「どんな家?」「資金は?」新婚カップルの【マイホーム購入】最新事情
低金利が続く今、若くしてマイホームを考える人も多いよう。先輩花嫁へのアンケートによると、約15%のカップルが新婚で購入しています。そこで、気になる先輩たちのマイホームの写真と資金計画を公開。さらにファイナンシャル・プランナーさんに購入する際の注意点を聞きました。
【Case 1】私たち「一戸建て」を建てました!
静岡県 来住明彦さん・紗依さん
彼が30歳を迎え、35年ローンの完済が定年後になることを不安に思い、マイホーム購入を決心。将来は子どもを庭で遊ばせることが夢だったため、私の実家近くに土地を買って一戸建てを建てることに。展示場を見て回り、気に入ったハウスメーカーに依頼しました。
来住さんの購入DATA
□ 場所:静岡県富士市
□ 住居の種別:土地+一戸建て(注文住宅)
□ 間取り・延床面積:3LDK・113.83平方メートル
□ 購入価格:4680万円(土地代を含む)
□ 頭金+ローン借入額:180万円+4500万円
□ 親からの援助額:500万円(頭金、諸費用、家具・家電購入などに使用)
□ 返済計画:月10万円+ボーナス加算15万円×35年
【POINT 1】広いバルコニーでハンモックやBBQを
この家で一番のお気に入りは、リビングに隣接した広いバルコニー。格子状のルーバーが光と風を通しつつ、プライバシーを保ってくれます。ハンモックに揺られたり、友達を呼んでバーベキューを楽しんだりと、使い方は無限!
【POINT 2】いつか庭で子どもを遊ばせるのが夢
写真左上のブラウンのルーバー部分がバルコニー。家の前には庭と車2台分(ギリギリ4台分)の駐車スペースがあって広々。3カ月後(取材時)に誕生する子どもを、いつか庭で遊ばせるのが楽しみ!
【POINT 3】壁面収納をオーダーしてすっきりと
アジアンテイストを目指し、ダークブラウンを基調としたインテリアに。壁面いっぱいのウォールファニチャーを造作したので、リビングはいつもすっきり!
「買ってよかった!」
今までの家賃手当がなくなるという不安もありましたが、家を建てようと思っていると彼の親に報告したら、支援のお話が。彼の将来のために貯蓄してくれていたそうです。
この家では友達をたくさん招いてパーティやバーベキューが気兼ねなくできるし、自分たちらしい家に少しずつ変えていけるのが楽しい。何より、生まれてくる子どもの成長をこの家で見守れるのが楽しみです!
【Case 2】私たち「マンション」を買いました!
埼玉県 N.Sさん・H.Sさん
妊活を始めたとき、以前の家のままで暮らすのは難しいと判断。賃貸・新築・中古マンションといろいろ見た中、どうせ月々同じような金額を払うのなら、いずれ資産になる「購入」を、さらに新築マンションを購入した彼の姉の勧めもあって「新築」を選びました。
N.Sさん・H.Sさんの購入DATA
□ 場所:埼玉県三郷市
□ 住居の種別:マンション(新築分譲)
□ 間取り・占有面積:3LDK・68.0平方メートル
□ 購入価格:2980万円
□ 頭金+ローン借入額:0円+2980万円
□ 親からの援助額:200万円(諸費用、家具・家電購入などに使用)
□ 返済計画:月8万円×35年
【POINT 1】大きな窓で日当たり・風通しのいいLDK
日当たり・風通しが良く、気持ちのいいリビング。夜ベランダに出ると星空が見えるのもお気に入りです。ふたりとも雪国出身なので、こたつはマストアイテム(笑)!
【POINT 2】彼の仕事部屋も確保!
コンサルタントをしている彼のために、小さいながらも仕事部屋を1部屋確保。将来子どもが生まれて成長したら、子ども部屋にする予定です。
【POINT 3】トイレにもウエディングの思い出を
トイレには作り付けの棚があり、オープン棚には結婚式で使ったリボンシャワーを額縁に詰めてディスプレー。カレンダーにはお互いの予定を書き込んでいます。好きな所に画びょうを刺せるのもマイホームのささやかな喜び!
「買ってよかった!」
以前の家賃プラス2万5000円分、どう捻出しようかと生活費を書き出して見直し。結果、お互い別キャリアだった携帯電話を格安スマホに変えて2万円を捻出できました。
以前より通勤時間は長くなりましたが、「毎日このマンションに帰ってくるのが楽しみ」と彼。それを励みに35年ローンの返済も頑張ってくれるので、妻としてサポートしていきたいなと思います。
「新婚でマイホーム」ってどう?
ファイナンシャル・プランナーの 鈴木さや子さんに聞きました
新婚でマイホームを買うのは「若い新婚さんなら、返済期間を長く設定できるのがメリットです」と鈴木さん。「住宅ローンは最長35年まで組めるので、仮に30歳から組むと、一般的な退職年齢までに返済できる計算になります」
ただし「新婚さんは、ふたりでの貯蓄経験がないというのが最大の不安要因」なのだとか。「まずはふたりでの貯蓄力を身に付けること。財布の中身をオープンにし、年間何万円を貯めるのかなど話し合いましょう。そして出産・育児に備え、できれば夫の収入だけでもやっていける返済計画を立てること。仲のいい新婚のうちに、お金のことについて話す習慣を身に付けておきましょう」
From 編集部
買い時は人それぞれ。焦らずじっくり検討して
ノリだけで買うのはNGだけれど、綿密な計画を立てて購入するなら、「新婚でマイホーム」は検討の価値あり、といえそう。今後のライフプランを視野に入れて、大満足なスイート・ホームを手に入れよう!
鈴木さや子 ファイナンシャル・プランナー
2人の娘を持つママFP。マイホーム購入を機にお金の知識の大切さを実感し、FPの資格を取得。11年の専業主婦生活にピリオドを打ち、mamaTanoマネーサロンを開業。マネー相談、セミナー講演、執筆を主に活動。ママ力を発揮するコミュニティも運営している。
構成・取材・文/前川ミチコ デザイン/itabamoe
※掲載されている情報は2018年1月時点のものです
※記事内のデータならびにコメントは2017年11月に「ゼクシィ花嫁1000人委員会」メンバー178人に対して実施したアンケートによるものです
- 挙式1年前
- 挙式半年前
- 新居・家具
- 新婚生活始めたて
- お金
- アットホーム感
- 頑張りたい