卒花も悩んだ「呼ぶ・呼ばない」…ゲストの顔触れ、どう決めた?
結婚式にどこまでの関係の人を呼ぶか、判断基準は人さまざま。正解がないからこそ、どうするべきか悩む花嫁も多いはず。そこで、先輩花嫁にどうやってゲストの顔触れを決めたかを徹底ヒアリング! 結婚式のゲストについて、それぞれの考え方を参考にして。
ゲストの顔触れ【親族】+【親しい友人】+【職場】にした理由は?
<全体の37%がこの顔触れで招待>
【case1】仕事の場で出会ったので、ゲストは職場関係を中心に
「自分の会社の取引先の人として彼と出会ったので、双方の関連部署の部長以下の役職者、以前お世話になった上司、同じ課の先輩方と同期を招待しました。社内で一緒に仕事をしたことのある方はできるだけ招待することにし、今後お世話になるかもしれない方も多少縁遠くても呼んでおこうと彼と話しました。仲の良い他の取引先の人には『内輪で行います』と伝えました。」(はむちゃんさん)
ココが良かった!
結婚に伴い異動させてもらっていたので、新しい職場の上司も呼ぶか迷ったけれど、快く参加してくれてその後の休みも取りやすかったので、呼んで正解でした! 「日程が急になってしまい申し訳ないですが来ていただけたらうれしいです」というニュアンスで声を掛けたことに大きな意味がありました。(はむちゃんさん)
【case2】あえて上司は招かず、仲の良い同僚に限って招待
「当初は親族のみでと思っていましたが、希望の会場の催行人数が40名以上だったので、ゲストを呼ぶことに。私は退職していたので、大学時代の恩師に来てもらいました。彼は『利害関係なしに心から喜んでくれる人を呼びたい』と考え、会社の上司はあえて招かず。同期入社の同僚とはプライベートでも仲良くしていたので、ぜひ来てもらいたいと思い招待しました。私の母は当初上司を呼ばないことを不思議がっていましたが、『同期だけを招きたい』というふたりの考えを理解してもらいました。」(いぶきさん)
ココが良かった!
呼びたいと思った人に来てもらったので、当日は堅苦しくなくリラックスした雰囲気で式に臨めました。私の元職場の同僚には金銭的な負担を掛けたくなかったので、式後に新居でのDVD観賞会を開催。元同僚と久しぶりに盛り上がって楽しい時間を過ごせたので、この形にして良かったです。(いぶきさん)
ゲストの顔触れ【親族】+【親しい友人】にした理由は?
<全体の19%がこの顔触れで招待>
【case3】和気あいあいとした式にしたくて「本当に仲の良い人」だけに
「新卒で入社したときにお世話になった方は、人事異動で別の部署に。その人を呼ぶと、現在の部署の上司の扱いが難しいため、職場の人を呼ぶのを諦めました。彼も『職場の人は呼ばない』と決めていて、人数合わせで疎遠な人を呼ぶよりは和気あいあいとした式にしようと、40名に絞りました。私の母は『40名の式はさみしい』という考えで、途中少し不安に。式には、お互いの学生時代の同級生、習い事仲間とその先生など、頻繁に連絡を取ったり一緒に旅行に行くほど仲の良い人だけを招きました。」(まぁさん)
ココがよかった!
欠席者が出たらどうしようと気にしていましたが、招待した人みんなが来てくれて、見渡す限り大好きな人ばかりに囲まれて式を挙げられました。職場では事前に「友人だけで行います」と宣言していたので、特に問題はありませんでした。(まぁさん)
【case4】両家とも地元が遠く、親族と幼なじみでアットホームな式に
「両家とも地元が会場から遠いので、もともとあまり大勢を呼ぶつもりはありませんでした。彼の親は少人数でもいいという考えで、私の親も『ふたりがしたいようにしていい』と言ってくれました。私の祖父は大々的にやるものと思っていたらしく、母が説得してくれたようです。式には親戚13人と仲が良い幼なじみ2人だけを招待しました。」(れいさん)
ココがよかった!
少人数なので寂しくなるかなと心配でしたが、結果的にちょうどよい規模で、本当にアットホームな式ができたので満足しています。お祝いを頂いたのに式に呼ばなかった人には、結婚報告はがきを出しました。(れいさん)
【親族】+【親しい友人】+【疎遠だった友人】+【職場】にした理由は?
