オトナ女子の気くばり帳【初めましてで、彼の身内に好感度UP!編】
彼の親族、彼の友達、彼の上司……。これから初めて会う彼の身近な人たちに「なんだか、いい感じの花嫁」と思ってもらうには、どうすればいいの? そこで10万部突破のベストセラー『オトナ女子の気くばり帳』に協力してもらい、初対面での気くばりテクを紹介します。
気くばり調査委員会が教えます!
20代から50代の社会人から専業主婦まで、気くばり上手1000人にコツを聞き取った『オトナ女子の気くばり帳』取材チームです。初対面では、何より笑顔が大事。ここでは「気くばりしたい相手」に合わせた応用テクを教えます。
「初対面のときの彼女の印象は?」彼の身近な人たちへアンケート
今回のアンケートでは、初対面の花嫁に対して「とても好印象」「やや好印象」と感じた人が過半数の76%もいると判明! 特に親族の場合は「あの子の選んだ花嫁なら大丈夫」と歓迎してくれるケースが多いようなので、気くばりテクを磨いてさらに印象アップしてみましょう。
[Part1]はじめましての気くばり【彼の親族編】
「特にお嫁さんの立場にある人は、前に出過ぎないのを良しとされる傾向があります。人は自分の話をしたがるものですが、まず相手の話を聞く姿勢を持ちましょう。ただ、変にへりくだる必要はありません。年上への敬意と優しさを持てば、あくまでも自然体でOK」
プラス@気くばりポイント
相手が寡黙な人の場合は、こちらから会話を引き出してあげるのも手です。その場合は、相手との会話のラリーが続きやすいように、質問形式で話を返してあげましょう。
「玄関ドアを開け閉めする際、靴をそろえる際、物をもらう際など、つい片手で済ませてしまいがちですが、必ず両手を添えての動作を意識すること。相手からは上品な所作に映り『いいお嬢さん』と好感度が上がります」
プラス@気くばりポイント
特に去り際の行為は印象に残りやすいもの。彼の実家の玄関ドアを「片手でバタン」はダメ。「両手で優しくきっちり閉める」を心掛けて。最後の振る舞いが、あなたの印象に繋がります。
初対面でココが良かったby親族
話し方や所作がとても丁寧で、私たち(=義父母)の話も笑顔で聞いてくれました。親への優しさを感じる対応をしてくれて、初対面でも安心できました(マイコのお父さん・62歳)
[Part2] はじめましての気くばり【彼の上司編】
「『彼が●●さん(=上司)はすごいと、いつも話してくれます』など、彼が普段から上司への敬意を持っていることを伝えて。あなた(=第三者)から言われることで、言葉に説得力が出て『この部下は信頼できる』と彼の評価を上げます。彼のメンツを立てることで、彼からの好感度もUP!」
プラス@気くばりポイント
彼が普段、会社の愚痴を言っていたとしてもその話はしてはダメ。「社長って変わり者みたいですね」などの軽口もNG。「ネガティブ情報を社外で平気で話す人」と思われ、彼の評価を下げます。
「上司へ個人的な手土産を渡す場合は、上司の家族構成、特にお子さんの有無に配慮するのが大切です。子どもの好きなものや食べやすいものかどうか、また家族の人数で割り切れる個数かどうかも確認して選びましょう」
プラス@気くばりポイント
上司個人ではなく、部署宛てなど社内のみんなへの手土産の選び方は、まず小分けでたくさん入っているもの。そして賞味期限が長いものを優先して選びましょう。
初対面でココが良かったby上司
社内結婚のため彼女も会社の後輩ですが、結婚式で初めて会いました。テーブルをまわってくれた時に「いつも大変お世話になっていると彼から聞いています。ありがとうございます」とお礼を言ってくれた(フラワーさん・42歳)
[Part3] はじめましての気くばり【彼の友達編】
「『彼と同じ部活で部長さんだったんですよね。彼から聞いてます』など、プライベートの会話にも友人が登場していることを伝えて。彼女からの間接的な報告はうれしいもの。学生時代の部活や共通の趣味など、深い関係性が見える話は会話が広がります」
プラス@気くばりポイント
気を付けたいのが、相手が彼の後輩などの場合。あなた自身は初対面のはずなのに、彼の接し方に引っ張られてつい先輩風を吹かせた話し方になりがち。「彼女ワガママそう」と思われないよう注意しましょう。
「終始敬語で話し過ぎても窮屈な印象を与えるもの。失礼に当たらない程度に、自然体で接するのが一番。例えば『最初だけ取り分けますね』『次からは敬語はなしで』など、相手の性格や出方を見ながら距離を縮めましょう」
プラス@気くばりポイント
料理の取り分けは、彼女がずっとやるのは相手も重く感じるもの。頃合いを見て「あとは各自で」でOK。その後は、小皿や飲物は不足していないか、料理は取りやすい配置になっているかなどに気をくばって。
初対面でココが良かったby友人
僕が映画好きと聞いていたようで「私も映画好きなんですよ」と3人に共通する趣味の話を振ってくれました。気さくに感じたし、共通の話題はこちらも話しやすく好感を持ちました(ごっちさん・40歳)
From 編集部
「相手も喜ぶ、私もうれしい」が気くばりの基本
初対面の人と打ち解けるって難しいですよね。それが彼の身内ならなおさら。「気くばり調査委員会」の言う気くばりとは、「相手も自分も笑顔になれるひと手間」のこと。だから、彼の身内だからといって無理したりこびたりしなくても大丈夫。相手を想って、自然体の笑顔で接するのが大切なんです。
『オトナ女子の気くばり帳』
/編者・気くばり調査委員会
/1100円(サンクチュアリ出版)
10万部突破のベストセラー。マナー本では心の距離は縮まらない。信頼されて愛される、気くばりのコツ113! 1000人アンケートの取材を基に、気くばり上手がやっていたひと手間を掲載。今回「ゼクシィアプリ」にも協力してくれた本書は、ふたりの新生活でもきっと役立つはず。
構成・文/村上亜耶 イラスト/ますこえり D/蒲生和典
※掲載されている情報は2018年4月時点のものです
※記事内のデータ並びにコメントは、2018年4月に「マクロミル」で104人が回答したアンケートによるものです
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