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[専門家に聞く] 夫婦のライフスタイル別「理想の新居」の探し方

部屋探しの条件は、家賃、最寄り駅、駅からの距離などさまざま。でもそれだけじゃなく「こんなふたりだから、こんな部屋!」という探し方もアリなのでは? そこで、先輩カップルが思い描くライフスタイルについてアンケートを実施。上位にランクインしたライフスタイルを希望するカップルの「理想の部屋」と共に、住まい探しをサポートする『SUUMO』の編集長・池本洋一さんのアドバイスを紹介します。

1位「ひとりの時間も大切にしたい」カップル

理想は「一緒にいながら別々の過ごし方ができる部屋」

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先輩カップルのライフスタイルを聞いたところ、最も多かったのが「ひとりの時間も大切にしたい」というスタイル。大前提として、ふたり一緒に過ごす時間が長いから、ひとりの時間も、という考え方のようです。

そんなカップルが「理想」とする部屋のイメージをまとめると「リビング・寝室の他にそれぞれの個室があること」「個室がなくても仕事や趣味に没頭できるスペースがあること」などが挙げられました。

私たちの理想はこんな部屋

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2LDK住まい。2部屋をそれぞれの個室として、ベッドとデスクを設置。基本的には大きい方の彼の部屋のダブルベッドで就寝しています。来客用や病気、出産後のことを考えると、それぞれの部屋にベッドがあるのは良かったと思います。(まぁさん)

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自分の部屋が欲しかったので2LDK以上で探し、結果3LDKに。それぞれの個室はほとんど物置状態で、寝室やリビングでずっとふたりで過ごしています。個室って必要だったかな?と思うけど、そのおかげで寝室やリビングがすっきりしているので、良かったかも。(みわさん)

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私は常に音がある方が落ち着くので、見なくてもテレビをつけっ放しにしていますが、彼は読書するときなど無音状態がいいみたい。書斎のような部屋があれば良かったかな。(S.Aさん)

池本さんに聞く部屋探しのポイント

ひとりで過ごす時間を大切にしたいと思うカップルが多い背景には「ふたりの距離が近すぎるということもあるのでは」と池本さん。ひとりになれる個室がなくても「リビングが広ければ、その中にパソコンデスクを置くなどして、それぞれの居場所をつくることができます」。

理想的なのは「開けたり閉めたりできる可動式の間仕切りがあるLDK。シーンによって個室にしたり、広く使ったりできます」

2位「ゆっくりお風呂を楽しみたい」カップル

理想は「足を伸ばしてリラックスできるお風呂」

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先輩カップルへのアンケートで次に多かったのが「ゆっくりお風呂を楽しみたい」というライフスタイル。家はゆっくりくつろぐ場所だから、お風呂と寝室にもこだわりたいというカップルが多いようです。

そんなカップルが「理想」とするのは、なんといっても「足を伸ばしてゆったり入れるお風呂」。さらに「テレビ付きのお風呂がいいな」「夏などはお風呂上がりに涼めるバルコニーがあるといいな」などの声もありました。

私たちの理想はこんな部屋

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賃貸アパートですが、お風呂は体の大きな彼でも足を伸ばしてゆったり入れるくらい広い。追いだきや浴室暖房などの機能もあり、ゆっくりと入れるので、好きな空間。(ももこさん)

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お風呂の大きさは普通だけれど、角部屋で窓があり、眺めがいいのがお気に入り。さらにバルコニーが広いので、夏は夕涼みなどができるよう、テーブル&チェアを置いたりして充実させたいな。(N.Mさん)

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彼がお風呂にこだわっていて、1坪サイズの浴室があるアパートを探しました。(あかずきんさん)

池本さんに聞く部屋探しのポイント

快適に過ごせるお風呂のポイントは2つあると池本さん。まず1つは「浴槽の広さ。これは部屋探しのとき、中に入ってチェックしてみましょう」。

もう1つは「窓があること。マンションでも角部屋では、窓が付いていることがあります。眺めのいい立地なら最高ですが、そうでなくても、窓枠にグリーンを置くという楽しみも」。さらに換気がしやすく、衛生的に保てます。

