんなことにならないように、料金の値上げが予定されている会場には、上げ幅も確認しておいて。(あやさん)

ゲスト数に関係なくかかる「固定費」の見方

固定費になるアイテムのイラスト

ゲスト数に左右されない「固定費」のチェックポイントを項目ごとに見ると……

●挙式料、会場使用料(控室、ブライズルーム使用料含む)、音響照明料、介添料(アテンダー)、司会者/金額は最後までほぼ固定。会場差が大きいので、これだけ出してもここでやりたいと納得できる額かどうか見極めて。

●衣裳/後でアップしがちなアイテムの代表格。1着だけになっていることもあるので、着たい衣裳が全部入っているか、見積額で十分か確認を。

●美容着付け/花嫁のヘアメイクと着付け代は大概セット料金になっている。ただし含まれる内容は会場でまちまち。費用はお色直しの回数や衣裳の種類で異なるから、内容の確認が必要。

●ブーケ/持ちたい数分になっているか確認を。費用は花材や使用本数で違うから、見積り額だとどの程度か写真を見せてもらって。

●装花/見学会場で見た装花と同等の内容というわけではない。写真で見て見積りの金額では寂しいと思ったらランクアップした額で再見積り。

●写真・ビデオ/最初は記念撮影2~3カットと最低ランクのスナップ写真だけのこともあるので、ランクによる違いを把握して。ビデオ撮影や前撮りも考えている人はその内容も確認。

●演出/フラワーシャワーやブーケトスなど、行う演出が皆違うため、最初の見積りにあまり入っていない。できる演出も金額も会場で異なるから、気になる演出は全部入れてもらって。

先輩より「固定費の注意点」

花嫁の写真

[好みの衣裳の金額]

プランに20万円分のドレスが含まれていましたが、実際選んだら全然収まらない。付属のベールや手袋は安っぽく見えたので、小物代も追加に。自分好みの衣裳や小物が見積り通りで済むか、実際衣裳室に足を運んでチェックを。(まるこさん)

花嫁の写真

[スナップ写真のアルバム]

データだけもらえればいいと思っていたのに、契約した会場はそれができず、料金はアルバムとセット。ミニアルバムなどおまけも多かったけれど、40万円もかかってしまいました。費用を抑えたい人は写真代も要注意です。(ちかさん)

花嫁の写真

[撮影してくれる時間]

見積りに「プロカメラマン〇万円」とあり、挙式から披露宴までフルで撮影してもらえると思ったら、挙式のみの値段で……。このような会場もあるので、スナップ写真やビデオ撮影の詳細をしっかり確認して。(鈴木春菜さん)

花嫁の写真

[装花の中身]

装花のカタログを見せてもらったら、かなり豪華。確認したら、それはオプションをふんだんに使ったもので、基本料金内の装花は、想像以上にシンプルで驚きました。見積りの金額の装花がどの程度か確認することが重要。(麻夢さん)

花嫁の写真

[エンディングビデオ代のかかり方]

最初からビデオ撮影は見積りに入れてもらったのですが、後で当日の映像をその場で編集して流すエンディングビデオも頼むことに。その追加料金が「それは別の人が撮る」ということで高額に。ビデオ代の仕組みも会場によって違うので、事前に確認を。(めろんさん)

先輩花嫁に聞いた「最初の見積りに抜けがちな固定費」

●衣裳小物/ベールやグローブ、アクセサリーなどが衣裳代に含まれるかどうかはショップやドレスで異なる。花婿のシャツやドレス用インナーなど後で買い取りと分かるアイテムも

●ヘアメイクリハーサル/美容着付け代に式前に行うリハーサル代が含まれる会場もあるが、別料金のことが多く、漏れがち

●ヘアチェンジ料/式後にベールを外すベールアウトや宴後、外出用ヘアメイクにするお引き上げ料、二次会ヘアメイクはオプションになりがち

●ブーケのドライ加工/式当日実物を見て保存したくなり、急きょ頼む花嫁多数

●花婿のヘアセット・メイク代、父母の貸衣裳、ゲストの美容着付け/見積りに入れてと言わないと載ることはほぼない

●チャペル装花、ケーキナイフやマイクなどに付ける装花/最初の見積りにはメイン卓、ゲスト卓、ケーキ装花のみのことが多い

●プロジェクター使用料/映像演出には必須だが、入っていない会場も

ゲスト数が変わると金額も変わる「変動費」の見方

変動費になるアイテムのイラスト

1人単価に人数を掛けて出す「変動費」は1人1000円の違いでも50人なら5万円、100人なら10万円……とゲスト数で大きく変わる。

●料理/「肉料理が牛ではなく豚だった」「一般的なコースより1品少なかった」という声もあるので、見積りの料理の内容を確認して。物足りないと感じたら、多くの人が選んでいるコースで再見積り。ウエルカムフーズやデザートビュッフェを希望するなら、それらの内容も要チェック。

