ゼクシィ PRODUCED BY RECRUIT

 

ゼクシィ最新号をチェック!

  1. 結婚情報ゼクシィTOP
  2. ゼクシィ WEB MAGAZINE
  3. 結婚準備
  4. 結婚準備全般
  5. 【連載】立原綾乃のOne&OnlyウエディングVol.17「シーンごとに場所を変えて楽しむ」
コラム・連載
Share on>

【連載】立原綾乃のOne&OnlyウエディングVol.17「シーンごとに場所を変えて楽しむ」

今回は、まるで映画のワンシーンを思わせる、クラシックなアメリカンスタイルのウェディングをご紹介します。広大なロケーションをさまざまなシーンごとに使い分け、心温まるおもてなしをした素敵な一日。皆さんも一緒に体験してみてください。

テーマカラーは大好きなトラディショナルブランドのイメージで

紺で揃えたブライズメイドとアッシャーの衣裳
メニュー表

ウエディング会場の「サンセットランチ」は、ハワイ生まれのYuichiさんが「この場所しかない!」とほれ込んで決めた場所。そこからおふたりで私たちのアトリエを訪れてくださり、結婚式に向けての準備が始まりました。

まず取り入れたのはYuichiさんが大好きな「ラルフローレン」の世界。中でもトラディショナルラインがお好きだということでしたので、全体の色合いを紺×濃い緑を用いたクラシックモダンで。会場のナチュラルな雰囲気も大切にし、使用するペーパーアイテムなどは素材感にもこだわりました。

【1枚目】トラディショナルな紺の衣裳で揃えたブライズメイド&アッシャー
【2枚目】革のタグをあしらったメニュー表を、フォレストグリーンのナプキンの上に

ワンポイントAdvice「イメージの共有はしっかりと」

好みを伝える際、「○○のような雰囲気で」と、ブランドや映画、本などの名前を挙げる人は多いと思いますが、自分の想い描くものとプランナーさんが受け取るイメージは一致していますか?

例えばおふたりがイメージしていたブランドも、トラディショナルだけでなくカジュアルなラインなどいろいろあるので、細かい部分まできちんと確認し、擦り合わせておくことが大切です。画像などひと目で伝わるものがあるとさらに安心ですね。

今回のカップル「Yuichiさん&Ruriさん」

ハワイ生まれの新郎Yuichiさん。新婦のRuriさん&家族も一緒に「みんなでハワイウエディングを行いたい」という想いから、お母さんも伴ってみんなで現地視察へ。そして心を動かされた会場が、TRUEweddingと縁の深い「サンセットランチ」だった。

【会場】Sunset Ranch(サンセットランチ)/ハワイ・オアフ島
※問い合わせは「TRUEwedding」まで(プロフィール欄参照)

広大なロケーションを使いこなす(1)

<ファーストミート~挙式>

ユーカリの木の下での挙式シーン
誓いの言葉を述べるふたり

お支度を終えたその足で向かったのは、森の中のトレッキングコース。そこがふたりのファーストミートの場所です。挙式は大きなユーカリの木の下で。「一生あなたを幸せにします。ずっとそばにいてください」と涙で語り掛ける新郎に、「今日この日から生まれたYuichiファミリーを、ずっとずっと導いていってください」と優しく答えるRuriさん。感動の場面が周囲の景色とともに、みんなの心にも深く刻まれた瞬間でした。

【1枚目】シンボルツリーともいうべき大きなユーカリの木の下で、愛を誓うふたり
【2枚目】感極まって涙がこぼれてしまった新郎を、笑顔で励ます花嫁

広大なロケーションを使いこなす(2)

<挙式後~パーティ>

馬と一緒に牧場内を歩く新郎新婦とゲスト

挙式を無事に終え、次に向かう先はパーティ会場。おふたりの「一緒に行きましょう!」というお声掛けで、新郎新婦とゲストが一緒に移動します。牧場で愛されている白馬のヒューイを連れ、雄大な景色を見ながら全員で楽しむひとときのお散歩タイム。牧場に吹き渡る爽やかな風と抜けるようなハワイの青空が、リラックスムードを高めてくれました。

挙式会場からパーティ会場まで、散歩を兼ねて徒歩で移動する新郎新婦とゲスト

ワンポイントAdvice「ふたりが先頭に立って案内を」

移動に際してはスタッフの案内ももちろんありますが、こうやって新郎新婦が自ら先導すること自体が、おもてなしの気持ちの表れだなぁと思いました。とはいえこのようなシーンをつくるのは難しいと思う人もいらっしゃるかもしれません。そんな場合は形を変え、披露宴入場をゲストがスタンバイする中で行う代わりに、「入り口で新郎新婦がお出迎えする」というスタイルでもいいかもしれませんね。

ふたりがホスト役を務め、ゲストをおもてなし

パーティで、ゲストに話しかける新郎新婦
ウエディングケーキ

おもてなしは海が見える牧場の特等席で。白いテントを張ったアメリカンスタイルでのウエディングパーティです。高砂席はあえて設けず、ゲスト席に新郎新婦も混じって楽しむスタイルにしました。そしてふたりで順番に一人一人のゲストの席を回り、お話ししたり一緒に食事を楽しんだり。

夕暮れ時には中庭に移動して、RuriさんからYuichiさんへのサプライズビデオの上映も。来られなかった新郎のご友人が、Ruriさんにこっそり託していたそうです。集まってくれた人、遠い場所からメッセージをくれた人、みんなとの絆にあらためて感謝するおふたりでした。

【1枚目】自ら席を立ち、ゲストに話し掛ける新郎新婦
【2枚目】青空の下でのケーキカットも忘れられない感動の瞬間

From 編集部

From綾乃「場所を変えると式にメリハリが生まれる」

YuichiさんとRuriさんのナチュラルクラシックウエディング、いかがでしたか? このようにシーンごとに場所を移動することで空気が変わり、次の場面へと気持ちを切り替えることができるんです。貸し切り使用が可能な会場で式を挙げる人は、ぜひ検討してみてくださいね。

立原綾乃さん顔写真
Profile

立原綾乃 TRUEwedding代表/ディレクター

「結婚式という時間そのものをデザインする」という新しい発想で、日本のウエディングデザイナーの第一人者として活躍。特定の会場を持たず軽井沢・ハワイに特化した1日1組のオーダーメイドウエディングプロデュース「TRUEwedding」を手掛ける。
相手の想いを形にする抜群のセンスと彼女にしかつくれない温かな時間は、ウエディングにとどまらず、ライフスタイルにおいても多くの女性から人気を集めている。

TRUEwedding TEL03-6450-6363
http://truewedding.jp/

企画・監修・写真提供/立原綾乃 構成・文/南 慈子
※掲載されている情報は2017年8月時点のものです

  • 挙式・披露宴
  • 結婚準備全体
  • スタイル提案
  • おしゃれ
  • 洋風
  • ふたりらしい
  • 海外ウエディング
Share on>

pagetop