また、浴室テレビに憧れる人も多いですが、「最近は浴室OKのポータブルテレビも進化し、かつ手に入りやすくなっています」。ビルトイン型にこだわらず、市販品を探してもいいかもしれません。

3位「お互い忙しく、擦れ違いが多い」カップル

理想は「就寝中の相手の邪魔にならない部屋」

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先輩カップルへのアンケートで3番目に多かったのが「お互い忙しく、擦れ違いが多い」というライフスタイル。共働きカップルが増えている今、仕事のある曜日や時間帯が違うというカップルは意外と多いようです。

そんなカップルが「理想」とするのは「睡眠時間をしっかり取れる別寝室」。それとは反対に「擦れ違いが多いから、一緒の時間をゆっくり過ごせる広いリビング」などの声もありました。

私たちの理想はこんな部屋

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一方が夜勤をしているため、寝室とは別に仮眠する部屋を設けました。帰宅時間がばらばらでも睡眠時間を確保できていいです。(えりこさん)

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ふたりともシフト制で勤務しており、お休みの日が違います。互いのお休みの日にゆっくり寝られるように、寝室はリビングやキッチンと離れた間取りになる家に住みたいですね。(ひねもすのたりさん)

池本さんに聞く部屋探しのポイント

特に寝る時間が異なるカップルは「寝室を分けるか、せめてベッドを分けて快適な睡眠が取れるように」と池本さん。

「一方が就寝中に、もう一方が帰宅したときなど、寝室でしか着替えができない状態は避けたいもの。例えば大きめのウオークインクローゼットがあると、その中で着替えができますね」。部屋探しのときは、ふたりの日常的な動線をイメージしてみて。

4位「ふたりで一緒に料理をしたい」カップル

理想は「並んで立てる、通路が広めのキッチン」

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先輩カップルへのアンケート4位は「ふたりで一緒に料理をしたい」というライフスタイル。家事も育児も夫婦でシェアする風潮がある現代、ふたり一緒に立てるキッチンは人気のようです。

そんなカップルが「理想」とするのは「カウンターキッチン」。キッチンだけでなく、キッチン近くに「庭やベランダなどガーデニングのできる空間が欲しい」という声もありました。

私たちの理想はこんな部屋

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ふたりで料理しやすいキッチンがいいなと思い、カウンターキッチンの部屋を選びました!(sanaさん)

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キッチンが手狭なので、広いキッチンのある部屋に住みたい。植木のお花や植物だけでなく、お庭や畑があるおうちだったら、もっと楽しいかも。(mamiさん)

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夫婦とも料理が好きなのでキッチンが広い部屋を選び、ホームパーティもできるようにカウンターキッチンにしました。(竹上綾香さん)

池本さんに聞く部屋探しのポイント

カウンターキッチンは「ふたりで料理がしやすいというより、作った料理のやりとりがしやすいキッチンといえるでしょう」と池本さん。

「ふたりでキッチンに立って料理をするなら、実は壁付けタイプのキッチンの方がオススメです。ふたりの調理が多いなら、キッチンとダイニングテーブルを少し離せば通路的なゆとりを作れるし、逆に近づければ、食器の上げ下げを効率よくできます」。

また、カウンターの長さは2.4mが標準ですが、「これより長いとふたりでの作業もしやすいでしょう」

From 編集部

「こんなふうに暮らしたい」を話し合って

どこに住むか、家賃をいくらまで出せるか、などの視点はもちろん重要だけれど、新婚生活をもっと楽しく快適に暮らすためには「こんなふうに暮らしたい」という発想からイメージをふくらませたいもの。部屋探しのとき、どんな空間があればよりハッピーな時間を過ごせるのかを彼と話し合い、みんなに人気のある部屋より「ふたりにぴったりな部屋」を探しましょう。

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Profile

池本洋一さん SUUMO編集長

不動産・住宅サイト『SUUMO』の編集長。メディアを通じて、住まい領域のトレンド発信を行う。

構成・取材・文/前川ミチコ イラスト/ユリコフ・カワヒロ
※掲載されている情報は2018年4月時点のものです
※記事内のデータならびにコメントは、2018年2月に「ゼクシィ花嫁1000人委員会」のメンバー95人が回答したアンケート、20・30代の既婚男女104人が回答したマクロミル調査によるものです

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