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彼の密かなストレス気付いてる? 嫁実家との付き合い方「ココがしんどい」

結婚5年以内の105人中19人が、妻の実家との距離の近さに「しんどいと思ったことがある」と回答。でも本音を妻に伝えている夫は少数派。「自分がされたくないことを相手にしていないか気付くことが、10年後も良い夫婦でいられる秘訣(ひけつ)」と、行政書士でマリッジデザイナーの湯原玲奈さんが教えてくれました。

【密かなストレス1】「実家に帰り過ぎじゃない?」

ストレス1

実家に帰る回数が多いか少ないかは、妻と夫で感じ方が異なる様子。

「妻は実家が近いからとほぼ毎日帰ってる。家事がおろそかになっても何も言えません…」(けいさん)
「実家に帰って羽を伸ばし過ぎているなあと感じている」(ななパパ)
と、夫の本音が聞かれる一方、

「『近いからと帰り過ぎ!』と夫に言われたことがありましたが『スーパーのチラシをもらいたいの!』と言いくるめました(笑)」(夏みかんさん)
と、妻としては気に留めてないという人も。

実家に帰る頻度に、彼はストレスを感じてない?

【しあわせ夫婦の秘訣1】「ふたりの新居が自分の家という自覚を」

結婚したら新居が「自分の家」。自分の親の家でもそこはもう「よその家」です。実家に自分の部屋があっても、自分の居場所ではないと思って。困ったときに実家に頼るのは構いませんし、近いなら時々親の様子を見に行くのが自然。ただ、夫が一人で自分の実家に帰ることを想定し「こんなに頻繁は嫌だな」と思ったら、自分も見直してみるとよいと思います。(湯原さん)

【密かなストレス2】「頼むから何でも話さないでよ…」

ストレス2

交際中から親に彼のことを話していると、結婚後も新婚生活での出来事を報告してしまいがち。

「母になんでも報告していたため、彼が会ったときに母から『この前○○行ったらしいね』と言われ、後で『そんなことまで言ってるんだ…』と言われました」(さおりさん)
「『なんでも母親に言うんだね』と嫌味を言われました。彼の嫌いなところや、けんかしたことは言ってないのですが、良いことでも逐一報告されていると感じてしまうみたい」(saoriさん)

彼が義理の親に何でも話されることが嫌だって、気付いてる?

【しあわせ夫婦の秘訣2】「彼のことを細かく話すと親の心配を増やすだけ」

夫からすると、義理の親に自分がどう思われているか気になります。何でも親に話してしまうと、夫は「悪口を言われてるのかも」と疑念を抱きます。夫の失敗や悪口は親には話さないこと。親は夫の欠点を聞くと、ふたりの結婚生活を心配して夫を見る目が厳しくなります。彼の愚痴は、友人に聞いてもらいましょう。(湯原さん)

【密かなストレス3】「結婚したんだから、頼るのは俺にしてよ」

ストレス3

結婚前と同じように親に何でも頼っていると、彼の方は寂しく感じるみたい。

「何かあるとすぐ実家の父に頼るので、彼から『結婚したんだから、これからはお父さんじゃなくて自分にも頼ってほしい』と言われたことがあります」(Shihoさん)
「私が新生活のことを母のアドバイス通りにやりたがってしまい『ふたりの生活なんだから、話し合って決めようよ!』と言われました。ごもっとも……」(hsmさん)

彼はもっとあなたに頼ってもらいたいと思っているのかも?!

【しあわせ夫婦の秘訣3】「夫の頼りがいは、頼ることでつくられる」

20代30代の男性が結婚してすぐに頼りになるはずがありません。頼りになる夫は、頼ってあげることで育っていくと心得て。そのためには、彼の「頼ってほしい」という気持ちに気付いてあげることが必要。生活のルール、お金のこと、マイホームのプランなど、ふたりの家のことは、親に聞くのではなくふたりで話し合うことが大切です。(湯原さん)

【密かなストレス4】「お義母さんが家に来るの、多くない?」

ストレス4

「週1で義母が家に来て妻と3人で夕食を食べます。それ以外もほぼ毎日自宅に来るので、直接は言ってませんが控えてほしいです」(korikenさん)
「義母からいろんな物をもらうが、いちいち家にくるのは控えてほしい」(フブキさん)

でも実際には、妻に本音を伝えられていないようで……。

「母がよく新居に遊びに来るのですが、ある日彼は昼寝を我慢していたようで母が帰った瞬間に寝てました。夫からすると気を使ってしまうよな、と気付いた瞬間でした」(よしさん)

自分の親が家に来る頻度が多いのも、彼にはストレスかも!

【しあわせ夫婦の秘訣4】「ふたりの家のルールをつくって」

義理の親や兄弟姉妹が新居に毎日来るのは、負担。逆の立場で、彼の親が毎日新居に来ることを思えば分かりやすいと思います。夫が不満を口にしていなくても、親が来る日は週に1回などルールをつくるのがベター。来客の頻度を含めた、ふたりの家のルールをつくっていくことで、「家庭」が徐々に出来上がっていきます。(湯原さん)

【密かなストレス5】「俺の実家とも仲良くしてほしい…」

ストレス5

「妻は仕事が遅いときは必ず実家に泊まるが、特に文句を言ったことはない。しかし、うちの実家の方も仲良くしてとは言った」(うなぎさん)
「自分の実家に泊まることを妻が嫌がることが多いので『結婚して家族なんだから泊まっていくべき』と言った」(コロ助さん)

自分の親との親密さとは対照的に、彼の実家には足が遠のいていない? バランスの良い付き合いって難しい……。

【しあわせ夫婦の秘訣5】「それぞれの実家と半々の付き合いを心掛けて」

夫にとっての義実家と、妻にとっての義実家は別の感覚と言いたいところですが、夫からすると「自分の実家も大事にしてほしい」と思うのは当たり前。基本は半々の割合で付き合うことがベスト。ただ時間や頻度を全く同じにしなくても、夫の実家も大事にしていると伝わればOK。義父や義母の誕生日や記念日などに気遣いがあれば、夫もありがたく思ってくれます。(湯原さん)

From 編集部

逆の立場になって考えて、10年後も仲良し夫婦に

仲良し親子であっても、結婚したからには夫の気持ちを大切に。逆の立場になってみると、義理の親が毎日家に来たり、夫が親に何でも話していたら、きっとあなたもうれしくはないはず。夫婦ともに幸せな関係は、本人同士の思いやりから生まれるもの。アドバイスを参考に、10年後も20年後もずっと仲良し夫婦でいよう!

先生
Profile

湯原玲奈 行政書士/マリッジデザイン株式会社 代表取締役

国際結婚・離婚、外国人の在留ビザ申請などが専門。行政書士として離婚相談を多数受ける中で「離婚を回避し夫婦を幸せにしたい」という思いから、カップルのためのコミュニケーションツール「マリッジノート(R)」を開発。「しあわせふうふ10年プロジェクト」と題した活動を展開している。プライベートでは夫と娘との3人家族。著書に『一生幸せなふたりでいるための10のワーク[マリッジノート(R)]』(朝日新聞出版)。
行政書士湯原玲奈 法務事務所 http://www.reina-office.com/ 
マリッジデザイン株式会社 http://www.marriage-note.jp/

構成・文/稲垣幸子 イラスト/南 夏希
※掲載されている情報は2017年9月時点のものです
※記事内のデータならびにコメントは、2017年8月に「ゼクシィ花嫁1000人委員会」メンバー96人が回答したアンケートおよび結婚5年以内の既婚男女105人が回答したマクロミル調査によるものです

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