「ふたりの好きに」な親が会場決定前にしてもらえるとうれしい気配り
親への結婚報告で挙式の話が出て「ふたりの好きに」「任せる」と言われたという花嫁多数。でも、親は本当にそう思ってる? 後々「やっぱり」「実は」とか言い出さない?とちょっぴり不安も。気になる親の本音をリアル証言から探ってみました。
「ふたりの好きに」と言っていた親のうち、
73%が報連相を受けていた!
「好きなように」とふたりに伝えたとしても、事前にまたは途中でちゃんと「報(報告)連(連絡)相(相談)」を受けたという親は約7割というアンケート結果に。ココは見習いたい! 親に事後報告した花嫁さんの中には、親に「やっぱり……」など意見をもらったという人が約20%存在。好きにと言われても「親への報連相」はとても大事なんです!
from 親ごころ
<日時の相談や途中経過の報告に安心>
離れて暮らしているので、結婚式についてはすべてふたりに任せることに。とはいえ、日時の相談は事前にあったし、会場選びの途中経過についての報告や連絡は受けていたので安心して見守っていられました(女性・50代)
<自分たちで援助なしでやると事前報告が>
「結婚式は自分たちの好きなようにやりたい。お金も心配しないで」と言われたのは事前報告としてありがたかった。お相手もしっかりした方で、「このふたりなら大丈夫」と思えたので、何も心配せず任せました(女性・50代)
「ふたりの好きにしていいよ」と言っても、子どもからの気配りが感じられると親はうれしいよう。具体的な気配りを見ていこう。
【気配り1】会場選び前に連絡しておきたい項目は4つ!
「日取り」「場所」「ゲストの顔触れ」「予算」
親の都合や希望を確認したい項目として挙がってきたのは、この4項目。しかし、4項目すべてを事前連絡されたという親は10%とかなり低い確率に。日取りと場所は早めに連絡し、できれば両家の希望を大まかに聞いておくと安心。ゲストの顔触れや予算も要連絡事項。資金援助のお願いも早めに。
from 親ごころ
<会場決定後に日程を聞いてもモヤモヤ>
親の出席は大前提。なのに、結婚式の日程を知らされたのが会場選びの後で「もしその日に別の予定が入っていたら」と思うとヒヤヒヤ。親にも都合があるので、事前に大まかなスケジュールは教えてほしかった(女性・50代)
<費用援助の相談は早め&小まめに>
親の費用援助が必要なら、遠慮せずに早めに相談してほしい。準備があるので、いつどのタイミングで必要か、会場選びの進捗と合わせて、小まめに連絡を入れてもらえると助かります(女性・50代)
<必要最低限のことは聞いてもらえるとうれしい>
挙式1年前くらいにその日に予定が入っていないか確認があり、会場決定後もどの親戚を呼べばいいか、飲み物の好みなども相談されました。結婚式に関しては全部子どもに任せていましたが、必要最低限のことはちゃんと確認してもらえ、親としても安心でした(男性・50代)
from 花嫁ごころ
<さりげない事前相談で会場選びがスムーズに>
会場見学前に親とのさりげない会話の中で、親の希望や避けてほしいことなどを聞き出し、会場選びの参考にしました。事前相談したことが親はうれしかったようで、会場選びは自由に任せてくれました。彼の親が六曜を気にしていたようでしたが「日曜日に挙げたい」と早めに伝えていたおかげで、理解してくれてよかったです(R.Kさん)
<結婚準備を通して親といい関係を築けた>
日取りや場所、洋装や和装の希望などを前もって親に確認したおかげで後々もめもせず、気持ちよく見守ってもらえました。事前に相談することで、親にも「準備に協力しているんだ」という思いを持ってもらえたのがよかったみたい。相談されて嫌な親はいないと思いますよ(りんごさん)
【気配り2】報連相のタイミングは遅くとも“本契約”の前に
そうすることで親の意見やアドバイスを反映できたりも!