<全体の18%がこの顔触れで招待>
【case5】誰が見ても呼んだ人のくくりが分かるようグループごと招待
「個人的に仲が良い悪いではなく、第三者から見て『このくくりの人を呼んだんだな』と分かるようグループごと招待することに。『あの人が呼ばれてるのにこの人はなぜ呼ばれないのか?』と疑問に持たれることがないよう気を使いました。職場では同じ部署の上司と同僚全員、学生時代の吹奏楽部の友人は同じ楽器担当全員に声を掛けました。」(コアラさん)
ココがよかった!
部署など分かりやすい基準で招待したので「自分だけ呼ばれなかった」と嫌な思いをする人はいなかったと思います。職場の人みんなを呼んだので、角が立つことなく円満に終わりました。(コアラさん)
【case6】引っ越し前にできるだけ多くの人に会いたくて、皆に声掛け
「式後に引っ越すので、思い出のある人全員に会いたいと思いました。当初は私の男性の友人も呼んでいたのですが、彼のゲストとのバランスや親の意見もあり、男性は二次会からに変更。彼の会社の人には式から参加してもらい、私は退職した元職場の上司を二次会に招待しました。式と披露宴は、同年齢で同性の友人で大学生以降も交友関係があった人に限定し、バイト先や異性、中学や高校時代の友人は二次会からに。二次会もゲスト100人の大規模なパーティになりました。」(arisaさん)
ココがよかった!
地元を離れる前にたくさんの友人や思い出のある人に会えて、本当にうれしかったです。二次会もきちっとしたスタイルにしたので、元上司も来てもらえました。ただ、広い範囲の人を呼んだので、声を掛け忘れていた人も。また遠方の人も多く呼んだので、お車代がかかりました(笑)。(arisaさん)
【親族】+【親しい友人】+【疎遠だった友人】にした理由は?
<全体の10%がこの顔触れで招待>
【case7】昔の友達も結婚式という場なら再会しやすいと考えて
「結婚式のゲストはお互い呼びたい人を自由に呼ぶというスタンスで、お互いの親もノータッチ。私は何らかのつながりがある友人を呼んで、ゲスト同士も楽しく過ごしてもらいたいと思っていました。そこで、最近は会えてないけれど昔よく一緒にいた友人たちも再会のきっかけになればと招待。プチ同窓会のような感覚で来てもらいました。」(かすみんさん)
ココがよかった!
結婚式で久しぶりに会えた友人とは、昔と変わらず楽しく話せました。式後はまた食事に行く仲に。また招待した友人同士で友達の輪が広がって、最近は疎遠だったけど式に呼んで良かったなと思います。(かすみんさん)
ゲストの顔触れ【親族】のみにした理由は?
<全体の6%がこの顔触れで招待>
【case8】式をするつもりはなかったが親のアドバイスで食事会を実施
「彼は『面倒だから』と結婚式はしない派。私も地元が遠く友人も呼びにくいので、しなくてもいいと思っていました。しかし彼の親から『親族だけでも集めてやった方がいい』とアドバイスされて行うことに。親族だけを呼ぶことにしたものの、いとこまで呼ぶとその子どもも呼ばなければならず、調整が必要でした。結局両家ともおじおばまでに統一し、レストランでこぢんまりした式をしました。」(小夜子さん)
ココがよかった!
食事をしながら歓談の時間を多くしたので、お互いの親族とゆっくり話ができて距離が縮まりました。親や親族同士も会話が弾んで「新しい家族が増えたんだな」と実感することができました。(小夜子さん)
From 編集部
ふたりで話し合って、納得のゲスト選びを
ゲストの顔触れは、まずふたりで話し合うことが大事。ふたりの意見に加え、それぞれの親にもアドバイスをもらおう。親の世代と結婚式のイメージが異なるときには、職場や友人との人間関係、どんな人に祝ってもらいたいかなど、ふたりの考えを伝えてみて。呼ばれた人も呼ばなかった人も、わだかまりが残らないゲスト選びを。
構成・文/稲垣幸子 イラスト/南 夏希
※掲載されている情報は2018年6月時点のものです
※記事内のデータならびにコメントは、2018年5月に「ゼクシィ花嫁1000人委員会」のメンバー85人が回答したアンケートによるものです
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