ワンランク上のオーラ! 「ダークカラードレス」SNAP
「花嫁のカラードレス=かわいいキレイ色」という概念はもう古いかも! ネイビー、ボルドー、ブラウンなど、深くて濃いカラーを自分らしく着こなしている花嫁さんがじわり増加中。等身大の色みにほんのり大人の香りを漂わせ、圧倒的な存在感で魅了してみない?
落ち着いた華やかさ「ネイビー」
デザインと色のギャップが魅力! 甘辛な「ネイビー」
トップスはぴたっと体に密着して繊細なレースで肌を透かしつつ、スカートはホースヘアーでふわふわエアリー。まさにスイート&ビターな二面性は、かわいいのもかっこいいのも気になる大人女子の心を突いた。
インスタで見掛けて気になっていたものの、「濃い色は、自分には似合わないだろうなー」と記念のつもりで試着したら、想像以上に似合ってびっくり。何より彼と母が大絶賛してくれたことがうれしかったそう。
アクセサリーやシューズ、彼のタキシードもシルバーで統一。ブーケだけ品のあるピンクのシャクヤクでチャーミングな印象に仕上げた。
(協力・先輩花嫁 佐々木 愛さん)
「濃紺」にイエローを浮かべメリハリ演出
ネイビーのベースにブラックチュールを重ねた「濃紺」のドレスに、鮮やかなイエローの刺しゅうを乗せたコントラストが魅力。
ドレスだけ見るとややきつい印象だったものの、着てみるとビスチェがコンパクトで、スカートがきれいなAラインを描きエレガントな印象に。168cmで骨格のしっかりした体形に映えたこともポイントだった。
披露宴会場は上品でモダンな内装。テーマカラーの「ネイビー×ホワイト×ゴールド」ともリンクし、統一感のある着こなしが叶った。
(協力・先輩花嫁 島林かおりさん)
シック&クールな「カーキ・ブラウン」
透明感を漂わせ爽やかに「カーキ」を着こなす
ベージュのアンダードレスに濃いカーキのチュールが重なり、見る角度や光によってさまざまな色合いに映る。大ぶりのクリスタルとビーズによる縦の輝きで、立っていても座っても華やか。
花嫁曰く「地味カラー」。最初は地味すぎるのではと躊躇したが、ショルダーやデコルテの透け感が軽やかで、驚くほどしっくり馴染んだ。
当日、ファーストミートで初めてお披露目した彼も「意外だけれどすごく似合う!」と絶賛。友人たちにはあらかじめ「明るく鮮やかな服で出席して」とお願いしていたため、ダークカラーを逆に引き立てることができた。
(協力・先輩花嫁 福岡桂子さん)
大胆な背中開きも「ブラウン」なら上品
イメージは、ランウェイを闊歩(かっぽ)するセレブの着こなし。ブラックの地にブラウンゴールドの刺しゅうを浮かべた高級感のある生地で、全体はシンプルなラインに。デコルテはエレガントなV字、背中は腰まで大胆にカットした。
ザ・披露宴という華やかな装飾のドレスはあまり好みではなく、探し回った結果オーダーメードすることに。生地選びの段階から会場との相性をイメージし、リッチで温かみのある素材と、シンプルでシックなデザインにこだわり抜いた。
新郎の衣裳も、このドレスに合わせて別のショップでオーダー。細かなブラウンのストライプ入りのスーツに、ドレスと同じ生地で作ったちょうネクタイとチーフを合わせてお揃いにできたことが大満足。
(協力・先輩花嫁 S.Sさん)
つややか「チョコレートカラー」は後ろ姿がポイント
美しい光沢を放つサテン地のライトブラウンのドレス。前から見るとシンプルだけれど、腰のリボン風のモチーフから優雅に広がるトレーンが、甘くとろけたミルクチョコレートのよう。
白ドレスがチュールでかわいらしいデザインだったので、カラードレスは大人っぽくしたいと考えていたところ偶然ショップで見掛け、試着した時のエレガントな姿にうっとり。童顔をぐっと大人っぽくクラスアップさせてくれた。
凛(りん)とした雰囲気に合わせて、ブーケは生成りのシルクフラワーに。当日、友人たちからも「こんなドレス見たことない!」と好評だった。
(協力・先輩花嫁 もえこさん)
女性らしさを引き立てる「ボルドー・パープル」
「パープル」でアメリカンクラシックを演出
柔らかくボディに寄り添うマーメイドラインと、胸元のつややかなビッグリボン。フェミニンな印象のデザインも、パープルの深い色味みならぐっと大人の表情に。
夕暮れからのナイトパーティのテーマは「アメリカンクラシック」。イメージをドレスコーディネーターに伝えたところ、ずばり素材、色み、サイズまで理想通りの一着に出会えた。
髪は下ろし毛先だけ巻いてもらって片側に寄せた。小物は大ぶりのイヤリングとアンティーク調のネイル、ベルベットのクラッチを持ち、こなれた大人のナイトパーティ感を醸した。
(協力・先輩花嫁 永良香奈さん)
落ち着いた「ボルドー」を軽やかに着こなす
ナイトパーティで着用したのは、渋い赤色のトップス一面にスパンコールがきらめくドレス。胸元は深めのV字開き。半袖やアンクル丈など、セクシーとヘルシーが絶妙に溶け合ったデザインがライトアップされた会場に映えた。
前撮り用に赤いドレスを求めてアメリカのネットショップを検索したところ、このドレスにビビッ。落ち着いた色みはまさに会場のじゅうたんと同じ色。スパンコールの輝きとチュールの優しさを家族も気に入ってくれ、3万円弱というリーズナブルな価格も決め手となった。
パニエを入れたりインナーの種類を変えて試行錯誤した結果、自分らしくさらりとナチュラルに着ることに。ヘアと足元にきらめき小物を合わせ、ワイルドブーケを抱えることで、抜け感のある着こなしを目指した。
(協力・先輩花嫁 桜さん)
From 編集部
目指すはシンプル+1点華やかな着こなし
今回のダークカラードレスの着こなしに共通していたのは、全体的にシンプルで、どこか1点ポイントを持たせたデザインということ。小物やヘアスタイルも、盛り過ぎず抜け感のある華やかさが似合う。自分の魅力を素直に引き立ててくれるダークカラードレス、ぜひチャレンジしてみて。
取材・文/伊藤佳代子 構成/真坂千稔(編集部)
※掲載されている情報は2017年10月時点のものです
- ドレス・衣裳
- アイテム検討期
- クール
- 意外性・驚き
- スタイリッシュ
- ポイントカラー