結婚式で「ケチるんじゃなかった(涙)」証言集~料理・ケーキ・ドリンク編~
あらゆるアイテムにお金がかかる結婚式。かけられるお金には限りがあるので、節約できる部分は節約したいというのが多くの花嫁さんの本音じゃないでしょうか。ところが、節約しすぎたことで後々「ケチるんじゃなかった…(涙)」と後悔した卒花が多数!そこで今回は、「節約しすぎて後悔したこと ~料理・ケーキ・ドリンク編~ TOP5」をご紹介。卒花たちの後悔の声、ぜひ参考にしてください。
卒花に聞いた!料理・ケーキ・ドリンクで
節約して後悔したことTOP5
料理・ケーキ・ドリンクに関する節約して後悔したことTOP5の内容は上記の通り。では、早速詳細について見ていきましょう。
1位:コース料理のグレード(20.9%)
多くの卒花たちが節約して後悔したのは「コース料理のグレード」。コース全体のグレードをアップすると、追加料金×ゲスト人数分の追加費用が必要になり、内容によっては金額に大きな差が出るので、グレードアップを躊躇(ちゅうちょ)したという声が多く挙げられました。
私たちの「ケチって後悔」談
[料理がさっぱりだったと言われました]
大丈夫だろうと思い、料理は全て最低ランクのコースを選択。後日、一緒にランチをした友人から悪気なく「結婚式の料理はさっぱりしていたね」という感想をもらってしまいました。品数や内容などしっかり確認しておくべきでした。(もちゆりさん)
[ゲストを満足させられたか不安…]
予算の関係で、グレードを落としたコース料理を提供。特に何も言われていませんが、ゲストを本当に満足させることができたのか、式後もモヤモヤしています。(にこさん)
【節約Tips】単品メニューのグレードを上げるだけでも印象UP
料理はゲストの記憶に残りやすいアイテムの一つであるものの、ゲスト人数によっては大きく金額が変わってしまうので、上手にメリハリをつけて節約したいところ。
そこでおすすめなのが、単品メニューのグレードアップ。コースのグレードは低くても、メイン料理のみ少しグレードの良いものにしたり、前菜をグレードアップして品数を増やすなど、コースの内容にメリハリがつくようにアレンジできれば、ゲストの満足度もアップするはず。コース内容はどこまでアレンジできるのか、ぜひ会場に相談してみてください。
2位:ウエディングケーキのデザイン・内容(19.1%)
コース料理のグレードと同じくらい多くの後悔の声が聞こえてきたのが「ウエディングケーキのデザイン・内容」。特に、ケーキ入刀を行う際に「もっとこだわったデザインにしておけばよかった」と後悔した卒花が多かった様子。ケーキ入刀は多くのゲストが写真を撮るタイミングでもあるので、写真映りもかなり気になるようです。
私たちの「ケチって後悔」談
[映えないケーキで残念]
ウエディングケーキは一口しか食べないし…と思い、真ん中より少しグレードを抑えたデザインを選択。当日のケーキ入刀時にはシャッターチャンスとしてたくさんのゲストが写真を撮ってくれたけど、後から見直すとケーキのインパクトが小さく、大きさや見た目にもこだわったデザインにすればよかったと後悔しました。(ゆうさん)
[デザインにもっとこだわればよかった]
プラン内のデザインのままお願いしたところ、ものすごくシンプルな1段の四角いケーキでした。結婚式の華やかさがなく、ケーキ入刀時には全く映えなくて残念でした。もう少し調べて、段数を増やしたり装飾を工夫するなど、デザインをしっかり考えたかったです。(mikiさん)
【節約Tips】ストーリー性のあるデザインにすると◎
「写真映え」だけを意識したデザインにすると、追加料金だけが膨らんでしまうもの。後悔しないウエディングケーキにしたいと考える場合、おすすめなのは「ストーリー性のあるデザイン」にすること。
デコレーションに使用するカラーや装飾アイテムをふたりにゆかりのあるものにしてもらうなど、ストーリーが込められたデザインであれば、ゲストの意識もデザインそのものよりもストーリーへと向き、記憶に残るウエディングケーキに。小さなサイズやシンプルなデザインにして節約しつつも、何かふたりに関係するストーリーを盛り込むように工夫してみてください。
3位:フリードリンクのグレード(12.7%)
フリードリンクの内容を後悔したという声もちらほら。中でも多かったのが「ソフトドリンクやノンアルコールメニューを充実させればよかった」という後悔。特に妊娠中や授乳中、子どもゲストや車の運転があるゲストなど、飲酒ができないゲストが多かったという卒花たちから後悔の声が聞こえてきました。
私たちの「ケチって後悔」談
[子どもゲストへの配慮が欠けてしまった]
グレードアップすると1人当たり4000円ほど高くなったため、真ん中のコースを選択。ですが、子どもの参列者が結構いたにもかかわらずソフトドリンクのメニューが少なかったため、配慮が足りなかったと思いました…。(りりさん)
[飲み放題の方がお得でした]
そこまで飲まないだろうと予想して注文された分だけ支払うプランにしたところ、思った以上にゲストが飲んでいて想定していた予算を大幅にオーバー。ゲストの顔触れをしっかり確認して、飲み放題にしておいた方が節約できました。(まゆぴさん)
【節約Tips】ゲストの顔触れによってコース内容の検討を
ゲストの顔触れによって、お酒の種類を充実させた方がいいのか、ソフトドリンクやノンアルコールカクテルを充実させた方がいいのかを考慮し、多く注文されそうな方を飲み放題にすると、結果的に節約できる可能性大。飲酒するゲストが少ない場合、ソフトドリンクを飲み放題にし、アルコールは消費された分の清算にするなどの工夫をすると◎。
4位:乾杯用ドリンクのグレード(10.0%)
2位のウエディングケーキと同様、式当日になって「もっとこだわるべきだった」と後悔したという声が挙がったのが「乾杯用ドリンクのグレード」。実際に自分も飲んでみて初めて味の良し悪しに気付くことが多い分「思っていたものと違う」という後悔を抱くことが多いようです。
私たちの「ケチって後悔」談
[一口で分かるほどの微妙な味…]
乾杯のドリンクはそこまでこだわらなくてもいいかと思い、一番安いものに。乾杯で一口飲んでみたら、すぐに分かるほどの低いクオリティーの味にがっかり。実際、お酒に詳しい人から乾杯のシャンパンがおいしくなかったと言われてしまいました…。(るうるうさん)
[乾杯にワインはありだった…?]
