[先輩花嫁の激白]「ごめんなさい。私、モンスター花嫁でした。」
忙しい結婚式準備中はセンシティブになることも。そんな花嫁の隙をついて現るモンスターにご用心。普段の自分じゃ考えられない常識外れな行動を起こすことに……。今は反省しきりの花嫁が、モンスターに憑依(ひょうい)された瞬間をカミングアウト!
〈彼〉についイライラしちゃって……
モンスター花嫁列伝1
彼にごめんなさい
《モンスター指数:★★★☆☆》
ゲストの方々には休日にいらしていただくので、喜んでもらえる結婚式にしたかったんです。なのに何も手伝わない彼にイライラ……。ついには何日間も、イヤミっぽく敬語で話し続けちゃいました。(MUGIさん)
《モンスター指数:★★★★☆》
なかなか理想を叶えられない状況の時、彼に八つ当たりのひと言。「私が主役で、あなたは引き立て役なんだからー!」(emiさん)
《モンスター指数:★★★★★》
仕事と家事をこなしながら、結婚式の準備に追われ、親に泣きながら愚痴っていました。ついには「もう結婚をしたくない」という気持ちまで湧いてきて。彼に「結婚を決めたことを後悔している」と、本心とは裏腹にとんでもないことを言って傷つけてしまいました……。(pecoさん)
《モンスター指数:★★★★☆》
結婚式準備に無関心の彼に腹が立ち、興味を持つきっかけになればとファーストダンスを強要! 1年前から毎週末に3時間レッスン。練習にも乗り気じゃない彼に、「食事に嫌いなものを出すよ」というとやっと身について(笑)。彼が一つ一つ理解しないうちに準備をどんどん進めていったので、状況が飲み込めないループにはまっていたのかもしれません。(kikiさん)
〈家族〉に甘えすぎて……。
モンスター花嫁列伝2
家族にごめんなさい
《モンスター指数:★★★☆☆》
娘の結婚式を楽しみにしていた母。「私が着たドレスを着てほしい」と言うので写真を見たら、ちょっと昔風……。「センスが悪いから無理!」なんて心ない言葉で突き放してしまいました。結果、母の気持ちをくんでサプライズで着用したんですけどね(笑)。(にっしーさん)
《モンスター指数:★★★☆☆》
両家の顔合わせ婚約食事会の前に、父が音を立てて食べるのが嫌で何度も注意したら大げんかに。今はまったく気になりません(笑)。(poposiさん)
〈スタッフ〉へのお願いが度を超えて……
モンスター花嫁列伝3
スタッフさんにごめんなさい
《モンスター指数:★★★★★》
8カ月間の結婚準備期間中のラストスパート2カ月間に、私と彼とがそれぞれに、一日あたり1通から2通の質問メールをせっせと送信。直前になると確認したいことが次から次へと出てきて、焦っていました。せめてふたりの意見をまとめて送れば良かったですね。(O.I.さん)
《モンスター指数:★★★☆☆》
instagramなどでオシャレな写真をたくさん見ていたので、それが標準だと思い込んでしまって。ホテルのフォトグラファーさんに撮ってもらった写真が上がってきて、ガッカリ……。「一生に一度の結婚式で、生涯残る記録なのに!」ときついメールを送ってしまいました。今、冷静に考えると、事前にフォトグラファーさんの作品を見せてもらえば良かったんですよね。(kotonさん)
《モンスター指数:★★★★☆》
「ミスのない完璧な結婚式にしたい」「ゲストへのおもてなしを大事にしたい」一心で、9カ月間で合計19回も打ち合わせをしてもらいました。深夜の23時30分まで打ち合わせが続いたことも……。私の暴走に付き合ってくださったプランナーさんには、感謝しかありません。(azusaさん)
これで安心。《モンスター花嫁にならない》傾向と対策
先輩花嫁の声をもとに「モンスター花嫁防止3カ条」制定
【第1条:ひとりで全てを背負わない!】
「最高の一日になるように」「ゲストにスペシャルなおもてなしを」と目標を掲げ、責任感が強い頑張り屋さんほど、モンスターに取り付かれちゃうことが多いよう。彼、家族、友人、プランナーなど、周囲に相談に乗ってくれる人やサポートしてくれる人がいることを思い出して。
【第2条:ゆとりあるスケジュールを立てる!】
例えば、挙式まで6カ月あると、つい時間に余裕があるように思えてしまうけれど……。仕事、慣れない家事、新生活の準備、親族へのあいさつなど重なり、意外に結婚式準備に掛けられる時間は少ないことも。叶えたいことに優先順位をつけて、ゆとりをもった、現実的なスケジュールを立てよう。
【第3条:準備を楽しむ気持ちを大切に!】
「結婚式の準備期間」を、ただ忙しく走り去ってしまうのはもったいない。彼と一緒に、家族や友人と一緒に、あるいはひとりで自己満足に浸るのもOK。楽しむ気持ちを忘れずに、準備期間も素敵な思い出にしよう。
先輩花嫁、本気のアドバイス
《やりたいこととやれることは、別もの》
限られた時間の中で、「やりたいこと」と「やれること」のすみ分けができていませんでした。彼については自分の思う通りには進まないという前提で、「彼がやることリスト」を作って、お願いすべきでしたね。(ゆんさん)
《ミスはしたくなかった……》
「結婚式は、一生に一度の、多額の費用を掛けた一大イベント」と考えていたので、少しの不備も、少しの後悔もしたくないと神経をとがらせていました。結婚準備を楽しもうという気持ちが薄れていましたね。(ほなみさん)
《もっと肩の力を抜いていたら……》
結婚式という目標に向けて必死でした。彼にアイテム作りを手伝ってもらっても、作業が雑で下手なので文句ばかり言って……。今思うと、もっと気楽に楽しむ気持ちで取り組めば良かったのかな、と思います。(pecoさん)
《周囲のサポーターに気づかなかった》
「全て完璧にしなければ」という気持ちが強く、一人で抱え込んでしまいました。彼や友人、家族など、周りの人に話したり、協力をお願いしたりすれば良かったですね。(R.Oさん)
From 編集部
適切なスケジューリング&楽しむ気持ちが大事
“モンスター花嫁”の実体験を語ってくれた先輩花嫁に感謝! これから結婚式を迎える皆さんは、スケジュールの余裕と、準備を楽しむことを頭の隅において、モンスターを追いやってくださいね。
構成・文/千谷文子 イラスト/塚越貴子
※この記事に記載されているデータは、2017年6月に「ゼクシィ花嫁1000人委員会」のメンバー73人が回答したアンケートによるものです。
※掲載されている情報は2017年8月時点のものです。
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