●ウエディングケーキ/プランにケーキが入っている場合、生ケーキかイミテーションケーキか確認を。

●飲物/見積りのコースに含まれる種類を確認し、ゲストの多様な好みに十分応えられるか検討を。飲み放題でない場合、既定の量を超えるとどうなるか、コース外の飲物をゲストが当日頼んだ場合、どうなるかも聞いておきたい。

●引出物/同じ人数の見積りでも、会場によって引出物や引菓子の数が違うことが多い。その場合、まずは数を揃えること。単価が低かったら地元の相場を聞いて、親族、友人などゲスト層別に見直したい。引出物を入れる紙袋代は大きさで違うから、現物を見せてもらって。

●印刷物(ペーパーアイテム)/必要なのは招待状、席次表、席札、メニュー表、プロフィール表。席次表とメニュー、プロフィールを1冊にする手もあり、そこで金額も変わるから内容の確認を。招待状の宛名書きも頼むなら筆耕料が入っているかチェック。

先輩より「変動費の注意点」

花嫁の写真

[料理のランク]

各会場、料理の金額がほぼ同じくらいでしたが、内容を確認したら、最低ランクの会場もあれば、平均的なランクの会場も。各会場、同じランクで揃えないと、比較になりません。(ちかさん)

花嫁の写真

[フリードリンクの中身]

私たちの会場はフリードリンクでしたが、生ビール、日本酒、焼酎は含まれていませんでした。また、ソフトドリンクの種類も少なく、追加料金が発生。「フリードリンクだから」と安心してはダメ。(ゆかりさん)

花嫁の写真

[ケーキの内容]

プランのケーキが真っ白いのっぺりしたケーキであることを後になって知りました。「このプランに含まれているケーキの写真を見せてもらえますか?」と確認することをおすすめします。(みわさん)

花嫁の写真

[引出物の必要数]

見積りに計上された引出物・引菓子の数と、実際必要な数がかなり違いました。夫婦で招待する人が多い場合と、そうでない人が多い場合でも必要数は違うので、ちゃんとカウントして、現実的な見積りに修正を。(nozomiさん)

先輩花嫁に聞いた「最初の見積りに抜けがちな変動費」

●ウエルカムドリンク・乾杯酒/飲物代とは別になる会場もあり、1人500~1000円追加に

●フリードリンク/元々フリードリンクの会場もあるが、飲み放題にすると金額がアップする会場も。飲み放題なのはソフトドリンクだけという会場もあるそうなので要注意

●ウエディングケーキのデザイン料/ケーキを自分たちの希望に合わせて作ってもらうオリジナルにするとデザイン料が別にかかることも

●入刀用のケーキ/見積りのケーキはゲストにサービスする分だけ。入刀用はナイフを入れる部分だけ生にしたイミテーションケーキとなり、その費用は別という会場も

●かつお節など引出物の縁起物(小引き)やプチギフト/メインの引出物と引菓子しか見積りに入っていないことが多い

●地図/会場に招待状を頼む場合、地図代込みのことが多いけれど、手作りする人が地図だけ頼むと有料になるのが一般的

From 編集部

見積りを理解すると、式のお金に強くなれる!

見積りが正しく読めるようになると、常に総額を意識するようになり、この先のアイテム選びにも役立ちます。家計費をやりくりするような感覚で、楽しみながら結婚式のお金に強くなりましょう。

取材・文/渡邊博美 イラスト/湯浅 望
※掲載されている情報は2018年8月時点のものです
※記事内のデータは2017年3月に「ゼクシィ花嫁1000人委員会」メンバー122人、コメントは2018年7月に「ゼクシィ花嫁1000人委員会」メンバー84人が回答した調査によるものです

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