お酒のグレードをシャンパンからワインにグレードダウン。味はそこまで悪くなかったのですが、やっぱり乾杯の定番のシャンパンにした方がよかったかもしれないと、後になって後悔しました。(えりちさん)
【節約Tips】乾杯用ドリンクを注文制にするのもあり
ゲストによっては乾杯で定番のシャンパンを飲めないこともあるはずなので、ソフトドリンク、ビール、ワイン、シャンパンなど、乾杯用ドリンクをゲスト自ら選んでもらうのもあり。全てのドリンクをシャンパンにするよりも節約できる場合もあり、ゲストも飲みたいドリンクで乾杯することができ、双方の満足度を高めることができるかもしれません。
5位:デザートの内容(9.1%)
後悔した内容第5位は「デザートの内容」。コースの締めとなるメニューだけに、ゲストの期待もおのずと高まるものでもあります。内容・価格・見た目、全てを考慮した上で何が一番満足いく内容になりそうかを考えてみるとよさそうです。
私たちの「ケチって後悔」談
[デザートビュッフェへの思いが断ち切れない…]
デザートビュッフェにするか最後まで悩みました。金額が数万円も違うので、最終的には季節のパフェを選択しましたが、卒花さんの写真を見るたび、私もケチらずビュッフェにすればよかったと今でも後ろ髪を引かれています。(AYAKAさん)
[ケーキも出せばよかった]
ケーキ入刀をフェイクケーキで行ったことと、別のデザートを準備していたことから、デザートにケーキは出しませんでした。後日、意外とケーキを期待していたゲストが多かったと聞き、少し多くなっても、ケーキもデザートに出せばよかったなと思いました。(ぴよちさん)
【節約Tips】カットできる内容はないか確認を
ケーキ入刀に使用したウエディングケーキをデザートとして出す場合や、デザートビュッフェを取り入れる場合、コース料理に含まれるデザートはカットできないかどうか確認を。また、ウエディングケーキをゲスト全員に配れるサイズにすると費用がかかってしまうので、ウエディングケーキと同じフルーツや素材を使ったケーキを別で準備するというのも一つの手。デザートの足し算・引き算をして、節約できそうなポイントがないかしっかり確認してみましょう。
【後悔しない結婚式にするために】
卒花たちからアドバイス
最後に、料理・ケーキ・ドリンクに関して、卒花たちからのアドバイスをお送りします!
[メニューごとにグレードを選択できるコースがおすすめ]
料理に関して、プリフィックスという、メニューごとにグレードが選べるコースがある会場がおすすめです。メインはとにかく豪華なグレードにして、前菜や魚は一番低いグレードにするなど、メリハリをつけることができます。(ナツコさん)
[ドリンクはゲストの顔触れで決定を]
ゲストがどんなお酒を好むかでドリンクメニューを決めるといいと思います。私の場合、ビールがあれば十分そうだと思い、ビール、焼酎、ワインのシンプルなグレードにダウン。ただしメニューにはカクテルも載せ、注文があった分だけ支払う形に。ゲスト1人当たり1000円の節約になりましたし、カクテルの注文は数杯だったので、トータルでしっかり節約できました。(あきらさん)
[デザートメニューはメリハリをつけて節約を]
ウエディングケーキを配ったり、デザートビュッフェを取り入れたりする場合は、コースの中に含まれているデザートは省いてもいいと思います。ウエディングケーキ、演出のビュッフェ、コースのデザート、いずれかにお金をかければ十分だと思います。(なぎささん)
[こだわりポイントを明確にして]
料理やドリンク、デザートの全てにおいて理想を取り入れると、知らぬ間にかなりの金額UPになってしまうので、絶対節約したくないところと抑えてもいい部分を明確にし、メリハリをつけるといいと思います。(神林さん)
From 編集部
ゲストの顔触れに合わせたラインナップを
料理やドリンク、デザートは、ゲストが期待しているものでもあるので、どんなメニューであれば喜んでもらえそうか、ゲストの顔触れをイメージしながらそれぞれの内容を決めていきましょう。
その中で、お金をかけるポイント、節約してもいいポイントを洗い出し、満足度の高いメニュー構成にしつつもトータルではお金をかけすぎたということにならない工夫をすると◎。メリハリをつけたメニューを会場としっかり話し合い、ゲストもふたりも満足いく料理・ドリンク・ケーキを選んでくださいね。
構成・文/島袋芙貴乃 イラスト/黒猫まな子 D/mashroom design
※記事内のデータならびにコメントは2024年8月に「ゼクシィ花嫁会」のメンバー74人が回答したアンケートおよび、2年以内に結婚式を挙げた20~30代の女性110人が回答したマクロミル調査によるものです
※掲載されている情報は2024年10月時点のものです
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