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ドクターがジャッジ or 判定!式当日に向けた“新郎新婦の健康”対策<5大病気編>

大切な人たちに集まってもらう結婚式。いつも以上に健康に気を配って、晴れやかな笑顔で迎えたいですよね。でも、挙式準備の忙しさなどから、当日体調を崩してしまったという先輩カップルも……。そんなことにならないために、かかりやすい、発症しやすい病気別に、今からできる“新郎新婦のための健康対策”をドクターのアドバイス付きで紹介します!

年間カレンダーで改めてチェック!

注意、対策をしたい病気は年間を通して存在!

グラフ

今回は誰もがかかったり、発症する可能性が高く、対策が有効な病気として<風邪>、<インフルエンザ>、<感染性胃腸炎>、<花粉症>、<食中毒>の5つにフォーカス。まずはカレンダーでどの病気が、いつ頃注意が必要かをチェックして。

●風邪…11月~3月頃までの冬を中心に一年中
●インフルエンザ…12月~3月頃までの冬
●感染性胃腸炎…ノロウイルスは11月~2月、ロタウィルスは2月~3月頃までの春先
●花粉症…スギやヒノキは2月~5月頃まで、ブタクサなどは8月から10月頃まで
それぞれどんな病気なのか、そしてどう対策をすればいいのか、ふたりのドクターに伺いました。先輩カップルが実際に取り入れた対策が正しかったのかもジャッジ&判定!

教えてくれるのは……

イラスト

HAL先生

内科医。大学病院研修中にうつ病を発症し、数年間療養生活を経て復帰。その後、病気の間支えてくれた医師の男性と結婚。現在は某地方で夫、3歳の娘と暮らす。自身の出産・育児の日々をもとに、医学的なエビデンスを交えて女性の健康・育児情報などをブログやTwitter、連載コラムで発信中。現在37歳。
http://halproject01.blogspot.jp/

先生

亀田京橋クリニック 副院長
金子教宏先生

呼吸器内科医。1988年 昭和大学医学部卒。1997年3月 亀田総合病院呼吸器内科部長代理として着任、1998年7月 呼吸器内科部長に就任、2013年7月 亀田京橋クリニック副院長に就任。
http://www.kameda-kyobashi.com/ja/

▼ Fromドクター 今回のジャッジ、アドバイスについて……

今回は結婚式という一大イベントを控えたカップルが、式当日に体調を崩し、「あの時、あれをしていればよかった……」的な後悔をしなくて済むよう、万全を期するための健康対策としてジャッジ、アドバイスをしています。医学的な根拠はないが体に害がなく、また取り入れることで本人が安心できる対策であればOKに。そのようなものには、きちんと医学的な根拠はないということも認識しておきましょう(金子先生)

乾燥し寒くなる冬は特に要注意!

鼻、口、喉の粘膜にウイルスが付着することで感染を起こし、鼻水、せき、くしゃみ、喉の痛み、発熱など、さまざまな症状を引き起こす、誰しもがかかる恐れのある病気(HAL先生)。

ドクターがジャッジ! 先輩カップル実践の風邪対策○×△

イラスト
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花嫁
出掛ける時はもちろん、寝る時も必ず苦手なマスクを着けるようにしました(友美さん)

先生
出掛ける時のマスクは◎。睡眠時は同居する家族が風邪をひいている場合は必要。喉の乾燥を防ぐことで、風邪の予防にもつながります(HAL先生)
近くの人がしたくしゃみなどから、自分を守るためとしては有効。またマスクは喉の乾燥を防ぐものとして、睡眠時は特に効果的です。普通のマスクで充分なのでぜひ試してみましょう(金子先生)

花嫁
風邪をひかないよう、サプリを何種類も飲んでいました(miyukiさん)

先生
栄養バランスの崩れた時に適宜に飲むのは構いませんが、サプリだけで風邪予防は無理。バランスのいい食事を心掛けましょう(HAL先生)
効くという医学的な根拠はなし。しかし飲むことで安心できるのであれば◯。頼るのはNG(金子先生)

