簡単、おしゃれ！コンパクトな「六つ折プロフィールパンフ」の作り方講座

テーブルペーパーアイテムの定番になりつつあるプロフィールパンフやブック。気になるけど、作るのが大変そう……。なんて思っているなら、「六つ折プロフィールパンフ」はいかが？　簡単にできて、おしゃれで、その上コンパクト！　そんな便利でうれしいアイテムの作り方を六つ折プロフィールパンフの生みの親、halさんが伝授します♪

教えてくれるのは……

halさん（@hhaarruu.s）

エディトリアルデザインに携わる、2015年挙式の卒花さん。自身の結婚式のために席次表を作る際、パートナーの席次表に対する「正直、大きくて邪魔！」という男性ゲスト目線のひと言で一念発起。彼を納得させる席次表を作った結果が、「六つ折プロフィールパンフ（六つ折席次表）」。結婚式後はinstagramで同アイテムのデザインオーダーを受けている。

大解剖！「六つ折プロフィールパンフ」はこうできている

表6面にプロフィールなどを裏面に席次表をデザインして折って完成！

「六つ折プロフィールパンフ」はその名の通り、B4用紙サイズ紙の表面を６等分にしてデザインし、３回折って完成する席次表も兼ねたペーパーアイテム。表６面には表紙やプロフィールなど、裏面には席次表というのが基本デザイン。折った時のサイズはちょうどCDパンフくらい（122.5ミリ × 128.5ミリ）と、スーツのポケット、小さなクラッチバッグにもすっぽり収まるコンパクトさもうれしい！

【基本サイズ＊表裏ともに横型】
B4用紙サイズ（257ミリ × 364ミリ）
＊A４用紙サイズでも制作可能

【表面基本項目】
表紙（中央上段）
新郎プロフィール／新婦プロフィール（左面）
メニュー（右面）
ごあいさつ兼裏表紙（中央下段）

【裏面項目】
席次表

用意するもの……「パソコンと用紙」

「六つ折プロフィールパンフ」を制作するために必要なのは、＜パソコン＞と＜B４サイズの用紙＞。印刷は家庭用プリンターで対応できるのであれば自宅で。なければオンラインや実店舗のプリントサービスを利用しよう。
今回紹介するタイプは、多くのパソコンに標準装備されている表計算ソフトExcelで制作。規定のサイズに調整ができるのであれば、パワーポイントなど他のソフトを使っても。
また一般的な家庭用プリンターの印刷対応サイズはA4までなので、事前に確認を。B4サイズに対応をしていない場合は、A４サイズで制作するか、プリントサービスを利用して印刷を！

六つ折プロフィールパンフの作り方

【STEP１】まずは表の６面に盛り込む項目、内容を決めよう！

【1】表面全6面それぞれに盛り込む項目を決める
例）表紙／新郎・新婦プロフィール（2面分）／メニュー（2面分）／ごあいさつ兼裏表紙
＊今回は上記の基本項目で制作

【２】各項目に盛り込む具体的な内容を決める
例）表紙であれば「ふたりの名前、日付、Welcomeなど」、プロフィールに盛り込む内容、あいさつ文の文言など

【３】写真やイラストを盛り込む場合はその素材データも用意する
例）プロフィール用の顔写真、あしらいのイラストなど

【ダウンロード可】完成見本pdfはこちら

【STEP２】パソコン、Excelを使って表面をデザインしよう！

！注意！　折った時に裏表紙になる中央下段は上下反転に

【１】B4サイズに設定したExcelのシートを6等分にする線を入れる（画像赤線参照）

【２】表紙となる中央上段からはじめ、裏表紙となる中央下段までの各面を順番に、文字や写真、イラストを使ってデザインする

おしゃれデザインのためのワンポイント from halさん

ぜひ使ってほしいのがローマ字や数字のフリーフォント（書体）。欧文フォントはバリエが多くおしゃれなものもたくさん。「フリーフォント　欧文　ウエディング」などで検索して、好みのフォントを探してみて！
全体デザインで日本語フォントは1種類、欧文フォントは2～5種類くらいに抑えるとまとまりのいいデザインに。表紙にメインで使ったフォントを、「Menu」など他の面にも使うと統一感が出ますよ

＜ポイント！＞
＊裏表紙になる中央下段はきちんと上下反転させる
＊ふたりらしさは表紙、裏表紙以外で。そうすることで、きちんと感がありつつ、遊び心の感じられるデザインに
＊折ることを考え、上下左右にはある程度の余白を取る
＊メニューなどでスペースができた場合は、前撮り写真などを入れてアレンジしても