会場を最終決定する前にも、親への報連相を忘れずに。本契約時には申込金が必要だが、キャンセルした場合、戻ってこない会場が多い。仮契約がある会場なら、そのタイミングで報連相をすれば、親の意見の反映や反対など万が一の場合も対処できる。
from 親ごころ
<会場本契約前の報告に親を思う気持ちを感じた>
「結婚する」ということは聞いており、ふたりである程度決めた後に「こういう会場でこんな結婚式をするよ」という報告がありました。会場本契約の直前で親の希望を取り入れられるぎりぎりのタイミングと聞き、私からの要望は特になかったのですが、その気持ちがうれしかったです(女性・50代)
<会場選びの経緯などがわかり納得感アップ>
気に入った会場を本契約する前に娘から連絡があり、いろんな会場を見てどう思ったか、お互いの実家からどのくらいの距離かという報告、その会場の収容人数が呼びたいゲストにふさわしいかという相談がありました。両家の親のこともいろいろ考えて選んでくれていることがわかり、納得して気持ちよく「いい会場だね。任せるよ」と伝えられました(女性・50代)
from 花嫁ごころ
<親と話すと気付きがたくさん!本契約前でよかった>
会場選びの前に親への報連相をほとんどしていなかったのですが、1軒目に見に行った会場がかなりよかったので、親にあらためて場所の希望などを聞くことに。親と話したことで、会場へのアクセスのよさ、バリアフリーかなど、気付かされたこともたくさん。本契約の前に聞いてよかった! 事前の報連相はやっぱり大事だなと思いました(千加さん)
【番外編】もし可能なら決定前に親と会場見学を
実際に見ることで親の納得感もアップ
「特に希望はない」と言っていた親も、実際会場に足を運んでみると、気になることやこうしてほしいという希望が出てくることも。本契約の前、仮予約のタイミングならベスト。無理な場合、本契約後の報告を兼ねた見学も親にとってはうれしい気配りに。
from 親ごころ
<本契約前に見学することで安心して任せられた>
私たちの時代の結婚式と今どきの結婚式は大違い。会場決定前に一緒にフェアに行ったことで、子どもたちが何をやりたいかがよくわかり、安心して「好きにしていいよ」と言えるように。また、遠方の親族が多いため更衣室が気になり始め、その場で一緒にチェックできたのもよかったです(女性・50代)
<結婚準備に参加できたのがうれしかった>
「料理がおいしい会場がいい」と伝えたら、一緒に試食に行こうと誘われ、会場見学に行ってきました。親世代の感想を伝えたら会場を最終的に選ぶ参考になったようでよかった。何より、楽しくていい思い出になりました(女性・50代)
from 花嫁ごころ
<事前に親のチェックを受けた会場なら安心>
正式契約の前に親と一緒に会場見学をするのはおすすめ。プランナーさんとのやりとりがスムーズになったし、食事のアレルギー対応や減塩メニュー、バリアフリー施設など、自分たちでは気付かないこともチェックしてもらえ、会場最終決定の大きな指針になりました(真梨代さん)
<決定前に会場を見せたら親も納得>
基本的には任せてくれる親でしたが、ゲストハウスになじみがなく、私たちが選ぼうとしている会場に最初はあまり気乗りしない様子。でも、会場決定前に親を実際に連れて行ったら「すてきだね」とうれしそう。親子で楽しく会場選びができ、結婚式への期待も膨らみました(yumiuさん)
From 編集部
親思いの“報連相”があれば会場選びがぐんとスムーズに!
「ふたりの好きに」という親も、子どもからの “報連相”はうれしいもの。そして、「自分も協力している」と親に思ってもらうことで結婚準備も順調に進むし、親子の絆だって深まる。任せてくれる親だからこそ、会場決定前の+気配りを忘れないで
取材・文/笠原恭子 イラスト/黒猫まな子 構成/松隈草子(編集部)
※記事内のデータ・コメントは2017年8月に「マクロミル」の会員104人、および「ゼクシィ花嫁1000人委員会」のメンバー88人が回答したアンケートによるものです
※掲載されている情報は2017年9月時点のものです
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