ドクターからの対策アドバイス

先生

外出時はなるべく人混みを避け、マスクを着けること、家に帰ったら手を洗うことが風邪予防の基本です。疲れをためない、睡眠をしっかり取ることも大事(HAL先生)

先生

風邪予防には規則正しい生活が一番。お酒の飲み過ぎも、体調を崩す原因になりがちなので注意して。人の多いところもなるべく避けるのがベター。手洗いうがいも基本です(金子先生)

予防接種が有効!
<インフルエンザ>

普通の風邪と違って、38度以上の発熱、関節痛、筋肉痛、全身の倦怠(けんたい)感、頭痛等の症状が急速に現れるのが特徴(HAL先生)

ドクターがジャッジ! 先輩カップル実践のインフルエンザ対策○×△

イラスト
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花嫁
2月挙式だったので逆算してインフルエンザの予防接種をしました(利恵さん)

先生
インフルエンザワクチンの予防効果は約50%。重症化を防げる確率は約80%と高い効果が認められています。ワクチン接種をすることでかかりにくく、治りやすくなります。ぜひシーズン前の11月から12月頃までに家族全員で接種しましょう(金子先生)

花嫁
インフルエンザに効くというヨーグルトを毎日食べるようにしました(あゆみさん)

先生
ヨーグルトがインフルエンザ予防に効くという医学的な根拠はありませんが、栄養バランスやおなかの調子を良くする効果はあり。他の予防法と併用するといいのでは?(HAL先生)
医学的な根拠はないが、取り入れることで安心できるのならOK。ただし、ヨーグルトは中性脂肪を上げてしまうので摂りすぎには気を付けて(金子先生)

ドクターからの対策アドバイス

先生

風邪と同じ対策が有効です。インフルエンザワクチンの予防接種は、自分はもちろん、彼や家族など、感染しやすい周囲の人全員でしておくのがおすすめ(HAL先生)

先生

インフルエンザが冬に流行るのは、風邪と同様、乾燥と寒さが原因。喉の乾燥対策として、睡眠時のマスクの着用はぜひ。加湿器以上の効果がありますよ(金子先生)

冬に流行するおなかの風邪
<感染性胃腸炎>

原因となる病原体はノロウイルスが代表的。吐き気、嘔吐(おうと)、下痢、発熱などの症状が出る(HAL先生)

ドクターがジャッジ! 先輩カップル実践の感染性胃腸炎対策○×△

イラスト
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花嫁
1月挙式だったので、忘年会、新年会では絶対生ものを食べないように気を付けました(みづほさん)

先生
物によりますが食べ物は加熱した方が確実。特にカキなどの二枚貝はノロウイルスを持っている可能性があるので、大切な時期は加熱、非加熱に関わらず避けた方が無難です(HAL先生)

花嫁
手洗いにアルコール消毒も併用しました(こうださん)

先生
ノロウイルスにアルコールは効きませんが、効果のある病原体も存在するので併用はありです(HAL先生)

ドクターからの対策アドバイス

先生

感染力が強いため、トイレ後、食品を扱う前、食事前、帰宅後など小まめな手洗いが重要に。同居する家族がかかったときは嘔吐(おうと)物などに直接触らぬように注意し、触ってしまった場合はしっかり消毒を(HAL先生)

先生

ノロウイルスの感染力は発症初期ほど強く、家族など身近な人に次々と感染してしまいます。かかり始めに無理をしないで休む、手指を口や鼻に持っていかないなど、周囲の人にうつさないよう注意しましょう(金子先生)

春だけでなく秋も症状が出る人も!
<花粉症>

スギやヒノキ、ブタクサなどの花粉が目や鼻から入ったときに、異物を排除しようと体が過剰に反応。くしゃみや鼻水、目のかゆみなどの症状が出るもの(HAL先生)
植物の花粉がアレルゲン(原因)となってアレルギー症状を起こす病気。まずは自分のアレルゲンがなになのかをきちんと知っておくことが大切(金子先生)

ドクターがジャッジ! 先輩カップル実践の花粉症対策○×△

イラスト
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花嫁
私も彼も花粉症だったので、春の挙式は避けました(星砂さん)

