大人ブライドのヘアに寄り添うナチュラル花冠SNAP
作り過ぎないゆるっとナチュラルな抜け感ヘアは、大人ブライズに大人気。そんなヘアに寄り添うようにしっくりなじむおしゃれな花冠アレンジが今、注目の的に! そこで、インスタでも花冠スタイルを発信しているスタイリストさんの力を借りて、今っぽさ満開の花冠SNAPを集めました。こなれて見える着け方やアレンジのコツを教えてもらったので、参考にして。
オン眉の軽やかな前髪に合わせ
カチューシャ風にきゃしゃなグリーンを
井上美佐さんは、ナチュラルな花冠が映える甘過ぎないダウンスタイルを希望。全体にゆるいウエーブを付けた後、ワンショルダーのドレスと対称になるように、右側だけ下ろした片サイドのダウンヘアに。
ヘア&花冠のPOINT
オン眉の前髪や繊細なフリルショルダーとバランスを取るために、トップには細いグリーンを渡すのみにして抜け感を演出。顔周りに少し後れ毛を下ろすことで軽さも強調しました。
また、右サイドはヘアを下ろしたので、左にパーツのお花を多めに盛り、正面からもチラリと見えるように広めに配置。ゲストから見えやすい左側に華やぎを集約するとインパクトもアップするんです。
「編み見せ」の着け方なら
花冠が一層リズミカル
ロングヘアを生かしたゆるふわのハーフアップに花冠を着けたかったひかるさん。アイロンのミックス巻きで全体に柔らかなカールを付けた後、表面はストレートアイロンでゆるウエーブに。ハチ周りの毛束でゆるいツイスト編み込みを施したハーフアップは、会場やドレスの雰囲気ともマッチしてイメージ通りだったそう。
ヘア&花冠のPOINT
グリーンをベースに小花や実もので組まれていた細めの花冠だったので、フロントは前髪の分け目を隠すイメージでやや浅めに。バックはツイスト編みが程よく見えるよう、編み目の下に渡しました。大きめのお花でボリュームを出すところとあえて隙間を空けるところでメリハリをつけるのがバランスよく見せるコツ!
波打つように沿わせた花冠で
シンプルなワンテールに動きをプラス
結婚式で花冠を着けるのが憧れだったというeさん。披露宴ではゆる巻きのローポニーテール、二次会ではリボンを一緒に編み込んだワンテールにし、花冠で2パターンのアレンジを楽しんだ。
ヘア&花冠のPOINT
ナチュラルな雰囲気の柔らかいヘアがより優しく見え、動きも出るように、波打つイメージでカーブさせながら花冠を着けました。ヘアがシンプルな場合は、前から見たときにボリュームが出過ぎないよう、サイドをコンパクトにまとめるとシルエットもきれい!
パーツだけで組んだ
花冠風の妖精アレンジ
森の妖精をイメージしていたというあやなさんは、自身で小花やグリーンのヘッドパーツを用意。ヘアは作り込み過ぎずゆるめにとリクエストしたそう。
ヘア&花冠のPOINT
ストレートアイロンで波ウエーブを作ったあと、サイドはねじり、バックは三つ編みに。ねじりや編みを崩すことでルーズに仕上げた抜け感のある編みテールです。ヘアスタイルとドレスの色とのバランスをみながら、その場でヘッドパーツを付けていき、花冠に見えるようにつながりを持たせてアレンジしました。小花やグリーンをヘアに沿うように伝わせながらラインを細めに作るのが、今らしく見せるポイントです。
ルーズ感やゆる編みが引き立つ
繊細なリーフ冠
YKYNさんの結婚式のテーマはナチュラル。ヘアスタイルもよりナチュラルな雰囲気にしたいと、花ではなく、葉の冠にしたいと考えていたそう。ヘアはトップから太く編み込みを入れ、サイドに下ろすにつれてフィッシュボーン編みに。全体的にルーズに見えるよう毛束を引き出し、サイドや襟足にも後れ毛を出すことで柔らかさを強調。
ヘア&花冠のPOINT
おでこに掛かるようにリーフの冠を着けてから、後ろに向かってボリュームが出るように、ポイントで花や実を足しました。フロントをすっきり見せることで、冠の繊細さやトップの編みが引き立ちます。
お花控えめの冠で大人ナチュラルな花嫁に
なつきさんのスタイルは、全体にくせ毛風の波ウエーブをつけてからサイドをねじってセンターに集め、ラフに下ろしたダウンスタイル。大小さまざまなお花を使った花冠は、角度によって見え方が異なるところがお気に入り!
ヘア&花冠のPOINT
グリーンで組まれた冠に、パーツにした多種類のお花を足していきました。フロントはグリーンのみにし、生え際に沿わせて引き締めることで、ふわっと上げたトップの空気感を強調。耳辺りから後頭部に向かってお花を増やしていくと、正面からはすっきり見えつつ横顔や後ろ姿はグッと華やかになります。大人ナチュラルに見せたいときは、お花をバックに集中させるなど、あえて少なめにして冠のきゃしゃさを際立たせるといいです。
存在感ある花冠は耳下の
ボリュームでバランスを取って
ナチュラルな雰囲気が好きという諸岡 恵さんは、両サイドをゆるく編み込み、襟足でルーズにまとめたアップスタイルに。花冠を着けることは、はじめから決めていたそう。
ヘア&花冠のPOINT
前から見たときに、耳下からバックの編みがのぞくように襟足でゆるくまとめました。花びらがひらひらで程よく存在感のあるお花がおでこに掛かる場合は、耳下にボリュームを持たせることで視線ポイントが花冠に偏らず、バランスよく見えます。また、花冠を着けてから最後に後れ毛を引き出せば、ほしいところだけに下ろせるので、計算づくの抜け感をアピールできます。
ミディアムのダウンヘアが
ふわふわの花冠でフェアリーに
花冠が主役になるようヘアは全て下ろし、ふわふわのイメージで!とオーダーした、とみぃさん。ストレートアイロンの波ウエーブで全体にゆるふわな動きをつけてから、短めの前髪は軽く内巻きに。自然体のエアリーな花冠スタイルは、友人たちからも「妖精みたい」と褒めてもらえて大満足。
ヘア&花冠のPOINT
ベースの花冠に、花や葉の細かいパーツを後付けしていくことで、ふわふわな空気感を演出。淡いピンクの小花で色みのポイントを付け、カラードレスとのコーデも意識しました。花冠で存在感を高めるなら、ヘアで引き算! あえて凝ったアレンジをしない方が自分らしさを主張できるし、ナチュラルに見えます
パーツで足したグリーンを散らすと
野花の冠が一段と爽やかに
野原で摘んできて作ったような、小ぶりの花冠に憧れていたウエママヤさん。お花屋さんには「イメージはシロツメクサの花冠」とオーダー。ヘアは、サイドを後れ毛風に残して小顔に見せたいとお願いした。
ヘア&花冠のPOINT
ヘアは全体を編み込みでまとめたアップ。毛束をルーズに引き出しながらランダムに後れ毛を下ろし、野花とグリーンの自然な冠が映えるよう柔らかさを強調しました。花冠は、編み込みを見せるためにまとめた髪を囲むイメージで斜めに着け、左側にはパーツのお花を多めにプラスしてポイント作りを。パーツを足す際は、所々でグリーンを散らすなどして動きを付けると、ナチュラル感が高まり一段と爽やか!
From 編集部
ヘアとなじませつつ作り過ぎないのが、大人ナチュラルな花冠の新ルール
癖毛風のゆるふわで柔らかな花嫁ヘアが人気の今、リース調にかっちり作った花冠を頭にかぶせるように乗せると、主張し過ぎる場合も。作り過ぎないゆるめのヘアをよりこなれて見せるなら、シルエットに沿うようにヘアと花冠を程よくなじませるのが好バランス。ヘアと花冠の合わせ技で抜け感を強調して、甘過ぎない、大人ナチュラルな花冠スタイルが完成させてくださいね!
Shop list
atelier d.d.(アトリエ ディディ)
TEL 06-6533-5284
550-0014 大阪市西区北堀江1-1-25 堀富ビル4階
営業時間:11:00-19:30
定休日:水曜日
取材・文/大平美和 構成/真坂千稔(編集部)
※※掲載されている情報は2017年5月時点のものです
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