先生
花粉が飛びやすい時期はある程度予測できるので、その時期を避けるのも工夫の一つだと思います(HAL先生)
シーズンだけでなく、アレルゲンとなる植物の花粉のない海外など地域や場所を変えるという選択肢も(金子先生)

花嫁
花粉症が悪化しないよう、式当日は薬を持参しました(Knynさん)

先生
使い慣れた薬を常備しておくことは大事です。眠気など副作用の出方、効果などは個人差があるので、早めに受診して合う薬を探し、飲み慣れておきましょう(HAL先生)
どの薬にも副作用があります。なので、式直近でどのような副作用が出るかわからないので、新しい薬を飲むことは避けましょう(金子先生)

ドクターからの対策アドバイス

先生

対策はとにかく花粉を体に入れないこと。マスクやメガネ、花粉が付きにくい服を着る、布団や洗濯物を外に干さないなど工夫しましょう。薬でも症状を抑えられるのでシーズン前に早めに医師に相談を(HAL先生)

先生

花粉症には抗ヒスタミン薬という飲み薬と点眼薬や点鼻薬を使用。しかし、症状が出てから使用するのでは効果が弱まります。春時期の花粉症であれば、2月頃から始めるとぐっと楽になります。花粉が飛ぶ時期は予想できるので、症状が出る前から早めに治療を開始しましょう(金子先生)

夏だけでなく冬もご用心!
<食中毒>

嘔吐(おうと)や下痢など。細菌によるものは梅雨時~夏、ウイルスによるものは冬に多く発生します(HAL先生)

ドクターがジャッジ! 先輩カップル実践の食中毒対策○×△

イラスト
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花嫁
挙式前は食あたりにならないように生ものは食べませんでした(茜さん)

先生
生ものを避ける自衛策はありです。ただし、加熱前の肉や魚を切ったまな板をよく洗わずに野菜を切ると、食中毒の原因になることもあるので注意して(HAL先生)

ドクターからの対策アドバイス

先生

重要なのは「付けない」=食材により調理道具を使い分ける、「増やさない」=低温で保存、「やっつける」=しっかり加熱調理という3原則。生の肉や魚に触れた箸なども注意。結婚式が近いなら、カキや肉類の生食は避けた方がいいでしょう(HAL先生)

先生

結婚式の1、2週間前は食べ物にも十分注意しましょう。生ものは控えた方がいいと思います。生カキはいつでも食べられますが結婚式はやり直しができません。慎重に対応しましょう(金子先生)

【まとめ】先生からの新郎新婦のための“健康キープ”アドバイス

イメージ

ドクターズVOICE

先生

結婚式までは長丁場。まずは「疲れをためすぎない」「しっかり睡眠を取る」ことが大切。身体の抵抗力を弱めないよう気を付けてください。ダイエットも無理は禁物。バランスのよい食事と運動を心掛けて。健康に不安のある方はぜひ主治医に相談を。健康管理も挙式準備の一つとして取り入れてほしいと思います(HAL先生)

先生

ゴールは結婚式ではありません。挙式直前に急に何か始めるのではなく、日常から美しく健康でいるために<規則正しい生活>、<バランスの取れた食事>、<十分な睡眠>を心掛け、それに病気の対策をプラスすると考えたほうがいいでしょう。準備中の健康対策は、これから続いていくふたりの健康的な生活のための準備運動にも。この機会に日常生活をきちんと整え、健やかな結婚生活を送る準備を始めてみてください(金子先生)

From 編集部

知ること=予防の第一歩! できることから始めてみて

この記事を読んで、正しい知識を身に付けただけでも、病気予防に効果あり。ベストな体調で結婚式当日を迎えるために大切なのは、日常生活の中でのちょっとした工夫や心掛け。
金子先生からは「規則正しい日常生活の延長線上に結婚式があるということを意識して」とのアドバイスも。彼と一緒に負担なくできることからぜひ始めてみて!

取材・文/笠原恭子 イラスト/Ricco. 構成/松隈草子(編集部)
※記事内のコメントは2018年3月に「ゼクシィ花嫁1000人委員会」メンバー72人が回答したアンケートによるものです
※掲載されている情報は2018年4月時点のものです

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